組織的な大学院教育推進プログラム 東北大学大学院文学研究科
講義カリキュラム (『平成22年度(2010年度) (歴史資源アーカイブ国際高度学芸員養成計画)講義概要』より) ○東北大学大学院文学研究科 キュレイター養成コース・アーキビスト養成コース 文学研究科歴史科学専攻では、平成20年度10月から二つの新しいコースを設置しました。いずれも学芸員資格を有する方を主な対象にした、より高度で、かつ国際的な素養を備えた優れた学芸員としての能力を身につけるためのコースです。 キュレーター養成コース このコースは、さまざまな形の歴史資料(歴史資源)の中で、考古資料・絵画・ 彫刻等の「モノ資料」を研究対象とする専攻分野を中心に学び、将来は、博物 館や美術館、文化財センターなどで活躍する専門家を養成します。 ●対象専攻分野…考古学、文化財科学、東洋・日本美術史、 美学・西洋美術史 アーキビスト養成コース このコースは、文献史料を研究対象とする専攻分野を中心に学び、将来は、 博物館や公文書館、史料館などで活躍する専門家を養成します。 ●対象専攻分野…日本史、東洋史、ヨーロッパ史 いずれのコースの所属学生も、博士前期課程・後期課程において、歴史科学専攻のうちで一つの専攻分野に所属しながら、より幅の広い授業科目を履修し、また両方のコースで提供される高度な学芸員の資質を養成するための各種プログラムにも参加できます。 これらのコースは平成20年度文部科学省「大学院教育改革支援プログラム」に採択された本研究科の「歴史資源アーカイブ国際高度学芸員養成計画」に含まれ、その支援を受けています。 ○大学院GP科目履修について キュレーター養成コース・アーキビスト養成コースへの登録 歴史科学専攻の大学院生で、キュレーター養成コース、アーキビスト養成コー スに登録を希望する人は、所定の様式に、自分の専攻分野の大学院GPの担 当教員(下記6名)から認印をもらって、教務係に提出します(期日は別途掲 示します)。 コースの認定科目 各専攻分野の科目の中から、キュレイター養成コース、アーキビスト養成コー スのそれぞれについて、セメスターごとに大学院GP認定科目が指定されてい ます。各自の関心に従って、より幅広い授業科目を履修し、高度な学芸員とし ての資質を身につけます。 コースの修了 コース登録している院生は、大学院GPの支援を受けながら、各種プログラム に参加することができます。そして次の要件を満たすことにより、いずれかの コースを修了し、修了証を受け取ることになります。 ・博士前期課程 各自が属する専攻分野の「コース認定科目」から、8単位以上を履修する。 各自の専攻分野以外の、いずれかの「コース認定科目」から、4単位以上を履 修する。 2年間で、計12単位以上を履修する。 ・博士後期課程 3年間の在学期間中にコース登録をして、各自が属する専攻分野以外の、い ずれかの「コース認定科目」から、4単位以上を履修する。 なお、博士前期、博士後期課程ともに、「人文社会科学研究(国際高度学芸員研究演習)」を履修することが望ましく、各専攻分野を中心に学びつつ、学際的な素養を養います。 平成22年度 大学院GP担当教員 ・キュレイター養成コース 考古学専攻分野・文化財科学専攻分野 阿子島 香 教授 東洋・日本美術史専攻分野 泉 武夫 教授 美学・西洋美術史専攻分野 芳賀 京子 准教授 ・アーキビスト養成コース 日本史専攻分野 大藤 修 教授 東洋史専攻分野 川合 安 教授 ヨーロッパ史専攻分野 有光 秀行 准教授 歴史資源アーカイブ国際高度学芸員養成計画 開講科目一覧 |