シンポジウム

 山田文法の現代的意義



『日本文法論』刊行100周年

そして山田孝雄博士没後50年



シンポジウム 山田文法の現代的意義(開催報告)

 2008年11月29日(土)、東北大学文科系総合研究棟大会議室におきまして、仁田義雄(大阪大学教授)、斎藤倫明(東北大学教授)、山東功(大阪府立大学准教授)、尾上圭介(東京大学教授)の4名の方々をパネリストに、シンポジウム山田文法の現代的意義が開催されました。当日は晴天にも恵まれ、大勢の皆様に御参加いただきました。

 シンポジウムでは、まずパネリストの先生方から、山田文法の特色をさらに探っていくとどのようなことになるのか、山田文法がもっているものは何か、逆に、山田文法がもっていないものは何か、現代の文法論の展開にも寄与する点とは何か、さらには、知られざる山田文法の一側面とは何かといった点から御発表がありました。その後、「統覚作用」という用語の内実、文法論における単位の問題、文法論の立場といった点から議論が深められました。刺激的な発表と活発な討論があり、また、フロアからも鋭い質問が出されました。

 会場に足をお運びいただいた皆様、またパネリストをお引き受けくださった先生方に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 なお、当日の予稿集には若干の残部がございますので、御入り用の方は、国語学研究室まで御連絡ください。お送りいたします(無料)。

 

   



シンポジウム

 山田文法の現代的意義

『日本文法論』刊行100周年

そして山田孝雄博士没後50年


今年は、山田文法の創始者山田孝雄(やまだよしお)没後50周年であるとともに、その出発点となった『日本文法論』刊行100周年にあたる記念すべき年です。この山田文法を単に過去の偉大な文法論として回顧するのではなく、現代の日本語文法論にもさまざまな問題を提起する「生きた文法論」としてとりあげ、山田文法の長期的展望を得るためにこのシンポジウムを企画しました。パネリストには、日本語文法論・日本語研究史の第一人者の方々をお招きします。

山田文法とその後の陳述論争
仁田義雄(大阪大学教授)
言語単位から見た山田文法の組織をめぐって
斎藤倫明(東北大学教授)
山田文法と学校文法
山東功(大阪府立大学准教授)
文法論で問うべきことは何か
尾上圭介(東京大学教授)

2008年11月29日(土) 14:00〜17:30

東北大学文科系総合研究棟大会議室

交通:仙台駅西口バスプール9番のりば発
「東北大学川内キャンパス」バス停下車

主 催: 東北大学大学院文学研究科国語学研究室
共 催: 科研費「小林好日を通して見た近代日本語学
確立期の学史的研究」プロジェクト
   (研究代表者:斎藤倫明)
連絡先: 東北大学大学院文学研究科国語学研究室
  TEL&FAX 022-795-5988

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