東北大学文学部日本語教育学専修

研究室で勉強できること

特色

日本語教育学専修では、実践的な日本語教育の能力と、 研究の能力の養成を目指しています。

実践的な教育の能力は、日本語教師に必要とされるのはもちろんですが、 日本語を教える場合のみならず、より一般的に 「誰かに何かを教える時に、どのように工夫すれば効率よく教えられるか」 ということにも応用できるものです。 また、自分が何かを学ぶ際にも、どのような点に注意すればいいのか、 ということにもつながります。

研究の能力は、教育現場を改善していくための手法として、 日本語教師に必要不可欠なものです。 当研究室では、データを重視した研究を中心に教育しています。 このため、より一般的に何かを理解しようとする時に、 どのようなデータを集めればいいのか、集めたデータから何が読み取れるか、 を決定する際にも応用ができます。また、 他人がデータから何かを主張している時に、そのデータの解釈に問題はないかなど、 批判的に見ることができるようになります。

これらの2つの能力は日本語教育に携わる者にとって、車の両輪のようなもので、 どちらか一方だけできればいいというものではありません。 また、教育現場での問題点が研究の動機につながり、 研究の成果として教育現場が改善されるというように、 相互に補い合う関係にあります。 当研究室では、この2つの能力のバランスのよい養成を目指しています。

履修モデル

研究室の標準的な学習内容を指定するものとして、「履修モデル」があります。 研究室に所属する学部生は、この履修モデルに沿って授業を履修をしていくことが想定されています。 履修モデルで必要とされる授業を履修していない場合、卒業論文の提出が認められないことがあります。

→ 日本語教育学専修 履修モデル (2010年版)

授業紹介

各年の授業の詳細については 『授業概要』 をごらんください。

日本語教育学 概論

日本語の仕組みや日本語の教育方法について、基礎的な内容を講義します。 とりあげる内容は、年度によってかわります。

現代日本論 概論

日本社会の仕組みについて、特に家族や職業などの制度的な側面に焦点をあてて講義します。

日本語教育学 基礎講読

外国語学習や日本語文法について、基礎的な文献を講読します。

現代日本論 基礎講読

論文の書きかた研究の基本的な方法 を習得する授業です。

日本語教育学 講読

日本語の仕組みについての理解を深めるため、文献の講読をおこないます。

日本語教育学 各論

年によって、さまざまなテーマを取り上げて講義します。 過去の授業テーマとしては、たとえば、母語話者と学習者の日本語会話の比較、教室活動における教師の役割、などがあります。

日本語教育学 演習

年によって、さまざまなテーマを取り上げ、演習形式で実践的なトレーニングをおこないます。 過去の授業テーマとしては、たとえば、日本語会話の分析、教室活動のデザイン、インターネット上のリソースを利用した日本語教材の作成などがあります。

現代日本論 演習

インタビューや質問紙による調査法と、収集したデータを統計的に分析する技法を学ぶ授業です。 実際に調査を計画して実施すること、またコンピュータを使ってデータ分析をおこなうことが求められます。

日本語教育学 実習

日本語授業の運営を実際におこない、教室研究と学習者研究の基礎を身につけます。 日本語教育学研究室の履修モデルの中心をなす授業です。

日本語教育学実習

集中講義

学外からの講師による集中講義があります。 第一線の専門家による講義を受けることができます。

最近12年間の集中講義:

過去の集中講義一覧

その他の授業

国語学、言語学、心理学、社会学、行動科学などの関連領域をふくめ、はばひろく履修することが望ましい。 授業概要 を参照。

卒業論文

4 年次には、卒業論文を執筆します。 それまでの学修で得た知識と技術を活用して、自分自身の問題関心に沿ってテーマを設定し、オリジナルな研究成果を論文としてまとめるものです

その他の行事

大学院 夏季日本語教育実習プログラム

大学院の授業「日本語教育論実習」(I/II) の一環として、毎年7月から8月にかけて、 「夏季日本語教育実習プログラム」 をおこなっています。 このプログラムでは、例年、 約20名の学習者を対象に、日本語授業をおこないます。 大学院生が運営する実習プログラムですが、学部生もさまざまな形で協力して、参加者と交流することが期待されています。

海外インターンシップ

さまざまな外部資金を得て、海外の大学等での日本語教育の実態に学生が直接触れるインターンシップの機会をできる限り設けています。

2009年度以降、独立行政法人国際交流基金の事業で、海外の日本語教育現場を実際に体験する「海外インターンシップ」プログラムに参加しています。韓国 (忠南大学)、タイ (サイアム大学)、インドネシア (マナド大学)、米国 (ディキンソン大学) などに学生を派遣して、それぞれの大学で日本語授業を実際におこなったり、見学したりするものです。

海外インターンシッププログラム

講演会など

日本語教育に関する 講演会やシンポジウム を毎年企画しています。


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