2年次には、日本語教育学を学ぶ上で必要な知識と考え方を学ぶ「概論」「基礎講読」の授業があります。 日本語教育の基礎的な知識や社会における意義や役割、日本語を教える際の文法の捉え方、日本語を学ぶ学習者の多様性、日本語教師に必要となる資質・能力、 日本語教育のコース・デザインなどについての授業があります。
3年次の授業では、日本語教育に関するさまざまな問題を扱います。 開講する授業の内容は年によって異なります。 コースカリキュラムの評価、話し言葉の教育、異文化コミュニケーション、地域日本語支援などを扱います。 上記の日本語教師養成段階において学ぶべき必須の教育内容以外にも、現場に出る前に身につけておくべき内容はたくさんあります。 それらについては、文学部の他の専修の講義を受講することで網羅することができます。 実習実習は3年次に行われ、実践的な教育能力養成の場となっています。 他の授業で学んだ理論などを生かして、実際に外国人に日本語を教えてみるプログラムです。 東北大学金属材料研究所の留学生や研究員を対象にした教壇実習(6セメスタ)に加えて、コースの企画・運営・評価も学生自身が行います。 自分の授業を録画して、授業後に自己分析やディスカッションを行い、授業改善をします。
4年次には、各自の興味にしたがってテーマを設定し、卒業論文を執筆します。 研究テーマは、日本語・日本語教育に関するもの、異文化間コミュニケーションに関するものなど、多岐にわたります。 年間に3回の発表会(4月:構想、10月:中間、1月:最終)を開催し、研究と執筆を進めます。 以下は、最近の卒業論文の主なタイトルです。
日本語を教える日本語教師として、あるいは日本語を母語としない人々の日本語学習の支援者として巣立っていった卒業生は、 国内外の場で活躍し、そのネットワークを通じてその輪を広げるとともに、日本語を通じて人をつなぎ、これからの新たな関わりや社会を生み出しています。 その他、本専修で身についた言語教育に関する専門知識、異文化コミュニケーションカ、異文化理解力、課題解決力などを生かし、 公務員、大学職員、学校教員として外国人と日本社会をつなぐ仕事に従事したり、国内外の大学院に進学してさらに専門性を高めたり、 教育関連企業や商社などで国際的に活躍している卒業生も多くいます。
海外の日本語教育現場を実際に体験するインターンシップを行っています。 実際の教育現場を見学させてもらったり、活動に参加させてもらったり、現地の学習者と交流したりするだけではなく、その現場で教えてみるという教壇実習も含まれます。
2週間海外の日本語教育現場を体験します。日本語の授業の見学や現地の教員の指導を受けながら教壇実習を行います。
3ヶ月以上〜1年、海外の日本語教育現場に行き、現地の先生から指導を受けながら、教育実習を行います。これまでに、ベイラー大学(米国)、プーラ大学(クロアチア)への派遣実績があります。交換留学という形での派遣や、休学をしての派遣など、様々な形がありますので、興味のある人は一度教員に相談してみてください。 体験者の報告は こちらから
日本語教育学を学ぶ上で必要な知識と考え方については、学部開講の「概論」「基礎講読」「演習」「実習」の授業があります。 日本語教育の基礎的な知識や社会における意義や役割、日本語を教える際の文法の捉え方、日本語を学ぶ学習者の多様性、日本語教師に必要となる資質・能力、 日本語教育のコース・デザインなどについて学びます。 基礎知識が不安な場合は、学部授業を積極的に履修します。
大学院の授業では、日本語教育の実践や研究に関するさまざまな問題を扱います。 開講する授業の内容は年によって異なります。 第二言語習得研究、言語技能と教育、言語教育と情報、異文化コミュニケーション、地域日本語支援、日本語教育の現状、言語理解学習過程、言語と社会・文化などについて扱います。 なお、上記の日本語教師養成段階において学ぶべき必須の教育内容以外にも、現場に出る前に身につけておくべき内容はたくさんあります。 それらについては、文学研究科の他の専修の講義を受講することで網羅することができます。
実習は1年次に行われ、実践的な教育能力養成の場となっています。 他の授業で学んだ理論などを生かして、実際に外国人に日本語を教えてみるプログラムです。 様々な教育現場で対応できるように、個々の授業をデザインできる力だけではなく、学習者や学習者の置かれている環境、社会のニーズなどを考慮し、 包括的にプログラムをデザインし、コーディネートする力も養います。
各自の興味にしたがってテーマを設定し、修士論文を執筆します。 研究テーマは、日本語、日本語教育の実践、異文化間コミュニケーションなど、多岐にわたりますが、「日本語教育への貢献」が前提となります。 「総合演習」を通じて発表を繰り返しながら、研究と執筆を進めます。 以下は、最近の修士論文の主なタイトルです。
日本語を教える日本語教師として、あるいは日本語を母語としない人々の日本語学習の支援者として巣立っていった修了生は、 国内外の場で活躍し、そのネットワークを通じてその輪を広げるとともに、日本語を通じて人をつなぎ、これからの新たな関わりや社会を生み出しています。
本学の教員による授業以外に、学外から第一線で活躍する研究者を招いて集中講義を毎年行っています。 講師と授業内容はその年によって変わります。
また、国内外からの旬の研究者を招いて講演会や研究会を行ったり、自分たちで勉強会を企画したりしています。
日本語教科書をはじめ、日本語教育、日本語学、言語教育、異文化コミュニケーション等の書籍・雑誌をそろえています。
一方の壁がマジックミラーになっており、隣室から授業の様子が観察できます。
日本語教育学研究室では、例年、つぎのような行事を行っています。