インタビュー: 菊池麻衣

2010年卒 学士

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東北大学日本語教育学研究室を卒業・修了してから、これまでの経歴を教えてください。

2010年4月(株)ベネッセコーポレーションに新卒で入社、2010年から2014年まで国内の高校生向け通信教育事業で、編集者として情報誌製作に従事し、部内異動で、2014年から2015年まで進路相談サービスの立ち上げ、組織運営に携わる。 社内公募制度で、子会社のベルリッツアメリカ本社に2015年~2016年と駐在。2016年から2019年まで留学事業で、アウトバウンドの短期留学の企画開発を担当、2020年よりリカレント教育の講座開発を担当。

現在のお仕事の内容について教えてください。

リカレント教育(学び直し、生涯学習)分野で、社会人向けのオンライン講座開発に携わっています。私自身が講座をつくるのではなく、各分野のプロの方に講師になっていただき、講座を世に出すためのサポートを中心に行っています。日本は世界の中でも「大人が学ばない」ことが大きな課題となっている国なのですが、その課題を解決するための学びの場を提供するべく、業務に取り組んでいます。

東北大学日本語教育学研究室で学んだことは、現在のお仕事で生かされていると思いますか?具体的にどんな時にそう感じますか?

日本語教育学研究室では、研究室内はもちろん、実習等で様々なバックグラウンドを持った人たちとコミュニケーションをとる機会がたくさんあると思いますが、その経験は現在の仕事でも役立っていると思います。また、学習を進めるうえで、どのように伝えたら理解が深まるか、その学習者にとって必要なことは何なのかを考える姿勢も、現在の仕事で必要なことだと日々実感しています。

今のお仕事の魅力を教えてください。

社内だけでなく、講師となってくださるプロの方々、講座の造成やオンラインプラットフォームの運営を行っている事業パートナー企業の方々など、自分とは異なるバックグラウンドを持った多才な人たちと一緒に仕事ができること。そうして作ったものが、ひとりでも多くの日本の大人が学び続けるきっかけになっていってくれたら、さらに嬉しいです。

日本語教育学研究室の在籍生にメッセージをお願いします。

日本語教育学研究室は、日本語教育という枠組みを飛び越えて、たくさんのことを学ばせてくれる場所、挑戦することを応援してくれる場所だと思います。あっという間に過ぎていってしまう大学生活、動いた者勝ち、やった者勝ちの精神で、自分のやりたいことをやりきってください!それが社会人になってからもきっと生きると思います。

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