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『越境する都市とガバナンス』

吉原直樹ほか編 『越境する都市とガバナンス』(法政大学出版局, 2006年)

似田貝香門、矢澤澄子と共編著。2006年3月刊、法政大学出版局。

グローバル化の進展にともない、国民国家の結節点としてあった都市はいまや異なる諸主体、異なる諸階層が交差し、交感し、交流する共存的世界を招来し、そのありかた自体が問われている。

本書は、かつてない変容を迫られつつある都市的世界の「いま」を、理論と実証を踏まえ、公共圏、サステイナビリティ、ガバナンス、ジェンダー、シティズンシップなどさまざまな側面から問い直す。

 目次

序章 越境と共存的世界 (似田貝香門)

   I 都市空間の変容とローカリティの形成

1 章 グローバリゼーションと都市空間の再編 (町村敬志)  2 章 成長管理からサステイナブル・シティへ (西山八重子)  3 章 コミュニティ・リ・デザインとネットワーク (清水亮)

   II 都市の共存的世界とガバナンス

4 章 グローバル化と個人化のなかのソーシャル・ガバナンス (武川正吾)  5 章 都市の親密圏/公共圏とケアの危機 (矢澤澄子)  6 章 「居住収縮」現象と社会的実践としてのまちづくり (森反章夫)  7 章 「複数化」する都市のセルフ・ガバナンス (中澤秀雄)

終章 「グローバルな市民社会」と場所のナラティブ (吉原直樹)