1976年9月生まれ。2000年3月、東北大学文学部卒。2007年3月、東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院医学系研究科特任助教を経て、現在、昭和大学研究推進室講師。 専門は、医療社会学、生命倫理学。
- 2013,「「死にゆく人々とのコミュニケーション」を支えるもの」『緩和ケア』23(6):438-441.
- 2013,「病院勤務医のがん患者への予後告知の現状―在宅緩和ケア遺族調査から」『緩和ケア』23(5):411-415(藤本穣彦・相澤出・諸岡了介との共著).
- 2013,「臨床研究におけるリスク・ベネフィット評価」『医学のあゆみ』246(8):539-544.
- 2013,「日本の臨床研究ガバナンス―その歴史と特徴を探る」『臨床薬理』44(2):131-135.
- 2012,「在宅ホスピス調査の企画と設計―調査票デザインの観点から」『島根大学社会福祉論集』4: 17-30(藤本穣彦・諸岡了介・相澤出との共著).
- 2012,"Ethical Issues of Placebo-Controlled Studies in Depression and a Randomized Withdrawal Trial in Japan:Case Study in the Ethics of Mental Health Research,"The Journal of Nervous and Mental Disease,200(3):255-259(with Maki M. Yamada and Kenji Matsui).
- 2010,「研究倫理のフロンティア―ヘルシンキ宣言の歴史と現在」『循環制御』31(3):177-181.
- 2010,「臨床研究における利益相反―国内外の研究倫理ガイドラインの動向」『精神神経学雑誌』112(11):1130-1135.
- 2010,「医学研究規制政策の新たな展開―分裂から統合へ?」『保健医療社会学論集』21(1):32-38.
- 2010,"Unintended Consequences of 'Soft' Regulations:The Social Control of Biomedical Research in Japan,"International Journal of Japanese Sociology,19:4-17.
- 2010,「研究倫理ガイドラインの近年の動向―「臨床研究に関する倫理指針」の改正を中心に」『内分泌・糖尿病・代謝内科』31(1):81-89.
- 2010,"Research,Practice,and Innovative Therapy:On the Theoretical Models of Robert J. Levine,"Asian Bioethics Review,2(3):229-239.
- 2009,「コミュニティを基盤とするスピリチュアルケア―緩和ケアへの公衆衛生的アプローチ」『緩和ケア』19(1):39-42.
- 2008,「革新的治療をどう規制するか―研究倫理からのアプローチ」『Organ Biology』15(2):15-27.
- 2008,「現代の看取りにおける〈お迎え〉体験の語り―在宅ホスピス遺族アンケートから」『死生学研究』9:205-223.(諸岡了介・相澤出・岡部健との共著)
- 2007,「研究と診療を区別する二つのモデル―ヘルシンキ宣言からベルモント・レポートへ」『医学哲学 医学倫理』25:21-29
- 2007,「現代の看取りと家(イエ)―在宅ホスピス遺族アンケートから」『文化』71(1,2):46-64(相澤出・諸岡了介・岡部健との共著)
- 2006,「臨床試験のリスクとその公正な分配―TGN1412事件の社会倫理学的考察」『臨床評価』34(Suppl XXIV):149‐162.
- 2006,「医療倫理における「研究と治療の区別」の歴史的意義―日米比較の視点から」『臨床倫理学』4:95‐115.
- 2006,「確率化する医療と「インフォームド・コンセント」の誕生」杉田米行監修『日米医療保障比較』アーキテクト,2‐23.
- 2006,「専門職と「開かれた自律」―後期パーソンズ医療社会学の射程」『社会学研究』79:85‐109.
- 2005,「地域社会におけるホスピス運動の多元的形成と展開―岡山の事例にみる3つの「理念」の競合」『保健医療社会学論集』16(1):1‐12.
- 2004,「生命倫理政策と「宗教の声」―米国のクローン・幹細胞研究をめぐる議論から」『福音と世界』59(12):42‐47.
- 2004,「生命倫理の「世俗化」とその帰結―宗教倫理と世俗倫理のあいだ」『カトリック社会福祉研究』4:91‐119.
- 2003,「宗教と生命倫理―初期バイオエシックスにおけるアメリカの宗教的伝統」『社会学研究』73:111‐134.
- 2002,「R.フォックスのバイオエシックス論―生命倫理の社会学へ向けて」『社会学年報』31:83‐100.
- 2013,「医療・看護―病いとケアの経験を記述する」藤田結子・北村文編『現代エスノグラフィー―新しいフィールドワークの理論と実践』新曜社,158-165.
- 2012,「死にゆく過程をどう生きるか―施設と在宅の二者択一を超えて」安藤泰至・高橋都編『シリーズ生命倫理学第4巻 終末期医療』丸善,108-125.
- 2012,「未決の問いとしてのがん告知―その後を生きる患者の語りから」三井さよ・鈴木智之編著『ケアのリアリティ―境界を問いなおす』法政大学出版局,201-232.
- 2011,「ベルモント・レポートの倫理原則」「尊厳性に属すること」笹栗俊之・池松秀之編『臨床研究のための倫理審査ハンドブック』丸善出版,42-44,115-125.(井上悠輔との共著)
- 2011,「最期まで生きるために―ホスピス・緩和ケアの現場から」玉井真理子・大谷いづみ編『はじめて出会う生命倫理』有斐閣,167-185.
- 2010,「専門職の「自律」の転換―医学研究を監視するのは誰か」仲正昌樹編『叢書アレテイア12 自由と自律』御茶の水書房,273-299.
- 2010,「薬の規制」「タルコット・パーソンズ」「人体実験」「生命倫理」中川輝彦・黒田浩一郎編著『よくわかる医療社会学』ミネルヴァ書房,92-93,164-167,178-183.
- 2010,「見える宗教 見えない宗教―超越性のダイナミズム」早坂裕子・広井良典・天田城介編著『社会学のつばさ―医療・看護・福祉を学ぶ人のために』ミネルヴァ書房,123-141.(諸岡了介との共著)
- 2009,「受け継がれていく生」清水哲郎監修/岡部健・竹之内裕文編『どう生き どう死ぬか―現場から考える死生学』弓箭書院,227-244.
- 2009,「中絶と胎児研究の倫理―全米委員会の議論をてがかりとして」玉井眞理子・平塚志保編『捨てられるいのち、利用されるいのち―胎児組織の研究利用と生命倫理』生活書院,75-103.
- 2008,「死の臨床における世代継承性の問題―ある在宅がん患者のライフストーリー」桜井厚・山田富秋・藤井泰編『過去を忘れない―語り継ぐ経験の社会学』せりか書房,139-156.
- 2008,「医師の視点からみた研究倫理―金沢大学付属病院無断臨床試験訴訟を事例として」杉田米行編『日米の医療―制度と倫理』大阪大学出版会,129-150.
- 2007,「「看取り」を支える市民活動―ホスピスボランティアの現場から」清水哲郎編『高齢社会を生きる―老いる人/看取るシステム』東信堂,117-138.
- 2004,「宗教と倫理―現代社会における「聖なるもの」のゆくえ」早坂裕子・広井良典編著『みらいを拓く社会学―看護・福祉を学ぶ人のために』ミネルヴァ書房,86-101.
- 2012,(書評)「菱山豊『ライフサイエンス政策の現在―科学と社会をつなぐ』」『社会と倫理』27: 208-209.
- 2010,(評伝)「阿部恭嗣の生涯」阿部恭嗣著/竹之内裕文編『七転び 八起き寝たきり いのちの証し―クチマウスで綴る筋ジス・自立生活20年』新教出版社,314-322.
- 2010,「研究倫理はなぜ必要か―臨床研究の歴史に学ぶ」『ビオフィリア』23:71-74.
- 2010,(文献紹介)「レネー・C・フォックス『生命倫理をみつめて』小林多寿子編著『ライフストーリー・ハンドブック―ひとがひとに会うために』嵯峨野書院,96-99.
- 2009,"Classes of Activities in Clinical Laboratories:Practice, Research, or Else?" Asian Bioethics Review,1(3):281-284(with Kenji Matsui).
- 2009,(コラム)「ホスピス・緩和ケア」「安楽死」「死のタブー化」清水哲郎監修/岡部健・竹之内裕文編『どう生き どう死ぬか―現場から考える死生学』弓箭書院,47,117,140.
- 2007,(項目執筆)「臨床試験と被験者の保護」『応用倫理学事典』丸善,312-313.
- 2006,「被験者保護システムの構築に向けて」『臨床倫理学』4:3‐8.
- 2004,(書評)「レネー・C・フォックス『生命倫理をみつめて―医療社会学者の半世紀』」『保健医療社会学会論集』14(2):65‐66.
- 2007, 生命倫理百科事典翻訳刊行委員会編・日本生命倫理学会編集協力『生命倫理百科事典』丸善.(「医療倫理(ヨーロッパの歴史:現代)」の「イギリス」「アイルランド共和国」「ロシア」を担当)
[医療社会学,生命倫理学,宗教社会学,科学技術社会論,理論社会学,アメリカ社会論,死生学,質的研究法]