1945年、鹿児島県生まれ。専攻は、福祉社会学、地域福祉論、ドイツ社会論。西九州大学家政学部社会福祉学科助教授を経て、現在は、鹿児島国際大学福祉社会学部教授。独マルティン・ルター大学社会人類学研究所客員教授(2004年9月〜2005年8月)。博士後期課程2年(社会人コース)に在籍。
戦前日本の貧困者救済は法に基づく政策というに値しないものであった。公的救貧法制の不完全さを部分的救貧制度で補完しようとするが、ここでは貧困者救済における「日本化」を推進する方面委員制度の歴史的意義や展開を中心に考究する。