中国語学中国文学研究室のスタッフは、先秦両漢文学を専門とする矢田教授、元明清の戯曲・小説を専門とする土屋教授、中国語学を専門とする張佩茹准教授、の三名です。 大学院生は、内部進学者はもとより、外部から入学してくる人も少なくありません。大学院入学を志望する学生への門戸は、大きく開かれています。当研究室は、中国語学・中国文学の研究を志す方の入学を心より歓迎します。
専門の授業の代表として、矢田教授「楚辞文学研究」があります。『楚辞』をテクストとして、演習発表を行う授業です。授業では中国語による音読、ないしは訓読法を用いて、文章を読解していきます。大学院入学にあたっては、中国語と漢文訓読のどちらも習得していることが望まれます。 「中国語学史文学史上の諸問題」は、大学院生がそれぞれの研究テーマに関する発表を行う授業です。発表に対する共同討論を通じて、研究内容を深めるための授業といえます。担当者が発表準備をすることはもとより、 他の受講者も発表に対する意見・質問をぶつけるために、自分の研究テーマ以外にも目を向けて、中国語学・文学に関する知識を広く学んでおかねばなりません。大学院では、進んで自学自習する姿勢が求められます。 また、あることばないしは文学作品が生み出される背景を考えるうえでは、その背後にある思想的影響あるいは歴史的背景を考慮に入れねばならない場合があります。 したがって、同じ中国学分野の中国思想・東洋史の授業を受講することにより、ことばや文学作品が醸成される場を多角的にとらえる目を養うことも望まれます。
なお、専攻分野の授業のみならず、研究室構成員の有志による読書会も開かれています。文言文および現代文の文章を読み、学生同士で切磋琢磨しあうことを通じて、研究の質の向上を目指しています。 また中国思想・東洋史専攻の学生と合同で行う読書会もあり、研究室の枠を飛び越えて、研鑽を積む場も設けられています。
当研究室では、次の課程の学生を募集しています。 ・博士課程前期2年の課程 一般選抜 社会人特別選抜 ・博士課程後期3年の課程 一般選抜 社会人特別選抜(社会人研究者コース) 出願資格・入試日程などは、大学院受験生の方をご確認いただき、不明な点は文学研究科教務係にお問い合わせください。 また、大学院入学試験過去問題のオンライン閲覧で過去問題を閲覧することが可能です。
当研究室へ連絡・相談される場合は、以下のようにお願い申し上げます。 (研究室を訪問する) 毎年7月末に、本学では学部入学者向けにオープンキャンパスを開催しており、同時に、文学研究科では大学院入学者向けの説明会を行います。また、毎年6月に、文学研究科では大学院入学志願者のためのオープン研究室を行います。詳しくは東北大学 大学院文学研究科・文学部ウェブサイトをご確認ください。この機会を使用して、研究室にお越しください。歓迎いたします。
(メールで相談する) 下記の当研究室アドレスにご連絡ください。 相談は、研究室で対応し、教員個人での対応はいたしません。下記のメールアドレス以外(郵便、電話、教員個人のメールアドレス等)に、お問い合わせいただいた場合は、受理・返答いたしませんので、ご注意ください。 naoki.sugawara.a2*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください) メールの件名は「大学院志望(○○○)」(「○○○」には志望者氏名を記入)としてください。