研究テーマ

1. 社会紛争と社会運動を焦点とする社会変動学の構築。社会紛争論、社会運動論の理論的・実証的研究をふまえ、社会運動,NGO・NPOの近年の動向とその役割などに注目しながら、公共政策の転換のダイナミズムに着目し、社会変動学の体系化をはかる

2. 環境社会学の体系化。環境社会学的諸研究の国際的・国内的な蓄積をふまえ、環境経済学や環境法学との学際的交流をすすめ、環境問題と環境運動、環境政策のケーススタディにもとづいて、環境社会学の体系化をはかる

3. 原子力・エネルギー政策の政策決定過程の比較社会学的研究。原子力政策の転換過程、エネルギー利用の効率化、再生可能エネルギーの開発・普及政策、地域レベルでの温暖化防止活動などに焦点をあて、政治・社会構造、社会運動セクターおよびメディアの役割などに注目しながら、比較社会学的な研究をすすめる

4. 公共社会学の視点からの日本社会学史の再構築。public・市民社会・「世間」と社会学者・社会学の関わり、相互作用に焦点を定め、日本社会学史の再構成をはかる

プロフィール


1語 社会学者

100字バージョン

尚絅大学大学院特任教授。社会変動論、環境社会学、社会運動論など。1954年山形県生まれ。『脱原子力社会へ』(岩波新書、2011年)ほか。環境問題をめぐる紛争、環境政策の転換とNGO/NPOの役割などを研究。

150字バージョン

尚絅大学大学院特任教授。東北大学名誉教授。1954年山形県生まれ。環境社会学、社会運動論、社会変動論など。『脱原子力社会へ』(岩波新書、2011年)、『脱原子力社会の選択 増補版』(新曜社、2011年)ほか。環境問題をめぐる紛争、環境政策の転換にはたす社会運動の役割などを研究。
 座右「石ころ一つあれば一生遊べる」(熊谷守一)。

400字バージョン

尚絅大学大学院特任教授。東北大学名誉教授。社会学者。社会学博士。社会変動論、環境社会学、社会運動論などを専攻。
 1954年山形県上山市生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、国際社会学会理事、『環境と公害』編集同人、公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)理事長、など。
 主著に『脱原子力社会へ』(岩波新書、2011年)、『脱原子力社会の選択 増補版』(新曜社、2011年(原著1996年))、『社会運動の現在』(有斐閣、2020年、編著)、『核燃料サイクル施設の社会学』(有斐閣、2012年、共著)、『社会学 新版』(有斐閣、2019年、共著)、『環境運動と新しい公共圏』(有斐閣、2003年)ほか。日本の環境運動や地球温暖化問題への草の根的・地域的な取組について、英文の著書・論文や学会報告などをつうじて、国際的に発信している。1996年に先駆的に「コラボレーション」、日本版「グリーン電力」運動などを提唱。
 趣味は、俳句(俳号・冬虹(とうこう))。句集『緑雨』。

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