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学部編

行動科学研究室を志望する学生の方へ(学部編)


このページでは、主に東北大学文学部の1年次の学生を対象に、所属専修の決定の際に参考になるような資料を公開しています(現在の制度では、大学入学時には「東北大学文学部」として一括入試を行い、学部2年に進学する際に所属専修を決定することになっています)。 しかし、学部入学前の方にも、行動科学研究室で体験できること・研究できることを知っていただき、志望校選択の際の資料になれば、と思います。


 教員からのメッセージ


[教授]佐藤 嘉倫(さとう よしみち)

私は社会計画や社会運動の研究と信頼関係の研究、社会階層論を中心に行っています。分析のための道具としてはゲーム理論という数理モデルやコンピュータ・シミュレーションを用いています。私が学生に指導できることも大体このような研究領域です。皆さんと一緒に数理モデルを解析したりコンピュータ・シュミレーションを実行したりすることを楽しみにしています。  知的好奇心のある人にぜひ行動科学に来て欲しいと思っています。たとえば、「なぜ東日本大震災の後に、多くの人はパニック状態にならずに、秩序ある行動をとれたのか」とか「なぜ多くの国が(見返りは期待できないのに)被災者・被災地の救援作業を支援したのか」などなど、素朴な疑問でもよいですから自分なりの疑問を追求する人が好きです。裏返せば、世の中のことを分かり切ったかのような態度を取る人はあまり行動科学に来て欲しくありません。積極的に社会の謎解きに取り組もうとする人はぜひ来て下さい。


[教授]木村 邦博(きむら くにひろ)

人間の行動と社会に関して「なぜ?」という疑問を持つことを、大切にしていただきたいと思います。ただし、その問いについて探究する過程で、むしろ方法論的な問題への関心が高まってくる場合もあるでしょう。「なぜ?」という問いに対する答えを出すのが難しそうであれば、方法論的な問題・課題の方に取り組んでみるのもまた、評価される成果を上げ、充実感・達成感を得るにはよい戦略ではないかとも考えています。
何を主に研究・勉強するかにかかわらず、皆さんに身につけてほしいと願っているのは、特に、情報収集技術、論理的な分析力、プレゼンテーション技術などです。これらの考え方や技術は、研究室という枠を越えて、いろいろなところで役に立つものだと思います。
なお、私の研究・教育活動に関する情報は、http://www2.sal.tohoku.ac.jp/~kkimura/ に掲載しています。ご覧いただければ幸いです。


[教授]浜田 宏(はまだ ひろし)

私はこれまでに,「多くの社会の所得分布が共通の性質を持っているのはなぜか?」「多様な属性からなる人々の多くが,『自分は中流だ』と感じるのはなぜか?」「高等教育機関の定員増により,階層間不平等は必ず減少するといえるか?」といった問題を,主に数理モデルを使って考えてきました.授業では数理モデルの作り方,プログラムの書き方,統計分析の数学的基礎などを教えています.
複雑で曖昧な社会の現象を数学によって表現し,そこに潜むメカニズムを解明していくプロセスには,思いもよらない感動が潜んでいます.しかし感動するためにはある種の知識や訓練が必要です.私は行動科学研究室という場所を,知的な感動を体験するための基礎能力を養う場所にしたいと考えています.
http://www2.sal.tohoku.ac.jp/~hamada/


[准教授]永吉 希久子(ながよし きくこ)

私は、「なぜ差別は起こるのか?」、「文化的に異なる人たちとの『共生』はいかにして可能になるのか?」ということをテーマに、研究を行ってきました。中心的に扱っているのは、外国人住民に対する差別の問題ですが、社会保障制度に関する問題や、若年非正規雇用問題など、より広いテーマにも関心があります。分析手法としては、量的データ(アンケートや政府統計など)の分析、政策の比較、インタビュー調査、など、実証研究の手法を用いています。行動科学を学ぶことで身につく力は大きく分けて二つあります。一つ目は、自分たちを取り巻く社会とそこに暮らす人たちへの「想像力」です。行動科学では、私たちひとり一人の意識や行動が、私たちを取り巻く社会の構造に影響を受ける、そのメカニズムについて考えます。こうした行動科学の考え方を身につけることで、物事を客観的に、かつ、複数の視点からとらえることができるようになり、自分の中の常識を離れて、社会の中の様々な現象が起こるメカニズムを考えることができるようになります。二つ目は、アンケートデータやインタビューデータなどを読み解く力、調査についてのリテラシー能力です。統計や社会調査法の授業を通じて、自分で調査をするための手法だけではなく、メディアなどで取り上げられているデータを正しく読み解く力が身につくことと思います。社会の中に流通する、「わかりやすい話」から一歩踏み込んで、様々な現象の背景に何があるのかを考えてみたいという方は、ぜひ私たちと一緒に学んでいきましょう。


[研究助手]鈴木 伸生(すずき のぶお)

行動科学研究室は,世界レベルの数理・計量社会学者が所属する研究室です.そのメリットは,何よりも,みなさんが一流に近づくための「環境」にあります.日頃から,一流の人たちに学び,ともに議論し,ときには反論することを通じて,知らず知らずのうちに,みなさんは高みに到達していることでしょう.良いロールモデル(模範的な人物)と接触すればするほど,より大きな成長が期待できるのです.そのため,もし,みなさんが行動科学に興味・関心があるならば,ぜひとも先生方に積極的に接してもらいたいと思います.みなさんと一緒に知的好奇心を探求できることを楽しみにしています.


 行動科学研究室FAQ(よくある質問)

オリエンテーション等で、1年生からよく尋ねられる質問について、まとめてみました。



Q.1 行動科学はどういう学問なのですか。

A こちらをご覧ください。



Q.2 行動科学研究室では、実際にどういった研究をしているのですか。

A 大きく3つの研究に分けることができます。

  1. 理論編 社会現象を数学を用いて定式化しています。数学を用いることで、それまで言葉で説明するだけではあいまいだったり、見落としていた部分を分析することができます。具体的には、環境問題に代表されるような社会的ジレンマや、社会運動に代表されるような集合的な行為、人間の信頼関係などを説明しています。
  2. 社会調査編 現代日本社会に住む人々が実際に何を考えていて、どういった行動をしているのかを知るために、調査票を用いた社会調査を行っています。具体的には、大きく4つのテーマがあります。まず、廃棄物を中心とした環境問題に関する調査研究があります。近年社会問題としても大きく取り上げられるゴミ問題について、個人の意識や行動との関係でその実態を明らかにしています。第二に、教育と社会に対する高校生の意識調査があります。高校生の意識に対して学校や親がどのような影響を与えているのかという問題を中心に分析しています。第三に社会階層や不平等・不公正の問題に関する全国調査(SSM調査)があります。1995年に全国の研究者と共同して10年に1回行われるこの調査を実施しました。第四に青少年性行動調査があります。中学生・高校生・大学生を対象に性に関する意識と行動に関する調査を行っています。
  3. 実験室実験・調査編 社会的ジレンマや感情統御理論などの実験室実験や調査を行っています。


Q.3 行動科学は、社会学や心理学となにが違うのですか。

A

対・社会学
東北大学の社会学は、質的調査(インタビューや参与観察など)と文献研究が主です。対して、行動科学では、量的調査と数理・シミュレーションを用いた研究が主です。特に、数理やシミュレーションを学ぶことができる点は、東北大学の行動科学研究室の特徴です。

対・心理学
行動科学では、知覚や学習など基礎心理学や臨床系の応用心理学は扱っていません。社会心理学とは重なる部分も多く、態度、集団意思決定、規範の形成などの問題については行動科学でも中心的に取り扱っています。心理学では主に実験によってデータを集めることが多く、社会調査を行い大量の調査データを分析するということはあまりありません。

また、社会学や心理学と区別される行動科学の特色として、ミクロ−マクロの多水準分析を挙げることができます。これらの学問はみな人間と社会を対象としていますが、心理学は個人の意識や行動(ミクロ)に、社会学は社会(マクロ)の方に、より重点をおいて研究が進められるのに対し、行動科学はミクロ−マクロの関係そのものに着目して研究します。



Q.4 数学が不得意ですが、大丈夫でしょうか。

A 大丈夫です。行動科学では、社会現象を記述したり説明したりする際に、数学や統計学を主として利用します。そのため、2、3年生の間に統計学を中心とした授業を取ってもらうことになります。確かに統計学や数学の基礎知識については、あったほうがないよりはいいかと思います。しかしないからといって、それによって授業についていけなくなるといったことはありません。中学高校で習ってきた数学を思い出していけば、十分授業にはついていくことができます。これまでも、数学が苦手であるとか、あまり好きではないといった学生も特に単位を落とすということはありませんでした。 ただ数字や数式を見るのも嫌いであるといった数学や統計学に対する嫌悪感を持っている学生には、数字の出てくる授業が多いので、向かないかもしれません。ある程度は数学や統計学に付き合うことのできることが必要かと思います。



Q.5 コンピュータがわからないのですが、大丈夫でしょうか。

A 行動科学では、コンピュータを利用する機会が多くあります。特に、調査データの解析にはコンピュータが必須です。そのため、学生はコンピュータの操作の仕方は覚える必要があります。実習などで一通りのことは習いますし、経験豊富な先輩方が手取り足取り指導してくれます。しかしいずれにしても卒業論文・卒業研究にとりかかる段になると、否が応でも覚えるようになります。 また、研究室内のコンピュータは、学内ネットワーク(TAINS)を通じて、インターネットのサービスを利用できます。研究室内のコンピュータは、原則として自由に利用できますので、楽しみながら覚えていってください。 コンピュータの操作や統計学は、行動科学を専修することによって身につけられるひとつの「技術」です。高い授業料を払って大学に来ているのですから、是非ともこれらの技術を自分のものにしてください。



Q.6 卒業論文と卒業研究ではなにが違うのですか。

A 東北大学文学部では、学問および学生のニーズの変化に対応し、97年度の入学者から、卒業のための課題を多様化しました。これまでは、「卒業論文」のみでしたが、「卒業論文または卒業研究のいずれか」としたのです。 ただし、これらの扱いについては、専修ごとにそれぞれ工夫することになっていますので、以下では「行動科学専修」における卒業論文と卒業研究の扱いだと思ってください。 初めに、行動科学専修では、卒業論文と卒業研究に価値の上下があるとは考えていません。これらの違いは、主に「成果として提出されるものの形態」の違いです。また、副次的には、「指導スタイル」、つまり学生と教官スタッフとの関係の違いでもあります。

卒業論文
これは、文字どおり、成果として「論文」を執筆するものです。ここで論文とは、これまでの多くの研究を踏まえつつも、新たな知見(発見)を付け加えることです。それは、たとえどんなに小さなことであっても、未知であったことを既知としたり、不可能と思われていたことを可能にすることです。

卒業研究
これは、成果として「論文」以外の様々なものがありえます。翻訳、既存データの再分析による従来の知見の確認、既存のシミュレーションやモデルの再分析、基礎資料の作成やデータベースの構築、教材・マニュアル作り、その他、いろいろなものが考えられます。これら以外に皆さんが新たな形態を提案しても構いません。どのようなものであれ、行動科学の研究や教育にとって意義のある知的生産物を学生と教官・院生が密接な連携をしつつ生みだし、それを通して学問の進歩・進化に寄与するとともに、学生自身の知的能力をも向上させよう、というのが「卒業研究」の目標です。


Q.7 卒業論文や卒業研究はどのようなテーマで書くのですか。

A まず、卒業論文は、大きく次の4つの形式によって書かれています。



理論研究は主に数理分析がおこなわれます。数学的に社会現象をモデル化し、モデルからさまざまな知見を得ていきます。

伝統的社会規範のもとにおける新しい行動の普及分析(06年度)
社会的影響によるマジョリティ・マイノリティ関係の変化の分析 −マルチエージェントシミュレーションを用いて−(01年度)
異質な成員間での社会統合の条件 (11年度)


計量研究は、さらに次の2つの形態に分けることができます。(a) 既存のデータを使う場合 行動科学研究室では、これまでに環境に関する調査や高校生の意識調査、社会階層に関する調査などさまざまな調査を実施してきています。また、東北大以外の大学や行政機関、企業などが独自に行った調査も存在します。そうしたデータを利用して新たに分析し、新しい知見を得るという研究を行います。

学歴再生産メカニズムの分析 −学歴下降回避説の検討− (08年度)
学校外学習時間からみる日本の教育社会 −階層と教育に焦点をあてて− (01年度)
協力行動を促す罰と報酬の効果−レジ袋削減への取り組みから−(12年度)

(b)新たに質問紙調査をおこなう場合 自分の興味や知りたいことが既存の調査では明らかにできないという場合、自分で調査設計をして調査を行います。この場合調査対象は主に大学生です。そして、調査結果を計量的に分析して、新たな知見を得ていきます。

スポーツにおける「熱狂」とそのメカニズム −チームワークの行動科学的分析− (08年度)
アファーマティブアクション撤廃とマイノリティ ―アジア系学生を対象として―(97年度)

(c) 調査以外の方法で得たデータを使う場合 書籍などの形で公表されている文章データなどに対して、「内容分析」や「テキスト・マイニング」という方法で計量分析をしていきます。

子育てに対する意識の構造 −自由回答データの計量分析−(05年度)
日本の児童文学における老人イメージの歴史的変遷(00年度)


事例研究は、ある事例に注目しその当事者に直接面接して聴取を行い、そこで発見された事実について分析を加えます。また、過去の文献、テレビ番組等を対象とした分析も行われています。

ホームレスの自立とその問題点(04年度)
生活公害における組織の取り組み −脱スパイク運動を事例として− (97年度)

また、調査票調査と事例研究、コンピュータ・シミュレーションと事例研究を組み合わせた調査を行った研究などもあります。

移りゆくセルフ・ヘルプ・グループ −自己変革から社会変革へ変容するメカニズムの分析−(02年度)
若者におけるボランティア意識の形成 −きぼっこキャンプを通して考える−(01年度)


実験は、閉鎖された実験室の中に、さまざまな社会状況を作り出して、その中で人々がどのような行動や選択を行うのかを調べます。また、社会調査法の改善に関する実験的研究も行われています。

協力行動に対する集団アイデンティティの影響メカニズム(03年度)
恋愛状況下における対人認知に関する一研究 −二者の関係と性格特性の認知の歪みに関して− (93年度)
癒しと集中力 −画像印象が作業効率に与える影響− (13年度)

卒業研究に取り組んだ例はまだわずかしかありません。先にも書きましたように、卒業研究は様々な形態がありえますので、教員等と相談しながら新たな卒業研究を皆さんが生み出していってください。

SSM調査職業経歴表示システムの開発(01年度)
データの効率的入力システムの構築−入力フォームの作成から出力まで−(99年度)


Q.8 教職免許は取れますか。

A 取れます。多くの学生が教員免許を取得しています。大半の学生は社会科の免許を取得していますが、英語の免許を取得した学生もいます。免許を取得する学生は当然のことながら、他の学生よりも授業のコマ数が増えて忙しくなります。英語の免許となると、卒業に必要な単位とは別に教員免許のための授業(英語の授業)を取る必要があるので、たいへん忙しくなります。 ただ実際に教員になっている卒業生は多くありません。それは、行動科学に対応するような社会科の授業が中学・高校にはないことと関係しているかと思います。行動科学を卒業して歴史の先生や公民の先生になるには、専門に勉強していないのでなかなか難しいのではないかと思います。



Q.9 卒業生はどのようなところに就職していますか。

A 現在までの行動科学卒業の卒業生は29期、333名おります。その就職先は次のようになっています。

職種/卒業期製造金融・保険サービスマスコミ調査システム開発などその他の企業教員公務員大学・研究所その他
1〜54315224111125
6〜1010331227236746
11〜15912522171881974
16〜1921831990531354
20〜2522660113211002788
26〜29441010340111846
30〜3400003031317
54223015831465412078350

企業
青森銀行、青山商事、秋田銀行、旭化成ファーマ、旭硝子、アクセンチュア、アベックス、アミューズ、アルクイングリッシュジャーナル、インテージ(旧:社会調査研究所)、インフォコム、エドウィン、オスポック、オープンリソース、花王、花王販売、鹿児島銀行、カゴメ、鐘紡化粧品、兼松、河北新報、川崎汽船、吉運堂、キャノン、九州松下電器、近畿日本ツーリスト、廣済堂、京阪電気鉄道株式会社、計量計画研究所、興和創薬、国際開発センター、コープこうべ、小松ウォール工業、コロナ、さなる、サントリー、七十七銀行、ジェムコ、ジュピターテレコム、新日本監査法人、新日鐵、鈴与、スタジオディーン、スタッフサービス、住友生命、精工舎、積水ハウス、仙台銀行、セントラル・ファイナンス、全日本空輸、大日本印刷、大広、武田薬品工業、竹中工務店、タムロン、中国電力、中日新聞社、千代田化工建設、千代田火災海上保険、電算、デンソー、東急ハンズ、東芝、東北容器工業、等松・トウシュロスコンサルティング、東洋情報システム、常盤システムエンジニアリング、バイタルネット、富山テレビ、トヨタ自動車、長野県信用組合、名古屋銀行、名古屋鉄道、日本経済新聞、日経BP、日本住宅株式会社、日本航空、日清製粉、日清紡績、日本原子力研究所、日本石油、日本総合システム、日本たばこ産業、東海テレビ放送、日本中央競馬会、日本通運、日本テクノス、日本放送協会、日本郵政、野村不動産、ピーシーワークス、日立製作所、日立テクニカルコミュニケーションズ、広島銀行、ファーストリテーリング(UNIQLO)、フェリシモ、福島航空サービス、富国生命、富士ゼロックスシステムサービス、フジテレビ、富士通、伏見信用金庫、ベイカレント・コンサルティング、松下電器、マツダ、丸善、丸紅、みちのくコカ・コーラボトリング、三井情報開発、三井不動産、三井ホーム、ミツカン、三菱自動車、三菱商事、三菱電機、明治生命、山形銀行、ヤマハ発動機、郵便局株式会社、雪印乳業、読売新聞、楽天、りそな銀行、リブロ、レアリゼ、CSK、DNP東北、INAX、JT、JTB、KYB、NEXCO中日本、NTTコミュニケーションズ、NTTdata、NTTドコモ東北、PFUアプリケーションズなど。

公務員
国税庁、愛知県庁、青森県教員、秋田県教員、岩手県庁、金沢市役所、盛岡市役所、花巻市役所、宮城県教員、宮城県庁、宮城県警察、仙台市役所、名取市役所、山形県庁、福島市役所、群馬県庁、栃木県庁、小山市役所、富山県教諭、富山県庁、長野県茅野市役所、東京都庁など。

研究者
岩手県立大学、関西学院大学、九州大学、信州大学、東京大学社会科学研究所、東北学院大学、東北大学、奈良大学、一橋大学、松山大学、立教大学、など。 

以上のように、行動科学の卒業生は各種さまざまな職種に就いています。ただし、行動科学を卒業したからという理由で入りやすい業種はありません。社会科学系はマスコミに強いという噂もありますが、行動科学や社会学だから、マスコミに入りやすいということはとくにありません。あくまでも本人の能力次第です。調査にたずさわる卒業生も少なくはありませんが、今後更に増えて欲しいと考えています。



Q.10 行動科学に進学するためには、1年生のうちになにをしておかなければならないのでしょうか。

A 専門的な勉強については、研究室に所属してから勉強をはじめればいいと思います。とかく、研究室に所属するようになると専門的な勉強に忙しくなり、他の学問分野や社会問題に対する目配りができなくなってしまいがちです。ですので、できるだけ社会や人間に対する広い関心のもとにさまざまな本を読むことをすすめたいと思います。特に、こうした点は卒業論文を書く際に重要となってきます。卒業論文のテーマは授業では教えてはくれませんし、先生が直接教えてくれるわけでもありません。自分で社会や人間に疑問を感じ、テーマを見つけていかなければならないのです。そこでは当然講義で習ったことを参考にするでしょう。しかしそうした場合に、日ごろの社会に対する関心とそれに対する知識が必要となるのです。そういう意味でも、1年生のうちから、さまざまな関心を持ち続けていくことは重要であると思います。





最終更新時間:2017年06月10日 11時17分25秒
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