お知らせ

東日本大震災で被災されたみなさまへ

　このたびの、東日本大震災で被災されたみなさまへ、心よりお見舞い申し上げます。

　私どもは、日ごろから地域の方々から方言について教えていただいておりますが、この大震災は、これまでお世話になってきたみなさまに、未曾有の被害をもたらしました。私どもが直接お話をうかがった方々の中にも、被災された方々が大勢いらっしゃることと思います。まことに痛ましく、お慰め申し上げる言葉もございません。

　この大災害は、地域の存続をさえ危うくするほどのものであります。みなさまの中には、集団避難等により、ふるさとの土地を離れる方々もたくさんいらっしゃることと思います。そのような中で、長い間、地域に根ざし育まれてきた方言も消えてしまうことを残念に思います。方言はふるさとの思いとともにあり、その土地に生まれ育った人たちの心をひとつにまとめてくれる力を持っています。どうか、これからも、みなさまのふるさとの方言を忘れず、心のよりどころにしてくださることを願います。

　私どもにできることは限りがあると思いますが、みなさまが地域の復興に向け本格的に動き出すときには、例えば方言によるふるさとの再生など、お力になることができればと考えております。そのときは、ぜひお手伝いをさせていただきたいと思います。

　私どもの研究室も、一時は手の付けられない状態でしたが、復興に向け動き出しております。みなさまも、困難な状況の中ではありますが、一日も早く、地域の復活を遂げられますようお祈り申し上げます。

全国通信調査（「方言記入票１・２」）について

　現在、実施中の全国通信調査（「方言記入票１・２」）につきましては、多くの方々からご回答を頂戴しているにもかかわらず、震災の影響でお礼の返信が遅れております。この点、心よりお詫び申し上げます。少しでも早く平常どおりの業務に戻したいところですが、研究室の機能が十分回復しておらず、いましばらく時間がかかりそうです。なにとぞご了承ください。

　なお、郵便は平常どおり到着しておりますので、今後ともご協力よろしくお願い申し上げます。