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著作
(2017.3.31更新)
著作タイトル | 著作者 | 出版年 | 出版社 | 内容 |
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『ようこそ文化人類学へ―異文化をフィールドワークする君たちに』 | 川口幸大 著 | 2017年 | 昭和堂 | 家族、結婚、性、宗教など、身近な話題から文化人類学の基本的な考え方を学ぶ初心者のための入門書 |
『東アジアで学ぶ文化人類学』 | 上水流久彦・太田心平・尾崎孝宏・川口幸大 編 | 2017年 | 昭和堂 | 東アジア各地の具体的な事例から、文化人類学の基本的なテーマを学ぶ教科書 |
How Like a God-Deification in Japanese Religion(英語訳『ヒトガミ信仰の系譜』) | 佐藤弘夫 著, David Noble 訳 |
2016年 | International House of Japan | 2012年に刊行された『ヒトガミ信仰の系譜』を英訳したもの。「長銀国際ライブラリー叢書」の一冊として、David Noble氏によって翻訳され、全世界の大学、図書館、研究機関など3500カ所に寄贈された。 |
韓国語訳 ヒトガミ信仰の系譜 | 佐藤弘夫 著 | 2016年 | 学古房(ソウル) | 2012年に刊行された『ヒトガミ信仰の系譜』の韓国語訳。 |
『社会理論の再興−社会システム論と再帰的自己組織性を超えて』 | 遠藤薫・佐藤嘉倫・今田高俊 編 | 2016年 | ミネルヴァ書房 | 本書は、社会システム論と自己組織性論とを軸にした、社会学の本質に迫る論考の集成である。21世紀の社会理論のありかたを鋭く問い、社会学における理論の復権を告げる。
(出版社WEBサイトより引用) |
『〈増補版〉 チョムスキー理論辞典』 | 原口庄輔・中村 捷・金子義明 編 | 2016年 | 研究社 | 好評を博した『チョムスキー理論辞典』(1992年刊)の増補版。旧版は「GB(統率束縛)理論」の用語を中心に編まれていたが、増補版では旧版刊行後に研究が進展した「極小主義(ミニマリスト)プログラム」の用語を中心に取り上げてある。これによってGB理論以降の展開に関わる重要事項がほとんど網羅されたことになる。 増補部分は、見出し語145項目、参考文献を含めて約200ページ。
(出版社WEBサイトより引用) |
『Paintings of Bamboo Flutes: A History and Genealogy of Shakuhachi Performance』 | 泉武夫 著, Philip Flavin 訳 |
2016年 | 東北大学出版会 | 既刊『竹を吹く人々−描かれた尺八奏者の歴史と系譜』の英語版。絵画に描かれた尺八からその歴史と文化を語る。 (出版社WEBサイトより引用) |
『日本の家族 1999-2009:全国家族調査[NFRJ]による計量社会学』 | 稲葉昭英・保田時男・田渕六郎・田中重人 編 | 2016年 | 東京大学出版会 | 日本家族社会学会が行ってきた「全国家族調査」(NFRJ) 第1回−第3回のデータ分析結果により、20世紀終わりから21世紀初頭の10年間における日本の家族の構造と変化をあきらかにする研究書 |
〈宗族〉と中国社会―その変貌と人類学的研究の現在 | 瀬川昌久・川口幸大 編 | 2016年 | 風響社 | 父系出自集団「宗族」から現代中国社会を読み解く。 |
僑郷―華僑のふるさとをめぐる表象と実像 | 川口幸大・稲澤努 編 | 2016年 | 行路社 | 「華僑華人の故郷」についての政治的な構築性を解き明かす。 |
香りや見た目で脳を勘違いさせる 毎日が楽しくなる応用心理学 | 坂井信之 著 | 2016年 | かんき出版 | 人間は脳にだまされながら、ときには脳を上手にだましながら生きています。特に香りやにおい、また見た目が大きな影響を与えています。たとえば味覚やおいしさの感じ方も、人にやさしくなったり、ある人への好感度が増したりすることも、満腹感を感じたりすることも---などです。このように人間は無意識に感情や行動が変わってしまうということが、さまざまな実験や研究を通してわかってきています。本書は、こうした脳科学や応用心理学の知恵を日々の生活に活用し、脳を勘違いさせることで毎日を楽しくすることを目的としています。 |
死者の花嫁 | 佐藤弘夫 著 | 2015年 | 幻戯書房 | 内容:東北地方では「ムカサリ絵馬」「供養絵額」「花嫁人形」などとよばれる、夭折した若人を供養するさまざまな儀礼が行われている。こうした風習がいかにして生まれ、どのような意味を持ち、どこに向かっているかを、中世以来の日本列島の死生観の変容に位置づけて考察した。 |
『クマーリラによる「宗教としての仏教」批判―法源論の見地から―』, RINDASワーキングペーパーシリーズ 25 | 吉水清孝 著 | 2015年 | 龍谷大学現代インド研究センター | インドの伝統的宗教者であるバラモンの思想家クマーリラ(600年前後)による、『マヌ法典』の法源論に立脚しての、出家宗教としての 仏教 に対する多面的な批判の研究 |
『言葉に心の声を聞く -印欧語・ソシュール・主観性-』,人文社会科学ライブラリー第4巻 | 阿部宏 著 | 2015年 | 東北大学出版会 | 言葉には、伝達される表面的な情報や辞書的な意味を超えて、それを話す人の心のありかたが反映される。いわば、言葉と心は不可分な関係にある。言葉には、それを話す人間の存在が印づけられ、常にその人の声が響いている。「言葉の科学」の誕生から今日までの研究史の歩みをわかりやすく解説し、言葉における“心の発見”をたどる。好評の人文社会科学ライブラリーの第4巻。 |
ひつじ意味論講座 第7巻 意味の社会性 | 澤田治美編,山口節郎、亘明志、児玉徳美、堀井令以知、リリアン テルミ ハタノ、クレア・マリィ、影浦峡、北山修、野呂幾久子、堀田秀吾、名嶋義直、東海林祐子、森山卓郎 | 2015年 | ひつじ書房 | 言語学のほか、様々な分野の第一線の研究者によるあらたな「意味」研究のシリーズ「ひつじ意味論講座」第7巻。意味は、社会の様々な場においてどのように伝達されているのか。本巻では、翻訳、医療、司法、スポーツなどにおける言語使用を通して、意味とコミュニケーションをめぐる問題に光を当て、従来の意味論の枠を超えた新しい考察を展開する。(上記サイトより引用) |
生活を伝える被災地方言会話集2−宮城県気仙沼市・名取市の100場面会話− | 東北大学方言研究センター | 2015年 | 東北大学大学院文学研究科国語学研究室 | この取り組みは、東日本大震災の被災地における言語生活、すなわち、そこに暮らす人々の、言葉による生活の様子を、生き生きとしたかたちで後世に伝えることにあります。この会話集では、さまざまな生活の場面を切り取り、そこでの会話をリアルに再現するような内容 になっています。場面会話の各項目をご覧になってみてください。きっとみなさまが「そうそうこんな場面が日常生活にはあるぞ」と思 われるような場面がたくさん並んでいるはずです。 |
方言を伝える−3.11東日本大震災被災地における取り組み− | 大野眞男・小林隆 編 | 2015年 | ひつじ書房 | 東日本大震災の発生から4年が経過した。本書では、危機に瀕した被災地域の方言を活性化し次世代に伝えることを通して、社会文化的側面から地域再生の足掛かりを築いていこうとする取り組みを紹介する。方言を次世代に伝えるための記録や学習材の作成、 方言を使用できる場の設定など、言語研究者が考えるべきこと、行うべきことは何かを議論する。 |
南朝貴族制研究 | 川合 安 | 2015年 | 汲古書院 | 中国・南朝時代(5、6世紀)の官僚の政治的社会的身分を詳細に考察し、従来「貴族制」といわれてきた社会の内実を明らかにした。 |
社会を数理で読み解く−−不平等とジレンマの構造 | 盛山和夫,浜田宏,武藤正義,瀧川裕貴 | 2015年 | 有斐閣 | なぜ社会に不平等や格差があるのか? なぜ人々はなかなか協力できないのか? 社会に潜むこれらの謎を、初歩からじっくりと解説しながら数理モデル分析を駆使して解明する。 |
3.11原発事故後の公共メディアの言説を考える | 名嶋義直・神田靖子 編 | 2015年 | ひつじ書房 | この本は原発問題をテーマに言語学の立場からメディアを分析した本である。新聞・テレビ・インターネットメディア・政府刊行物・書籍などのメディア言語を言語学的な論証を通して多角的に可視化する。新聞・インターネットメディア・政府刊行物などによる原発問題についての公共メディア言語を分析し、その問題点を指摘。ドイツにおける脱原発の立役者「ドイツ脱原発倫理委員会」委員の一人であるベルリン自由大学ミランダ・シュラーズ教授より巻頭言をいただいている。著者たちは、社会的な課題について研究し、発言する批判的談話分析という言語研究の方法に基づき、メディアの現在を鋭く追求する。(出版社WEBサイトより引用) |
日本語教育 学のデザイン ―その地と図を描く― | 神吉宇一 編・名嶋義直,蜩c直美,三代純平,松尾慎,嶋ちはる,牛窪隆太 著 | 2015年 | 凡人社 | 2000年代初頭になされた日本語教育をめぐる議論は、この10余年でどのように広がり深められてきたのか―。レビューを通して、背景となる社会的事実・課題、学問的蓄積・課題という日本語教育学の「地」を描き出し、「図」としての個別研究・個別実践の方向性を示します。 「学」のデザインを通して、日本語教育学の学問的体系化をめざす意欲作(出版社WEBサイトより引用)。 |
日本思想史講座(全5巻) | 苅部直・黒住真・佐藤弘夫・末木文美士・田尻祐一郎編 | 2012〜2015年 | ぺりかん社 | 同時期に刊行された『岩波講座日本の思想』がテーマ別の編集に行ったのに対し、このシリーズでは古代から近代までの各巻プラス方法論の巻という、オーソドックスな編集方法をとった。考古学・美術史・文学など隣接分野の成果を積極的に取り入れながら、日本思想研究の今日の水準を示すものとなるよう努めた。 |
韓国語訳 神国日本 | 佐藤弘夫 | 2014年 | ノンヒョン社(ソウル) | 2006年に刊行された『神国日本』(ちくま新書)の韓国語訳。日本のナショナリズムの権化とも見なされている「神国思想」が、中世では逆に日本を相対化する役割を担っていたことを論じた。序章は英訳もされて、Contemporary Japan の25巻1号(2013年)に掲載されている。 |
鎌倉仏教 | 佐藤弘夫 | 2014年 | ちくま学芸文庫 | 1994年にレグルス文庫から刊行された同名の本を、ちくま学芸文庫の一冊として再刊したもの。鎌倉仏教を単に思想として論じるのではなく、それが中世人の心にどのような火を灯し、その生き方にいかなる影響を与えたのかを論じた。巻末には書き下ろしの解説を付した。 |
台湾社会の形成と変容〜二元・二層構造から多元・多層構造へ〜 | 沼崎一郎 | 2014年 | 東北大学出版会(人文社会科学ライブラリー第3巻) | 17世紀のオランダ植民統治時代から21世紀の現代まで、政治と経済の動きを中心に、台湾社会の成り立ちと移り変わりを文化人類学者が易しく語り下ろした台湾入門。先住者と移住者の関係を横軸に、支配者と被支配者の関係を縦軸に、台湾社会を眺めると、オランダ時代から蒋介石時代まで長く続いた二元的・二層的な構造が、蒋経国・李登輝の時代に大きく変わり始め、2000年代以後急速に多元的・多層的な構造へと変化してきたと論じる。台湾に興味を持つ一般読者、特に高校生・大学生に、最初に読んで欲しい一冊。末尾に読書案内も。 |
ソーシャル・キャピタルと格差社会−−幸福の計量社会学 | 辻竜平・佐藤嘉倫(編) | 2014年 | 東京大学出版会 | ソーシャル・キャピタルが地域社会における人々の生活に格差をもたらすのか、それとも格差を緩和するのかという問題に対して大規模調査データの統計的分析によって取り組んでいる。 |
ものの言いかた西東 | 小林隆・澤村美幸 | 2014年 | 岩波書店 | おしゃべりな人、無口な人……。ただの個性と思われがちなものの言い方にも、 実は意外な地域差があった! さまざまな最先端の研究成果を用い徹底分析。「ありがとう」と言う地域・言わない地域など、具体的なデータをもとに、ものの言い方の地域差と、それを生み出す社会的背景を明らかにする。目からウロコ、新しい方言論の誕生! |
柳田 方言学の現代的意義−あいさつ表現と方言形成論− | 小林隆編著 | 2014年 | ひつじ書房 | 本書は、柳田国男の没後50年を記念して企画された論文集である。日本の近代方言学に大きな影響を与えた柳田の研究は、その後どのように発展し、現在の方言学に流れ込んでいるのか。本書では、柳田方言学の現代的な意義を、あいさつ表現研究と方言形成論の2つのテーマについて明らかにし、これからの方言研究の新たな可能性を発掘していく。 |
日本語の配慮表現の多様性−歴 史的変化と地理的・社会的変異− | 野田尚史・高山善行・小林隆編著 | 2014年 | くろしお出版 | 本書は、近年、日本語研究の中で注目されるようになってきている「配慮表現」を多角的に研究したものである。古代語から現代語までの歴史的変化と、現代の日本各地 に見られる地理的・社会的変異という主に2つの観点から、専門分野が異なる日本語研究 者16名が時間をかけて共同研究を行い、日本語の配慮表現の多様性を追究した成果である。 |
岩波講座日本の思想(全8巻) | 苅部直・黒住真・佐藤弘夫・末木文美士編 | 2013〜2014年 | 岩波書店 | 日本思想を語る従来の枠組みを問い直すべく、各巻「内と外」「儀礼と創造」といった個別の問題関心に沿ったテーマを掲げ、前近代の思想がいかに近代につながって行くのか、それが現代に生きる私たちにとってどのような意味を持つのか、という問題の追究を編集方針とした。 |
エミール・バンヴェニスト『言葉と主体 -一般言語学の諸問題-』 | 阿部宏監訳,前島和也・川島浩一郎訳 | 2013年 | 岩波書店 | 「一時代を築いた言語学者エミール・バンヴェニスト(1902-76年)。記号学、発話理論、言語との関係における社会構造分析など、その研究はバルト、フーコー、ラカン、さらにはアガンベンにまで至る数多の思想家に刺激を与え続けてきた。1965─72年にかけて発表された論考、インタヴュー、講演など、20篇を収める。」 |
中世ブリテン諸島史研究 | 有光秀行 | 2013年 | 刀水書房 | |
東南中国における伝統のポリティクス―珠江デルタ村落社会の死者儀礼・神祇祭祀・宗族組織 | 川口幸大 | 2013年 | 風響社 | |
現代中国の宗教―信仰と社会をめぐる民族誌 | 川口幸大・瀬川昌久 | 2013年 | 昭和堂 | |
伝える、励ます、学ぶ、被災地方言会話集―宮城県沿岸15市町― | 東北大学方言研究センター | 2013年 | ||
A Quantitative Picture of Contemporary Japanese Families: Tradition and Modernity in the 21st Century | 田中重人 | 2013年 | 東北大学出版会 | 代表性のあるミクロ調査データの分析結果に基づき、直系家族制の伝統の下での親子関係、無償労働に関する世帯内の性別分業、女性の就業とワークライフ・バランス、経済/教育面での不平等などを論じる。 |
「大東亜共栄圏」の経済構想−圏内産業と大東亜建設審議会− | 安達宏昭 | 2013年 | 吉川弘文館 | |
ヒトガミ信仰の系譜 | 佐藤弘夫 | 2012年 | 岩田書院 | 内容:特定の人間を、常人を超越する存在(ヒトガミ)に上昇させる風習や儀礼は世界中でみることができる。本書は日本列島をフィールドとして、ヒトガミ信仰がどのようにして生まれ、いかに変容していったかを、縄文時代から近代の靖国神社に至る長いスパンの中で考察したものである。 |
方言を救う、方言で救う―3.11被災地からの提言 | 東北大学方言研究センター | 2012年 | ひつじ書房 | |
歴史文化ライブラリー353 日本人の姓・苗字・名前 ―人名に刻まれた歴史― |
大藤 修 | 2012年 | 吉川弘文館 | 「姓」「苗字」「氏」と「名前」の歴史を、古代から現代まで国際関係を視野に入れながら描いた通史。それぞれの時代の国家・社会と文化、ジェンダーの特質を明らかにし、「民族」をめぐる問題から「日本」「日本人」とは何かを考える。定価税込み1890円。 |
Social Exclusion: Perspectives from France and Japan | Marc Humbert and Yoshimichi Sato (eds.) | 2012年 | Trans Pacific Press | グローバルCOEプログラム・社会階層と不平等教育研究拠点と日仏会館のコラボレーションの成果です。 貧困層やホームレスの人々が社会的に排除されるプロセスを解明するとともに、問題解決の可能性を探っています。 |
つながりの文化人類学 | 高谷紀夫・沼崎一郎(共編) | 2012年 | 東北大学出版会 | 本書は、欧米人類学の親族理論や社会ネットワーク理論、 日本における様々な「縁」の人類学的研究が提起する諸問題を受け止めつつ、漢族社会、 沖縄、ルーマニアの親族、ラオスの出産、モロッコ移民や在日韓国女性のネットワーク、 ナイジェリア・イボ社会の「伝統的」王やアラスカ先住民ユッピックの「伝統的」ダンスなどをテーマとして、 人々は、何に「つながり」を見出し、どのように「つながり」を生きているかをエミックに描くことで、 「つながりの文化」の多様性と可変性の民族誌を提供し、「つながり」の比較文化研究を展望する。 |
交錯する台湾社会 | 沼崎一郎・佐藤幸人(共編) | 2012年 | アジア経済研究所 | 本書は、主に1990年代以降の台湾社会について、 そのまとまりが強まっているのか、あるいは弱まっているのか、 台湾社会に働く様々な求心力と遠心力に注目しつつ、エスニシティと社会階層、先住民、外省人、新移民、 故宮博物院、台湾企業と中台関係、市民運動など多様なテーマを論じている。 |
日本列島の死生観(韓国語訳『死者のゆくえ』) | 佐藤弘夫 | 2011年 | 図書出版ムン(ソウル) | 2008年に刊行された『死者のゆくえ』(岩田書院)の韓国語訳。日本列島では、死者がこの世にいてはいけない時代から、死者がこの世で長く安らぐ時代へと、死生観が180度転換していることを論じ、死者がいつまでも身近に留まることを日本古来の伝統とする柳田國男の説を批判した。 |
Japan's New Inequality: Intersection of Employment Reforms and Welfare Arrangements | Yoshimichi Sato and Jun Imai (eds.) | 2011年 | Trans Pacific Press | グローバルCOEプログラム・社会階層と不平等教育研究拠点が発行している英文叢書の1巻です。 新制度論と社会階層論・社会移動論の融合的研究の成果をまとめました。正規雇用−非正規雇用の格差等を制度の視点から分析しています。 |
現代の階層社会1 格差と多様性 | 佐藤嘉倫・尾嶋史章(編) | 2011年 | 東京大学出版会 | 世界的に評価されている2005年社会階層と社会移動全国調査(SSM調査)の研究成果を一般市民向けにまとめたものです。 全3巻のシリーズですが、この巻では、正規雇用−非正規雇用格差の問題や若年層雇用の問題等を取り上げています。 |
大英博物館 古代ギリシャ展 −究極の身体、完全なる美− | 芳賀京子監修、共著 | 2011年3月 | 朝日新聞社 | ギリシャ黄金時代の傑作《円盤投げ(ディスコボロス)》をはじめ、大英博物館が世界に誇るギリシャ・コレクションから、厳選された彫像、レリーフ、壺絵など約130点を紹介する展覧会のカタログ。2011年3月12日?6月12日に神戸市博物館、同年7月5日〜9月25日に東京の国立西洋美術館で開催。 |
いま、この日本の家族−絆のゆくえ− | 岩上真珠・鈴木岩弓・森 謙二・渡辺秀樹 | 2010年 | 弘文堂 | 家族も地域社会もかつての機能を失い、変貌しつつある。バラバラになった人と人との関係をどのように結びつけていけばよいか。これからの世代に人と人との絆の重要性をいかにして伝えるべきなのだろうか。本書は正に団塊の世代に属する4人の執筆者が、ユニークな角度からこの問題に取り組んで絆のゆくえを探るとともに、新たな<つながり>を模索し、提言する。 |
ヴィーナス・メタモルフォーシス −国立西洋美術館『ウルビーノのヴィーナス展』講演録− | 浦一章・芳賀京子・三浦篤・渡辺晋輔 | 2010年 | 三元社 | 蠱惑的な視線を投げかけるティツィアーノ作《ウルビーノのヴィーナス》。彼女は神か、女か?−見る者を挑発する謎めいた姿は、横たわる裸婦像の古典となった。燦然と輝くこの美女を結節点に、古代・ルネサンス・近代美術とイタリア文学の論者4人がヴィーナスの変容を多彩に語る。 |
検証イールズ事件 占領下の学問の自由と大学自治 | 大藤 修 | 2010年 | 清文堂出版 | イールズ事件とは、占領下においてGHQが民間情報教育局高等教育顧問のイールズを尖兵として大学に対してレッド・パージを迫ったのに対し、東北大学の学生たちが激しく抗議し、イールズの反共講演を流会に追い込んだ事件である。本書はその経緯を詳細に検証し、学問の自由と大学自治をめぐる歴史の中に位置づけて、その意義を考察する。 |
中国における社会主義的近代化―宗教・消費・エスニシティ | 小長谷有紀・川口幸大・長沼さやか | 2010年 | 勉誠出版 | 中国の人々はどのような価値観を持ち、いかに日常を生きているのか。隣国理解のための最大の鍵である「社会主義」という多面体を、宗教・信仰、消費システム、少数民族問題というアプローチから、民衆の暮らしのなかに読み解く。 |
日本中世の国家と仏教 | 佐藤弘夫 | 2010年 | 吉川弘文館 | 1987年に刊行された単行本に、著者自身の「解説」を加え、装丁を新たにして復刊したもの。「国家と宗教」という視座から、10世紀から16世紀に及ぶ中世仏教の全体像の再構築を試みるとともに、「中世仏教」の特質について考察を加えている。 |
比較連邦制史研究 | 佐藤勝則編著 | 2010年 | 多賀出版 | 1993年の憲法改正によって三つの言語地域共同体の形成と再度の連邦政府の創出によって国民国家を規定し1831年憲法を脱却したベルギーは連邦制国家へと移行した。この国は日本の四国ほどの領土面積しかない。しかしそこにはヨーロッパの連邦制に固有の歴史的性格が表れている。アングロ・サクソンの大英帝国植民地連邦制やソ連社会主義連邦制、或いは自力自助のアメリカ合衆国連邦制とも異なる21世紀の地域統合の方向性が分権的統合を特徴とするヨーロッパ連合(EU)のうちにも体現されている。 本書は、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、ベルギーの歴史研究者が中心となり、この問題について国制史、地域社会史そして地方行財政史の視座から考察を試みたものである。 |
仏画の尊容表現 | 泉 武夫 | 2010年 | 中央公論美術出版 | 本書は、日本絵画史の中でも最盛期の一つをなす平安から鎌倉時代にかけて制作された仏画を対象としてその表現の諸相を分析し、作品の特色、属性、様式史的現象を浮かび上がらせ、総合的理解に至ろうとすることで、仏画に描き出された尊容の表現史を論じる。 |
刊行物
刊行物タイトル | 発行団体 | 事務局の所在 | 性格 | 国立情報学研究所データベース | 刊行開始年 | 発行頻度 |
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東北大学文学研究科研究年報 | 東北大学文学研究科 | 東北大学大学院文学研究科 | 教員・院生 | 所蔵| CiNii |
1950年 | 年1回 |
東北文化研究室紀要 | 東北文化研究室 | 教員・院生 | 所蔵 | 1959年 | 年1回 | |
文化 | 東北大学文学会 | 東北大学大学院文学研究科 | 全国的団体 | 所蔵| CiNii |
1934年創刊・1948年復刊 | 年2回 |
文芸研究 | 日本文芸研究会 | 全国的団体 | 国文学研究室・国語学研究室・日本思想史学研究室 | 所蔵 | ||
日本文芸論叢 | 東北大学国文学会 | 教員・院生 | 国文学研究室 | 所蔵 | ||
試論 | 「試論」英文学研究会 | 英文学研究室内 | 研究会会員が投稿件をもつ | 所蔵 | 1958年創刊 | 年1回 |
「試論」は昭和8年に土居光知が創刊した「試論」を前身として昭和33年に東北大学英文科の同窓生を中心に発足した。現在は「試論」英文学研究会として、同窓生以外にも門戸を開いている。 厳密な査読を経た論文のみを掲載する学術雑誌として、英文学関係者から高い評価を得ている。 | ||||||
Explorations in English Linguistics | 英語学研究会 | 英語学研究室 | 教員・院生・卒業生 | 所蔵 | 1986年創刊 | 年1回 |
本誌は、生成文法理論を中心とする現代言語学の観点から言語を分析した研究論文を掲載している。 具体的領域としては、統語論、意味論、語用論、機能論、形態論、第1・第2言語習得、比較言語学、等々の多様な分野に渡る。また、研究のアプローチも多様であり、英語の実証的研究、言語普遍性の解明をめざす類型論的研究、言語理論の進展をめざす理論的研究、英語教育分野への応用研究、等々がある。 | ||||||
東北ドイツ文学研究 | 東北大学文学部 ドイツ文学研究会 | 卒業生中心 | ドイツ文学研究室 | 所蔵 | ||
人形芝居 | 仙台クライストの会 | 全国的団体 | ドイツ文学研究室 | |||
フランス文学研究 | フランス語フランス文学会 | フランス文学研究室 | 東北大学フランス語フランス文学会(全国的組織) | 所蔵 | 1979年 | 年1回 |
東北大学大学院文学研究科フランス語学フランス文学専攻分野の修了生,および東北大学のフランス関連の教員によって構成された会員の論文(査読制),書評,活動報告,研究室報告,学部生・院生の卒業論文・修士論文タイトル,博士論文要旨などを掲載している。会員数約100名.発行部数300部。 | ||||||
東北大學中国語學文學論集 | 中国文学研究会 | 中国語学中国文学研究室 | 東北大学中国文学研究会会員(全国的団体) | 所蔵 | 1996年 | 年1回 |
本会の趣旨に賛同するものを会員とし、その研究成果(学術論文・資料目録・訳注等を含む)を発表する雑誌です。 | ||||||
集刊東洋學 | 中国文史哲研究会(*中国思想・東洋史と合同です) | 東北大学大学院文学研究科 | 中国文史哲研究会会員(全国的団体) | 所蔵| CiNii |
1959年 | 年2回 |
文学・史学および哲学の三者連合による中国を中心とした東洋諸国にかかわる綜合的な学術誌です。 | ||||||
東北大学言語学論集 | 東北大学言語学研究会 | 教員・院生・卒業生 | 言語学研究室 | 所蔵 | ||
東北大学言語科学論集 | 東北大学 | 教員・院生 | 言語科学専攻 | 所蔵| 本文 | ||
国語学研究 | 「国語学研究」刊行会 | 教員・院生・卒業生・一般会員 | 国語学研究室 | 所蔵 | ||
思索 | 哲学研究会 | 東北大学大学院文学研究科 | 全国団体 | 所蔵 | 1968年 | 年1回 |
モラリア | 倫理学研究会 | 東北大学大学院文学研究科 | 全国団体 | 所蔵 | 1994年 | 年1回 |
東北哲学会年報 | 東北哲学会 | 全国的団体 | 哲学・倫理学合同研究室 | 所蔵 | ||
美術史学(Art History) | 美術史学講座 | 東北大学大学院文学研究科 | 本学教員・院生等 | 所蔵 | 1978年 | 年1回 |
東北大学大学院文学研究科、東洋・日本美術史研究室と美学・西洋美術史研究室の共同で毎年刊行される研究紀要『美術史学』は、編集委員会で採択された、東洋・日本美術史、西洋美術史、美学・芸術学の各領域にまたがる多様な研究成果を掲載し、国内外の主要な研究機関ならびに図書館に頒布されています。1978年創刊の『美術史学』は、日本の大学等の機関が発行する、この種の研究雑誌としては最も古いものの一つです。 | ||||||
論集 | 印度学宗教学会 | 全国的団体 | 宗教学研究室・印度学研究室 | 所蔵 | ||
社会学研究 | 東北社会学研究会 | 全国的団体 | 社会学研究室 | 所蔵 | ||
環境社会学研究 | 環境社会学会 | 全国的団体 | 社会学研究室 | 所蔵 | ||
Tohoku Psychologica Folia | 東北大学 | 自由(含海外) | 心理学研究室 | 所蔵 | ||
東北心理学研究 | 東北心理学会 | 全国的団体 | 心理学研究室 | 所蔵 | ||
西洋史研究 | 西洋史研究会 | 全国的団体 | ヨーロッパ史学研究室 | 所蔵 | ||
東北大学東洋史論集 | 東北大学東洋史論集編集委員会 | 卒業生中心 | 東洋史研究室 | 所蔵 | ||
国史談話会雑誌 | 国史談話会 | 教員・院生・卒業生 | 国史研究室 | 所蔵 | ||
歴史 | 東北史学会 | 全国的団体 | 国史研究室 | 所蔵 | 目次等 | ||
東北大学考古学研究報告 | 考古学研究室 | 考古学研究室 | 所蔵 | |||
年報日本思想史 | 日本思想史研究会 | 日本思想史研究室 | 日本思想史研究会会員(全国的団体) | 所蔵 | 2002年 | 年1回 |
日本思想史研究 | 日本思想史学研究室 | 日本思想史研究室 | 日本思想史研究研究室の大学院生・OB、教員など | 所蔵 | 1967年 | 年1回 |
東北宗教学 | 宗教学研究室 | 東北大学大学院文学研究科 | 全国的団体 | 所蔵 | 2005年創刊 | 年1回 |
本誌は、東北大学宗教学研究室を母体に行なわれている様々な研究成果の公表を、主たる目的として刊行されている。投稿者は、研究室出身者および所属・在籍中の者、あるいは編集委員がそれに準ずると認めたものである。内容としては、学術論文、研究ノート、資料解題、翻訳などの他、「学びの周辺」や「自著を語る」といったエッセイのシリーズも含まれる。学術論文の採否は、編集委員の査読を経て決定される。 | ||||||
東北人類学論壇 | 文化人類学研究室 | 文化人類学研究室「東北人類学論壇編集委員会」 | 東北大学大学院文学研究科文化人類学専攻分野に所属する教員、大学院生、修了生、および編集委員会が適当と認めた者 | 所蔵 | 2002年 | 年1回 |
本ジャーナルは、現代世界の諸社会・諸文化に関する広い意味での人類学的研究を掲載する学術誌である。集約的なフィールドワークに基づく実証研究に高い価値を見出し、新鮮な調査報告の発信に努めることを目標とする。発行形態は、通常の製本雑誌態に加えて、電子ジャーナルのかたちでインターネットのホームページを通してその全文を公開する。 |
データベース
データベース名称 | 所管研究室 | 紹介文 |
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東北研究データベース検索 | 東北文化研究室 | 1955年に設置された学部内共同研究室である東北文化研究室において収集された東北地方の地域研究に関する研究文献・基礎文献を検索出来ます。 県別・形態別による検索と共に、刊行団体等の詳細情報も閲覧できます。 |
日本思想史文献データベース検索 | 日本思想史研究室・桐原健真 | 1965年以来の日本の思想・文化に関する学術情報を、多言語(現在は英・中・韓・独・インドネシア語)による検索を可能にして発信したデータベースです。 2006年度の科学研究費補助金(成果公開データベース)を受給して事業が始まりました。現在も、年次情報を収集・更新中です。 |
朴沢文書目録データベース | 日本史研究室 | 朴沢文書は、仙台市の朴沢家に伝来した中世〜近世の古文書群である。朴沢氏は、武蔵国大河戸氏の出で、鎌倉時代初めに仙台市北部にあたる宮城郡山村の地頭職を得た。室町時代になると国分氏の支配下に入り、国分氏の滅亡後は伊達氏に仕え、仙台藩士となった。 本データベースでは、南北朝期を中心とした中世文書12点と比較的新しい中世文書の写4点を画像付きで公開している。 |
臨床死生学研究会:在宅ターミナルケア遺族調査データベース | 東北臨床死生学研究会・桐原健真 | 2007年に東北在宅ホスピスケア研究会が、医療法人社団 爽秋会 のホスピスケア利用者ご遺族にご協力を願い、実施しましたご遺族調査の報告書をデータベース化したものです(勇美記念財団2006年度一般公募助成事業)。 「死期の気づき」や「「お迎え」体験」に関する自由記述等、臨床の現場を理解することに資するものとなっています(一部構築中)。 |