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{{category 報道の記録,修了生の活動・各地の動き}}
!!よみうりテレビ「news every.サタデー」(2016年4月30日)
今月23日、東京・六本木で終末期医療について考える講演会が開かれた。田中雅博さん70歳は僧侶であり
医師でもあり、医療現場に臨床宗教師が欲しいと訴えていた。臨床宗教師が海外でもチャプレンと呼ばれ
多くの病院に配置されているが、日本にはまだほとんどいない。栃木・益子町の西明寺で生まれ育った
田中さんは、医師として働いた後、この寺で住職として働いている田中さんもがんを患っている。田中さ
んはすい臓がんで「数カ月後に死ぬことは間違いない」と語る。そんな田中さんが力を入れているのが
臨床宗教師の育成。臨床宗教師は、終末期の患者の話に耳を傾け死への不安や苦しみを軽減することに
重きをおいている。がん患者の語らいの集いを開いた田中さん。語りの中で人生の価値を見いだせることを
目指している。ここには臨床宗教師の実習生の姿もあった。来年にも日本臨床宗教師会が資格認定を開始す
るのを前に複数の大学で研修が始まっている。田中雅博さんは「(臨床宗教師が)育つまでには相当時間
がかかるだろう、こういう場所も一つの役立つ場所になってほしい」などと語った。