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教員一覧

教員のよこがお

文化科学 日本文化学 国文学

教授佐倉 由泰
さくら よしやす

博士(文学)。
東北大学文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程前期二年の課程修了。 東北大学文学部助手、信州大学教養部専任講師、信州大学人文学部助教授等を経て現職。
専攻は日本文学(主に中世文学、軍記物語等)。著書に『軍記物語の機構』(汲古書院、2011年2月)等、 論文に「『平家物語』における祝祭的表象」(鈴木則郎編『平家物語 〈伝統〉の受容と再創造』〈おうふう、2011年5月〉所収)等。
[主要担当授業]国文学研究演習T・II、国文学概論、国文学基礎講読、日本文芸形成論各論、国文学演習

研究者データベース

文学表現を読んで考えることのおもしろさ

 すぐれた文学作品(テキスト)は、読んでいてわくわくするような 表現の動力や機構(しくみ・からくり)を具えています。 そこには、さまざまな意味、イメージ、機能、役割を持ったことばが集まり、 世界を、歴史を、人物を表象しています。その表象のメカニズム、ダイナミズムを捉え出して、 一つ一つのテキストの固有のしくみを明らかにし、表現史、文化史、学問史の中に位置づけること、 これが私のめざすところです。一つ一つのテキストが具えるメカニズム、 ダイナミズムの発動の仕方や強度はまさに固有で、かけがえのない魅力を具えています。 こうした魅力が記述の隅々にまで宿るようなテキストを丁寧に読み解き、 考察し、その魅力の意義を発見したり、論じたり、語り合ったりするのは楽しいことです。 確かに楽しいことばかりではありませんが、苦労を苦労と思わずにがんばれるのは、 何と言っても作品の表現がおもしろいからです。このような思いを持って考えてきたことを、 これまで、『軍記物語の機構』(汲古書院、2011年2月)という本等にまとめてきました。 これからもさらなる発見をめざし、復興への思いも抱いて、読み、学び、考え続けたいと思います。