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教員一覧

教員のよこがお

文化科学 インド文化学 インド学仏教史

教授桜井 宗信
さくらい むねのぶ

博士(文学)。
東北大学大学院文学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、 岩手大学人文社会科学部助教授等を経て現職。
専攻はインド仏教史学。主著に『インド密教儀礼研究−後期インド密教の灌頂次第−』(法蔵館)他。
[主要担当科目]インド仏教史概論、同特論、チベット語

研究者データベース

TDR、そして密教瞑想法

 誘われて一度きりのお付き合いのつもりで訪れたのが7年前。 地球型噴水を眼にした直後に「熱中人間」スイッチが入ってしまい、以来折に触れて京葉線の乗客となっています。

 行き届いた掃除と美しいデコレーション、結構高音質な音楽、甘いキャラメルポップコーンの香り、 そして楽しいアトラクションの数々。ゲストの五感全てを楽しませてくれるTDRですが、 私達が位置するその場所こそが、いつもパーク全体の中心、 ゲストの誰もが「夢と魔法の王国」の王さまになる・・・ 究極のヴァーチャル体験は子供も大人も魅了し、何とも言えない居心地の良さを感じてしまいます。

 さて、私が研究領域とするインド密教にはサーダナという瞑想法があり、 自分自身がホトケにほかならず世界の中心に位置するという確信のもと、 五感をフルに働かせて目の前に絢爛豪華なマンダラ宇宙が実在するかのように深く想念を凝らします。 世界を自由に操ってその中心を占める瞑想者は、“魔法を実現できる”TDRのゲストさながらでしょうか。

 しかしこのサーダナ、決して世界支配の魔法ではありません。 瞑想者はマンダラ世界と移ろいゆく現象界とが表裏一体で同質だと教わって、 結局ホトケ達への執着を捨て去ることに。一歩パークの外へ出た瞬間から待ち受ける日常の現実こそが 「夢と魔法」を支え、「夢」を夢たらしめているTDRと、ここでも一脈通じているように思います。