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教員一覧

教員のよこがお

文化科学 インド文化学 インド学仏教史

教授吉水 清孝
よしみず きよたか

Dr.Phil.
東京大学大学院人文科学研究科印度哲学修士課程修了。 ウィーン大学人文学部インド学専攻博士課程修了。 岩手大学人文社会学部、北海道大学大学院文学研究科を経て現職。
専門はインド中世初期の思想。
[主要担当科目]インド学概論、インド学演習

研究者データベース

サンスクリット語からインド文化のバックボーンへ

ヴェーダ

インドの思想というと、ヒンドゥー教の神話とウパニシャッドの神秘主義とか、ヨーガと伝統医学(アーユルヴェーダ)とか、 あるいはインド独自の論理学が知られていますが、私は主に「聖典解釈学派」という、 古代の宗教書ヴェーダを擁護する立場の思想家を調べてきました。 以前この学派はあまり重要視されませんでしたが、 実はインド思想の諸分野に背後で強い影響を及ぼしたことが最近認められてきました。 特に、ヴェーダのテキストを永遠の聖典とするだけでなく、人間個人が、 頭の中でどういう段取りで言葉を理解し行動していくかという、 現代で言う語用論(プラグマティクス)的な関心をもっていたことが興味深いです。 原典で使われている古典語のサンスクリットは、数多くの部品を巧みに組み込んだ精密機械のような言語で、 叙事詩『マハーバーラタ』などの文学を読むと、インド人が古くから、 パソコンもモニタもなしに仮想世界を楽しんでいたことが分かります。