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教員一覧

教員のよこがお

文化科学 西洋文化学 英文学

教授大河内 昌
おおこうち しょう

文学博士。
東北大学文学研究科修士課程修了。東北大学助手、山形大学教授を経て現職。
専攻は英文学。論文に “A Sublime Theory of the Body: Thomas Malthus’s Anti-Aesthetics in his Essay on the Principle of Population (1798)”、 “Governing Imagination: The Aesthetic Moment in the Works of Hume, Adam Smith, and Burke”、「シャフツベリーにおける美学と批評」など。
[主要担当科目]英文学概論、英文学演習、英文学各論、英語文化論各論

研究者データベース

一日の終わりに

一日の終わりに、仕事や雑事から自分を解放して、リラックスする時間はだれにとっても貴重なものです。 そういうとき、かつて私は好きな本を読みました。 しかし、今はどんな本を読んでも自分の研究と関連させてしまうので、 読書は休息になりません。本を読んでいて偶然に研究に関するアイディアが浮かんだりすると、 気分が高揚して休めなくなります。一日の終わりに心を休ませるときは、 私はなるべく文字を読まずに、音楽を聴きます。 だから、言葉という夾雑物が混じる歌曲やオペラは聞きたくありません。 私にとって、そうした時間にぴったりなのは、弦楽四重奏やジャズのピアノ・トリオです。 音が重層的に組み合わさって、抽象的な音の構造物になってゆく過程に耳を澄ましていると、 音楽とは何て純粋なもので、それに対して、言葉とはなんと不純で鈍重なものかと思います。 しかし、そうして言葉の毒を音楽の力で自分から抜いてゆくと、 またつぎの日には、言葉で作られた物語や思想の世界がなつかしくなり、そこに戻ってゆきたくなるから不思議なものです。