木村邦博 2003年度の授業のシラバス (Last Updated 10/17/03)

(注)東北大学では、セメスターに次のような番号をつけている。

4-9月 10-3月
1年次   1   2
2年次   3   4
3年次   5   6
4年次   7   8

計量行動科学特論U(行動科学各論W)
「教育と経済・社会に関する数理・計量的分析」(「教育、経済、社会」)
(大学院博士前期課程向け第2学期/3・4年生向け第6・8セメスター 木曜日 10:30-12:00)

1. 基本方針
 現代社会において教育(学校教育、特に高等教育)がもつ(主に社会的な)意味を、特に社会の経済的側面との関連に焦点をあわせて考察する。たとえば、

などの具体的な問いを取り上げ、社会の構造と個人の意思決定との関係の分析という行動科学的なアプローチからその説明を試みる。その際、経済学・社会学・社会心理学などの様々の分野の研究において得られた知見を活用することになる。なお、数理的・計量的な手法を用いた研究の紹介を行うこともあるが、できる限りわかりやすい解説を心がけるつもりである。

2. 主要参考文献

 その他、適宜、授業の中で指示する。
 講義においては、特に荒井 (1995) に依拠して話を進める部分が多いと考えられる。ただし、荒井 (1995) の議論は専門的な細かいところにまで及んでいるけれども、この講義では基本的な考え方の理解を重視するため、そこまで踏み込んだ議論は行わない。

3. 講義の進め方
 「1. 基本方針」で例示したような問いについて、「4. スケジュール」に示した順番で検討していく。
 講義においては、資料を配布し、それに沿って話を進める。話の途中で、随時、質問を出す。その質問について自分で考え、その考えを発表するとともに、一緒に受講している人たちと議論をしてほしい。

4. スケジュール(予定)

───────────────────────────────────────
  回  月/日           内容
───────────────────────────────────────
    1   10/ 9   授業計画の説明、イントロダクション
    2      16   1.学歴による賃金の格差と大学進学行動
                  1.1 人的資本論 (1)
    3      23   1.学歴による賃金の格差と大学進学行動
                  1.1 人的資本論 (2)
    4      30   1.学歴による賃金の格差と大学進学行動
                  1.2 シグナリング理論 (1)
    5   11/ 6   1.学歴による賃金の格差と大学進学行動
                  1.2 シグナリング理論 (2)
                  1.3 社会学的機能主義理論とコンフリクト理論との対立
    6      13   2. 進学率の地域間格差
                  2.1 マクロ・データによる分析
           20   (行動科学集中講義のため休講)
    7      27   2. 進学率の地域間格差
                  2.2 ミクロ・データによる分析
    8   12/ 4   3. 女性にとっての学歴の意味
                  3.1 進学率の男女間格差
    9      11   3. 女性にとっての学歴の意味
                  3.2 有配偶女性の学歴、就業形態と性別役割意識の関係 (1)
   10      18   3. 女性にとっての学歴の意味
                  3.2 有配偶女性の学歴、就業形態と性別役割意識の関係 (2)
   11    1/16   4. 学力低下論争をめぐって
   12      23   4. 学力低下論争をめぐって
───────────────────────────────────────

5. レポート課題
 レポートの課題・書式・提出期限・提出場所等については、後日、指示する。

6. その他
6.1 オフィス・アワー
 *曜日、**:**-**:**とする。この講義の内容に関する質問などがある場合には、オフィスアワーを活用して、木村の研究室に来てほしい。なお、できる限り事前にアポイントメント(予約)をとるようにしていただきたい。
6.2 成績評価
 成績は、出席状況、授業での発言と、期末レポートの評価にもとづいて判断する。


行動科学演習Z
「階層・階級、ジェンダーと階層意識」
(3・4年生向け;第5・7セメスター 月曜日 13:00-14:30)

1. 基本方針
 階層・階級とジェンダー、家族、政治意識などとの絡み合いについて、計量社会学的な方法でアプローチした研究を取り上げ、検討する。特に、Wright (2000) の Part 2, Part 3 を中心に、関連した文献も参照する。以上の検討にもとづき、利用可能な社会調査データを用いて先行研究の知見を追試するにはどのようにすればよいか、考察する。
 第6セメスターの行動科学演習[をあわせて履修することが望ましい。

2. 教科書・参考書
【教科書】

【参考書(主なもの)】

3. 授業の進め方
(1) 教科書 (Wright 2000) の Part 2, Part 3 に収録された、階層・階級とジェンダーや家族、階級・階層意識に関する章(論文)をとりあげて、内容の把握、疑問・問題点の指摘と討論を行う。ひとつの章につき(参加者数と長さに応じて)1〜3名の担当者を割り当て、内容と問題点などに関する報告をしてもらう。ひとつの章を複数名で担当する場合、機械的に分担してしまうのでなく、章全体の内容を担当者全員が把握し、各回の報告がつながるように、共同で勉強や報告の準備を行うこと。
(2) 階層・階級とジェンダーや家族、階級・階層意識に関するその他の先行研究(教科書に引用されているものや、上の参考文献リストに挙げたものなど)も参照しつつ、問題・課題の明確化を図る。
(3) 以上の考察を踏まえ、今後の研究の展望を考え、行動科学研究室で利用可能な社会調査データ(SSM調査、高校生調査、静岡女性調査など)を用いた追試を企画する。(第6セメスターの行動科学演習[で、実際に追試を行ってみることになる。)これが、受講生諸君の卒業研究・卒業論文につながることを期待している。

4. スケジュール(予定)

────────────────────────────────────────────
 回  月/日         内容                                                  担当
────────────────────────────────────────────
  1   4/ 7    授業計画の説明
  2     14    報告準備・打ち合わせ
  3     21     6  Conceptualizing the interaction of class and gender
        28    (休講予定)
  4   5/12     7  Individuals, families and class analysis (pp.125-134)
  5     19     7  Individuals, families and class analysis (pp.134-145)
  6     26     8  The noneffects of class on the gendered division of
                  labor in the home
  7   6/ 2     9  The gender gap in workplace authority (pp.159-168)
  8      9     9  The gender gap in workplace authority (pp.168-182)
  9     16    10  A general framework for studying class consciousness
                  and class formation (pp.185-198)
 10     23    10  A general framework for studying class consciousness
                  and class formation (pp.199-215)
 11     30    11  Class consciousness and class formation in Sweden,
                  the United States and Japan (pp.216-224)
      7/ 7    11  Class consciousness and class formation in Sweden,
                  the United States and Japan (pp.224-233)          
 12     14    11  Class consciousness and class formation in Sweden,
                  the United States and Japan (pp.234-247)
 13     28    (予備日)
────────────────────────────────────────────
 *内容・日程については、参加者数などに応じて変更することもある。

5. レポート課題
5.1 課題
 講義で取り上げた章(論文)や参考文献などを読んで、それがどのような課題に取り組み、何が明らかになり、どのような研究上の問題点が残されているかを考察する。
5.2 書式
 ワープロを使用し、A4判の上質紙に横書きで印字する。『行動科学研究マニュアル』の「卒研報告・修士論文執筆要項」に準じた書式とする。具体的には、A4判の紙に30行×35〜40字(全角)で印字(横書き)。ただし、マージンは上・下30mm、左・右25mmとする。この書式で4枚以上6枚以内とする(引用文献リスト・図表を含む)。
 レポートの冒頭には、タイトル、学籍番号・氏名、提出日を記しておく。また、複数ページにわたる場合にはページ番号をふっておくこと。
5.3 提出期限と提出場所
 2003年9月3日(水)まで。行動科学分析室にある(スタッフへの配布物用の)レターケースの木村の棚に入れる。

6. その他
6.1 オフィス・アワー
 *曜日、**:**-**:**とする。
6.2 成績評価
 成績は、レポートと、出席や議論への参加の状況とにより、総合的に判断する。
6.3 夏休みにしておいてほしいこと(第6セメスターの行動科学演習[を履修する場合)
 第6セメスターの行動科学演習[を履修する意思のある人は、夏休み中に、階層・階級、ジェンダーと階層意識に関する文献を自分で検索し、興味を持ったものを読み、利用可能な社会調査データを用いて先行研究の知見を追試するにはどのようにすればよいか、検討しておいてほしい。


行動科学演習[
「階層意識への計量社会学的アプローチ」
(3・4年生向け;第6・8セメスター 月曜日 13:00-14:30)

1. 基本方針
 階層・階級とジェンダー、家族、政治意識などとの絡み合いについて、利用可能な社会調査データを用いて、先行研究の知見を追試する。
 第5セメスターの行動科学演習Zを履修していたことが望ましい。(さらに行動科学基礎実習Uを受講していれば、なお望ましい。)

2. 主な参考文献

3. 授業の進め方
 前期の行動科学演習Zでの勉強を踏まえ、先行研究を検討し、各自の研究テーマ・課題を確定し、今後の展望を考える。さらに、行動科学研究室で利用可能な社会調査データ(SSM調査、高校生調査、静岡女性調査など)を用いた追試を企画・実施する。中間報告と最終報告で、その成果を報告する。この演習での経験が、受講生諸君の卒業研究・卒業論文につながることを期待している。
 なお、行動科学基礎実習Uを受講していない学生に対しては、統計処理ソフトウェアSPSSの使い方に関する指導も並行して行う。

4. 利用可能な社会調査データについて
(1) 社会階層と社会移動全国調査(SSM調査:1955, 1965, 1975, 1985, 1995)
 日本の階層構造と階層意識に関する代表的な継続的調査研究。1955年から10ごとに実施されている。女性が対象に含まれるようになったのは1985年調査から。直井優ほか編 (1990)、盛山和夫ほか編 (1998)、盛山和夫ほか編 (2000)、富永健一編 (1979) などを参照。
(2) 教育と社会に対する高校生の意識調査(高校生調査:第1次〜第4次)
 宮城県内(第2次は仙台圏以外、それ以外は仙台圏)の高校生とその両親を対象。調査項目は、進路志望、不公平感、文化資本、性別役割意識(第3次調査以降)、学習意識(第4次調査のみ)など。詳しくは、東北大学文学部教育文化研究会 (1988)、海野道郎・片瀬一男 (1990)、鈴木昭逸・海野道郎・片瀬一男 (1996)、片瀬 (2001) を参照。
(3) 現代女性の生活と意識に関する調査 (1992, 1993)  静岡市内の既婚女性で、夫が生存しており、末子が小学校在学中の人を対象。調査項目は、家庭生活(家事分担など)、社会的ネットワーク、階層意識(階層帰属意識、不公平感など)、性別役割意識、ほか。詳しくは、木村・野沢 (1994) を参照。

5. スケジュール(予定)

───────────────────────────────────────
 回  月/日         内容
───────────────────────────────────────
  1  10/ 6    授業計画の説明
  2     20    先行研究の検討と課題設定に関する報告(1)
  3     27    先行研究の検討と課題設定に関する報告(2)
  4  11/10    利用可能な既存データによる先行研究の追試(1)
  5     17    利用可能な既存データによる先行研究の追試(2)
  6  12/ 1    利用可能な既存データによる先行研究の追試(3)
  7      8    中間報告
  8     15    利用可能な既存データによる先行研究の追試(4)
  9     22    利用可能な既存データによる先行研究の追試(5)
 10   1/19    最終報告(1)
 11     26    最終報告(2)
───────────────────────────────────────

6. レポート課題
6.1 課題
 階層・階級とジェンダー、家族、政治意識などとの絡み合いについて、各自の研究テーマに関する先行研究の知見を追試した結果について、報告し、考察を行う。
6.2 書式
 ワープロを使用し、A4判の上質紙に横書きで印字する。『行動科学研究マニュアル』の「卒研報告・修士論文執筆要項」に準じた書式とする。具体的には、A4判の紙に30行×35〜40字(全角)で印字(横書き)。ただし、マージンは上・下30mm、左・右25mmとする。この書式で4枚以上6枚以内とする(引用文献リスト・図表を含む)。(枚数が多くなる分にはかまわないが、あまり散漫になるのも考えものなので、一応この程度とする。)
レポートの冒頭には、タイトル、学籍番号・氏名、提出日を記しておく。また、複数ページにわたる場合にはページ番号をふっておくこと。 。
6.3 提出期限と提出場所
 2004年2月10日(火)まで。行動科学分析室にある(スタッフへの配布物用の)レターケースの木村の棚に入れる。

7. その他
7.1 オフィス・アワー
 *曜日、**:**-**:**とする。
7.2 成績評価
 成績は、レポートと、出席や議論への参加の状況とにより、総合的に判断する。


行動科学基礎演習V
「確率・統計の考え方入門」
(2年生向け;第3セメスター 金曜日 10:30-12:00)

1. 基本方針
 確率・統計の考え方は、社会調査によって得られたデータの計量分析や、社会現象の数学的なモデルの構築など、行動科学的研究を行うにあたって基本となるもののひとつである。この基礎演習では、英文テキストとその邦訳とを対照させて読みながら、確率論・統計学の基礎知識を学ぶ。それとともに、日常生活において確率や統計がどのような形で「誤って」使われているかを、新聞・雑誌等の記事や書籍・論文などから例を探して考える。(さらに、あわせて英語文献の読み方や情報収集の技術なども学ぶ。)
 このような作業を経験することによって身につけてほしいと期待しているのは、「情報」を的確に理解・評価する能力である。とりわけ、その中でも次の2つである。
  (1) 統計的データを的確に分析し、その分析結果を的確に表現する能力
  (2) 英語の文章を読み、その内容を日本語で的確に表現する能力

2. 教科書・参考書
【教科書】(原著は各自インターネット書店などで、邦訳は生協文系書籍部・教科書売り場で、購入すること)

【参考書】

3. 授業の進め方
 指定された章に関して、報告と討論を行なう (「4. スケジュール」を参照)。報告者は「レジュメ」を用意して、担当の章の内容を過不足なく紹介するとともに、疑問点や問題点などを指摘する(翻訳のよい点や問題点も含む)。報告者以外の受講生は、報告者に対し質問をし、議論に参加する。
 さらに、各章の内容に関する報告の次の回の冒頭に、原則として自分が担当した章の内容にあてはまる具体例を紹介する。ここでの議論を参考に、さらに例を探したり考察を深めたりする。その作業にもとづいて、学期末レポートを執筆する(「5. レポート課題」を参照)。
注意
 レジュメは、原書の「直訳」や邦訳の単なる引用・丸写しではいけない。翻訳のしかたやプレゼンテーション技術に関する参考書を読み、そこに書かれていることを活かす形でレジュメを作成すること。

4. スケジュール

────────────────────────────────────────
  回  月/日         内容(テキストの章など)                         担当
────────────────────────────────────────
   1   4/11   授業計画の説明、担当の決定
   2     18   発表の打ち合わせ
   3     25    1. Chance Encounters [偶然との出会い]
       5/ 2   (休講)
   4      9    1章の例
               4. Figuring the Odds (pp.46-54)
              [勝ち目を計算する (59-68頁)]
   5     16    4章前半の例
               4. Figuring the Odds (pp.54-63)
              [勝ち目を計算する (69-77頁)]
   6     23    4章後半の例
               5. Mind Games for Gamblers (pp.64-72)
              [賭博師の心理ゲーム (79-88頁)]
   7     30    5章前半の例
               5. Mind Games for Gamblers (pp.72-82)
              [賭博師の心理ゲーム (89-100頁)]
   8   6/ 6    5章後半の例
               6. Chance or Necessity? (pp.83-97)
              [偶然か必然か (101-115頁)]
   9     13    6章前半の例
               6. Chance or Necessity? (pp.97-108)
              [偶然か必然か (115-126頁)]
  10     20    6章後半の例
               7. Order in Apparent Chaos (pp.109-122)
              [カオスの中にある秩序 (127-140頁)]
  11     27    7章前半の例
               7. Order in Apparent Chaos (pp.122-131)
              [カオスの中にある秩序 (141-150頁)]
  12   7/ 4    7章後半の例
              10. Paradoxes in Probability (p.174-p.181,l.21)
              [確率のパラドックス (197頁-206頁11行目)]
  13     11   10章前半の例
              10. Paradoxes in Probability (p.181,l.22-p.188)
              [確率のパラドックス (206頁12行目-213頁)]
  14     18   10章後半の例
────────────────────────────────────────

5. レポート課題
5.1 課題
 教科書(および上述の参考文献など)の論述を参考にして、新聞記事・雑誌記事・書籍・学術論文などの中から、確率に関する考え方の「誤り」や、統計的手法の誤った使用例(複数でもよい)を探し、それがどのような意味で間違っているのかについて考察する。統計的手法の誤用の場合は、さらに、それを具体的にどのように改善していけばよいのかについても検討する。
5.2 書式
 原則としてワープロを使用すること。『行動科学研究マニュアル』の「卒研報告・修士論文執筆要項」に準じた書式とする。具体的には、A4判の紙に30行×35〜40字(全角)で印字(横書き)。ただし、マージンは上・下30mm、左・右25mmとする。枚数制限はない。
 図表は、できる限り本文中に挿入。レポートの冒頭には、タイトル、執筆者の学籍番号・氏名、提出日を記しておく(枚数に含まれる)。また、ページ番号をふっておくこと。
5.3 提出期限と提出場所
 2003年 9月 3日(水)、17:00 まで。行動科学分析室にある(スタッフへの配布物用の)レターケースの木村の棚に入れる。

6. その他
6.1 オフィス・アワー
 *曜日、**:**-**:**とする。この基礎演習の内容に関する質問、報告にあたっての相談などがある場合には、オフィスアワーを活用してほしい。なお、できる限り事前にアポイントメント(予約)をとるようにしていただきたい。
6.2 成績評価
成績は、報告やレポートの評価、出席状況などにもとづいて総合的に判断する予定である。


社会学T
(東北学院大学 文教経1年生向け;前期 火曜日 10:30-12:00)

1. 講義の概要
 社会学がめざすのは、

ということである。生活問題に関する社会学的研究の具体的な例を取り上げ、それらがこのねらいにどのような方法で取り組み、どのような成果を上げたのかを解説する。それによって現代社会の分析の基本的な考え方を伝えたい。社会学的な考え方が、皆さんの生活の中で何らかの役に立てば幸いである。

2. 教科書・参考書
 教科書として、

を用いる。また、この本を補う意味で、参考書として、
を適宜参照する。

3. 講義の進め方(基本方針)
 教科書の中から10の章を選び、ひとつの章につき1回で講義する予定である。単に教科書に書いてあることをなぞるのではなく、参考資料なども配付した上で、解説を行う。
 「暗記」は要求しない。「考える」ことを心がけてほしい。授業時間中に随時、「問」を出すので、その「問」について各自考え、また周囲にいる人と討論していただきたい。この「問」について考えたことを授業中に紙に書いて提出してもらう場合もある。提出用の紙は、各自がB5判のレポート用紙を持参してそれを用いてほしいと考えている。
 質問や議論は大歓迎である。講義の途中でも、どしどし口をはさんでほしい。

4. 講義内容(日時・内容等を変更する場合があるので注意すること)

────────────────────────────────────── 
   回    日付    内容
────────────────────────────────────── 
    1    4/15    イントロダクション(授業計画、社会学のねらいについて)
    2      22     1章  少年非行と大人の犯罪
    3    5/ 6     3章  十代の売買春
    4      13     4章  薬物乱用
    5      20     6章  自殺
    6      27     7章  パートナー関係
    7    6/ 3     9章  教育崩壊をめぐる問題
    8      10    10章  高齢化と高齢者問題
    9      17    11章  リストラ・失業・過労死
   10      24    12章  エイズ
   11    7/ 1    13章  環境をめぐる問題
   12       8    エピローグ:社会学のねらい再考
────────────────────────────────────── 

5. 試験について
 7月下旬の試験期間中に試験を実施する。具体的なことについては、後日、講義の中で指示する。
 なお、成績は、この期末試験の評価と出席状況とにもとづいて、総合的に判断してつける予定である。


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