(注)東北大学では、セメスターに次のような番号をつけている。
4-9月 | 10-3月 | ||
1年次 | 1 | 2 | |
2年次 | 3 | 4 | |
3年次 | 5 | 6 | |
4年次 | 7 | 8 |
1. 基本方針
統計的手法は、行動科学の重要な方法のひとつである。しかしながら、統計的手法が誤った使われ方をすることも多い。そこでこの演習では、英文テキストとその邦訳を対照して読みながら、統計的手法の基礎に関する理解を深め、誤用を見抜く眼を養う。あわせて、新聞・雑誌の記事などから日本における例を探す。
このような作業を経験することによって身につけてほしいと期待しているのは、「情報」を的確に理解・評価する能力である。とりわけ、その中でも次の2つである。
2. 教科書・参考書
【教科書】(生協文系書籍部・教科書売り場で原著・邦訳とも購入すること)
3. 授業の進め方
指定された章に関して、報告と討論を行なう (5. スケジュールを参照)。報告者は「レジュメ」を用意して、担当の章の内容を過不足なく紹介するとともに、疑問点や問題点などを指摘する(翻訳上の問題も含む)。報告者以外の受講生は、報告者に対し質問をし、議論に参加する。
さらに、各章の内容に関する報告の次の回の冒頭に、原則として自分が担当した章の内容にあてはまる具体例を紹介する。ここでの議論を参考に、さらに例を探したり考察を深めたりする。その作業にもとづいて、学期末にレポート課題に関する中間報告を全員が行い、レポートを執筆する(4. レポート課題、を参照)。
注意
レジュメは、原書の「直訳」や邦訳の単なる引用・丸写しではいけない。翻訳のしかたやプレゼンテーション技術に関する参考書を読み、そこに書かれていることを活かす形でレジュメを作成すること。
4. レポート課題
4.1 課題
教科書(および上述の参考文献など)の論述を参考にして、新聞記事・雑誌記事・書籍・学術論文などの中から統計的手法の誤った使用例(複数でもよい)を探し、それがどのような意味で間違っているのかについて考察する。さらに、それを具体的にどのように改善していけばよいのかについても検討する。
4.2 書式
できる限りワープロを使用してほしいが、使用不可能な場合には手書きでもよい。いずれの場合でも枚数制限はない。
ワープロを使用する場合、A4判の上質紙に横書きで印字する。1頁あたり35行、1行あたり全角40字を目安とし、文字サイズ・マージンなどは見やすいように工夫する。
手書きの場合、A4判のレポート用紙を用いる。
なお、グラフを手書きで描く場合には、グラフ用紙を使用し正確に描くこと。
4.3 提出期限と提出場所
1998年 月 日( )、17:00 まで。木村の研究室で木村に直接手渡すか、行動科学分析室にある(スタッフへの配布物用の)レターケースの木村の棚に入れる。
5. スケジュール ────────────────────────────────────────── 回 月/日 内容(テキストの章など) 担当 ────────────────────────────────────────── 1 4/13 授業計画の説明、担当の決定 2 20 発表の打ち合わせ 3 27 イラクの戦死者数とはしか患者の死亡者数 (37-42頁) [Iraqi Death Toll Unknown, pp.38-41] 新聞発行部数ますます低下? (136-138頁) [Newspaper Circulation Down, pp.126-127] 4 5/11 前回報告部分に関連した例 ダイエット中につき、1食当たり761カロリー! (183-184頁) [761 Calories, 428 Mgs. Sodium, ..., pp.171-172] ペプシに320億ドル要求の難題 (94-98頁) [The $32 Billion Pepsi Challenge, pp.86-89] 5 18 前回報告部分に関連した例 あなたがアガシに打ち勝つ方法! (189-191頁) [Agassi Wins Again, pp.176-177] ロジャー・クレメンス、あわや完全試合 (196-198頁) [Near-Perfect Game for Roger Clemens, pp.181-183] DNA、殺人犯を指し示す (75-77頁) [DNA Figures Murderer, pp.72-73] 6 25 前回報告部分に関連した例 出現確率2分の1、表の次は・・・ (78-83頁) [Darts Trounce the Pros, pp.74-78] ボスニア・・・ヴェトナムか第二次世界大戦か (21-26頁) [Bosnia: Is It Vietnam or World War II? pp.14-18] "発癌" 携帯電話で株価が下落! (84-89頁) [Cellular Phones Tied to Brain Cancer, pp.79-82] 7 6/ 1 前回報告部分に関連した例 「私は少し妊娠しています」 (158-161頁) [FDA Caught Between Opposing Protesters, pp.151-153] イカサマな世論調査、統計の不思議 (192-195頁) [New Survey Reveals Changing Attitudes, pp.178-180] 8 8 前回報告部分に関連した例 タバコとマッシュルーム、ハイリスクなのは? (144-152頁) [Ranking Health Risks, pp.133-139] 9 15 前回報告部分に関連した例 「割当の女王」か、はたまたスーパーウーマン? (15-20頁) [Lani "Quota Queen" Guinier, pp.9-13] 銃による死者、車による死者を超すのは間近 (69-71頁) [Guns Will Soon Kill More Than Cars, pp.67-68] 10 29 前回報告部分に関連した例 民族差別と同性愛者差別の関係は (64-68頁) [Company Charged with Ethnic Bias in Hiring, pp.59-62] ペンシルヴェニア上院選で不服の申し立て (46-49頁) [Fraud Alleged in Pennsylvania Senate Race, pp.45-48] 11 7/ 6 前回報告部分に関連した例 レポート課題の中間報告(1) 12 13 レポート課題の中間報告(2) 13 27 (予備日) ──────────────────────────────────────────
6. その他
6.1 オフィス・アワー
*曜日、 :00- :00とする。この基礎演習の内容に関する質問、報告にあたっての相談などがある場合には、オフィスアワーを活用してほしい。なお、できる限り事前にアポイントメント(予約)をとるようにしていただきたい。
6.2 成績評価
成績は、報告やレポートの評価、出席状況などにもとづいて総合的に判断する予定である。
1. 基本方針
数学的なモデルを構築し、その解析・考察を行うことも、行動科学の重要な研究法のひとつである。この演習では、種々の社会現象に関する簡単な数理モデルを、そこで用いられる数学的手法とともに学び、そのモデルの応用や展開について考える。
2. 教科書・参考書
【教科書】(生協文系書籍部・教科書売り場で購入すること)
3. 授業の進め方
この基礎演習は、(1) 教科書(小林・木村 1995)を用いた演習、(2) 主要参考書(甲田・高坂 1989)の11章・15章を用いた演習、(3) 優秀レポートの報告、からなる (5. スケジュールを参照)。
(1) 教科書(小林・木村 1995)を用いた演習
教科書の各章(最終的に収録されなかったものの一部を含む)に関して、報告と質問・討論を行なう。報告担当者は、次の2つの方式のうち一方を選び、担当日時の2週間前までに参加者に伝え、当日はその方針にしたがって授業を進める。
方式1 教科書解説型
担当の章の内容(数理モデルの展開のプロセスやそこで用いられている数学的手法)について、報告者がわかりやすく解説する。報告者以外の受講生は、(教科書の予習をふまえ)報告者に対する質問などを通して、内容の理解につとめる。
方式2 応用問題実践型
木村の用意した練習問題(別紙参照)を取り上げ、教科書・参考書を参考にしながら事前に解答を考える(できれば報告者以外の人も事前に解答を試みてほしい)。授業時間においては、報告者が解答をわかりやすく解説する。(ただし、一方的に話すのではなく、他の受講生にも解答のプロセスが理解できるよう、質問を出したり式を変形する時間を与えたりするなどの工夫をしてほしい。)報告者以外の受講生は、報告者の解答に対して質問やコメントをする。
(2) 主要参考書(甲田・高坂 1989)の11章・15章を用いた演習
担当の章の内容(数理モデルの展開のプロセスやそこで用いられている数学的手法)について、報告者がわかりやすく解説する。報告者以外の受講生は、(教科書の予習をふまえ)報告者に対する質問などを通して、内容の理解につとめる。
(3) 優秀レポートの報告
課題(2)に関するレポート(4.レポート課題を参照)の中から、優秀なものを選抜して報告してもらう。報告者と報告日時については、2000年 1月 14日(金)に、行動科学分析室前の掲示板に掲示する。各自、報告者に選ばれてもよいように、準備をしておいてほしい。
4. レポート課題
4.1 課題
次の(1)(2)の2つの課題について、レポートを執筆する。
(1) 木村の用意した練習問題の中から少なくともひとつ(いくつでもよい)を選び、それに対する解答を記す。
(2) 以下のAの課題に挑戦する。課題B は、万一それがうまくいきそうにない場合に備え、「保険」として用意しておいたものである。したがって、最初から B でいいと思わないでいただきたい。
A. 自分が関心を持っている社会現象に関して、この基礎演習で学んだ手法を用いて数理モデルを構築し、解析・展開・考察する。
B. 数理モデルを用いて社会現象を分析した論文を読み、その紹介をする。(比較的取り組みやすいと考えられるのは、教科書の小林・木村(1997)や主要参考文献の甲田・高坂 (1989, 11章・15章) で紹介されているモデルを発展させたものだろう。)
4.2 注意事項
レポートは個人単位で作成し提出すること。
ただし、作成の過程においては、自分の頭で考えるだけでなく、誰か他の人から教えてもらったり、文献にあたって知識を得たりすることもあるだろう。そこで、解答の後に、どの部分が自力で考えたことで、どの部分が誰から教えてもらったことで、どの部分がどういう文献から得た知識にもとづくことかを記しておくこと。
4.3 書式
できる限りワープロを使用してほしいが、使用不可能な場合には手書きでもよい。いずれの場合でも枚数制限はない。
ワープロを使用する場合、A4判の上質紙に横書きで印字する。1頁あたり35行、1行あたり全角40字を目安とし、文字サイズ・マージンなどは見やすいように工夫する。
手書きの場合、A4判のレポート用紙を用いる。
なお、グラフを手書きで描く場合には、グラフ用紙・定規を使用し正確に描くこと。
4.4 提出期限と提出場所
2000年 1月13日(木)、17:00 まで。木村の研究室で木村に直接手渡すか、行動科学分析室にある(スタッフへの配布物用の)レターケースの木村の棚に入れる。
5. スケジュール
──────────────────────────────────────── 回 月/日 内容(テキストの章など) 担当 ──────────────────────────────────────── 1 10/ 5 授業計画の説明、担当の決定 2 12 報告の打ち合わせ 3 19 小林・木村(1995) 1章 階層と友人選択 数学のおさらい(A) 確率 数学のおさらい(B) 数列と級数 4 26 小林・木村(1995) 2章 マルコフ連鎖と影響過程 数学のおさらい(C) 行列とベクトル 数学のおさらい(D) マルコフ連鎖 5 11/ 2 小林・木村(1995) 3章 集団目標の実現と集団規模 数学のおさらい(E) 関数と微分法 6 9 小林・木村(1995) 4章 個人的合理性と社会的最適性 7 16 小林・木村(1995) 5章 職業的地位の分布モデル 8 30 小林・木村(1995) 6章 優越関係のネットワーク 9 12/ 7 小林・木村(未発表) 社会的交換と潜在的機能 ラグランジュの未定乗数法 10 14 甲田・高坂(1989) 11 人間集団のモデル 11 21 甲田・高坂(1989) 15 意図せざる結果 12 1/11 レポート課題進行状況の報告 13 レポート提出期限 13 18 優秀レポートの報告 14 25 優秀レポートの報告 ────────────────────────────────────────
6. その他
6.1 オフィス・アワー
月曜日、16:30-17:30とする。この基礎演習の内容に関する質問、報告にあたっての相談などがある場合には、オフィスアワーを活用してほしい。なお、できる限り事前にアポイントメント(予約)をとるようにしていただきたい。
6.2 成績評価
成績は、報告やレポートの評価、出席状況などにもとづいて総合的に判断する予定である。
1. 基本方針
日本における女性の労働・家庭生活の実態とそれらに関する人々の意識には、どのような特徴があるか。また、そのような特徴が見られるのはなぜか。官庁統計や社会調査データを用いて日中英米4ヶ国の比較を行った文献(英文)を読み、関連した統計資料や調査報告書、論文などを検索し参照することを通して、考察する。
2. 教科書
教科書として以下の本を用いる。各自、生協文系書籍部教科書売場で購入しておくこと。
3. 授業の進め方
教科書のうち、1・3・4・5章を取り上げる。1章は、木村あるいは院生が解説する。3・4・5章については、それぞれにつき4名程度からなるチームを編成し、このチームのメンバーの共同作業で、担当章の内容についての報告を行う。報告を行うチームは、「レジュメ」や「資料」を用意して、担当章の内容を過不足なく紹介するとともに、疑問点や問題点などを指摘する。(チームでの「共同作業」であることをつねに意識し、安易な「機械的分業」をしないこと。)担当チーム以外の者は、報告に対し質問をし、議論に参加する。さらに、学期末には、担当チームが、関連した文献や統計資料を用いて教科書の補足や批判をする。
4. スケジュール(予定) ──────────────────────────────────────────── 回 月/日 内容(テキストの章・頁) 担当 ──────────────────────────────────────────── 1 4/15 授業計画の説明、担当の決定 2 22 chap.1 Gender, work and industrial society 3 5/ 6 chap.3 Women in paid work in four societies (pp.59-73) 4 13 chap.3 Women in paid work in four societies (pp.73-84) 5 20 chap.3 Women in paid work in four societies (pp.84-97) 6 27 chap.4 Family life in urban societies (pp.99-116) 7 6/ 3 chap.4 Family life in urban societies (pp.116-127) 8 10 chap.4 Family life in urban societies (pp.128-138) 9 17 chap.5 Ideologies of family and women's work (pp.139-154) 10 24 chap.5 Ideologies of family and women's work (pp.155-171) 11 7/ 1 chap.5 Ideologies of family and women's work (pp.171-183) 12 8 関連文献・統計資料の紹介 (chap.3, chap.4) [上記の担当者] 13 15 関連文献・統計資料の紹介 (chap.5) [上記の担当者] 22 (予備日) ────────────────────────────────────────────
5. 関連文献・統計資料の紹介に関する報告にあたっての注意
教科書の内容に関連する文献・統計資料の検索にあたっては、『行動科学研究マニュアル』(東北大学文学部行動科学研究室発行)の「情報検索の基礎技術」の章を参考にすること。
日本での統計・調査結果を検索する場合、まず官庁統計(労働省・総理府などの調査統計)を参照するようにしてほしい。官庁統計の検索にあたっては、次の年鑑・総覧類が役に立つだろう(このリストは例示であり、これ以外にも役に立つものがある)。
6. レポート課題
6.1 課題
チームのメンバーが共同して、関連する文献・統計資料を用いて、担当章の内容について補足・批判を行う。(これも「共同作業」であることに注意。)
6.2 書式
ワープロを使用し、A4判の上質紙に横書きで印字する。1頁あたり30行、1行あたり全角40字を目安とし、文字サイズ・マージンは見やすいように工夫する。図表等を含めて、7枚以上12枚以下にまとめる。(図表の大きさ、レイアウトも見やすいように工夫する。)
6.3 提出期限と提出場所
1999年9月6日(月)、17:00 まで。木村の研究室で木村に直接手渡すか、行動科学分析室にある(スタッフへの配布物用の)レターケースの木村の棚に入れる。
7. その他
7.1 オフィス・アワー
曜日、 :00- :00とする。(ただし、できるだけ事前に予約を取ってほしい。)
7.2 成績評価
成績は、報告や期末レポートにもとづいたチーム単位での評価と、出席や議論への参加の状況にもとづいた個人評価とを組み合わせ、総合的に判断する。
1. 基本方針
階層・階級、ジェンダーと社会意識の問題に計量分析の手法を用いてアプローチした研究を取り上げ、検討を加える。特に、Wright (1997, Part 3 and Part 4) に収録された論文を中心に検討する。利用可能な社会調査データの分析による追試や新たな仮説の提起・検証につなげることをめざす。
2. 教科書
教科書として、次の本を用いる。
3. 授業の進め方
(1) 教科書 (Wright 1995) の Part 3, Part 4 に収録された、階層・階級とジェンダー、階級・階層意識に関する章(論文)をとりあげて、内容の把握、疑問・問題点の指摘と討論を行う。当該の章(論文)の理解を促進するために、その章(論文)の内容に関する(参加者への)質問を書いたプリントを、授業の1週間前までに配布する。参加者は全員、そのプリントの問を参考にして、当該の章(論文)を事前に読んでおく。授業時間中においては、任意の参加者がプリントの問に答え、その答を契機として皆で討論を行う。
(2) 討論の中から、今後の研究の展望を考え、行動科学研究室で利用可能な社会調査データ(SSM調査、高校生調査、静岡女性調査など)を用いて、実際に分析してみる。
(3) 取り上げた章(論文)の中で用いられている計量的手法(特にカテゴリカル・データの分析手法)については、授業とは別に有志で(この特論聴講者以外の希望者も含めて)勉強会を開催して学ぶ。テキストは、
4. スケジュール(予定) ─────────────────────────────────────── 回 月/日 内容(テキストの章・頁) ─────────────────────────────────────── 1 4/13 授業計画の説明 9 Conceptualizing the interaction of class and gender 2 20 10 Individuals, families and class analysis 3 27 11 The noneffects of class on the gendered division of labor in the home 4 5/11 12 The gender gap in workplace authority (pp.318-341) 5 18 12 The gender gap in workplace authority (pp.341-370) 6 25 13 A general framework for studying class consciousness and class formation 7 1 14 Class consciousness and class formation in Sweden, the United States and Japan (pp.407-429) 8 8 14 Class consciousness and class formation in Sweden, the United States and Japan (pp.429-458) 9 15 15 Class, state employment and consciousness 10 29 16 Temporality, class structure and class consciousness 11 7/ 6 既存データの再分析:分析計画と試行的分析の報告(1) 12 13 既存データの再分析:分析計画と試行的分析の報告(2) 13 27 (予備日) ───────────────────────────────────────
5. レポート課題
5.1 課題
講義で取り上げた章(論文)の中から課題を見つけ、その課題に即して、利用可能な社会調査データの再分析を行い、結果と考察を報告する。
5.2 書式
ワープロを使用し、A4判の上質紙に横書きで印字する。1頁あたり35行、1行あたり全角40字を目安とし、文字サイズ・マージンなどは見やすいように工夫する。この書式で8枚以上14枚以内とする(図表含む)。
5.3 提出期限と提出場所
1999年9月6日(月)まで。木村の研究室で木村に直接手渡すか、行動科学分析室にある(スタッフへの配布物用の)レターケースの木村の棚に入れる。
6. その他
6.1 オフィス・アワー
金曜日、13:00-14:00とする。
6.2 成績評価
成績は、報告や期末レポートと、出席や議論への参加の状況とにより、総合的に判断する。
1. 基本方針
現代社会において教育(学校教育、特に高等教育)がもつ(主に社会的な)意味を、特に社会の経済的側面との関連に焦点をあわせて考察する。たとえば、
2. 参考文献
3. 講義の進め方
「1. 基本方針」で例示したような問いについて、「4. スケジュール」に示した順番で検討していく。
講義においては、資料を配布し、それに沿って話を進める。話の途中で、随時、質問を出す。その質問について自分で考え、その考えを発表するとともに、一緒に受講している人たちと議論をしてほしい。
4. スケジュール
──────────────────────────────────────── 回 月/日 内容 ──────────────────────────────────────── 1 10/ 5 授業計画の説明、イントロダクション 2 12 1.学歴による賃金の格差と大学進学行動 1.1 人的資本論 (1) 3 19 1.学歴による賃金の格差と大学進学行動 1.1 人的資本論 (2) 4 26 1.学歴による賃金の格差と大学進学行動 1.2 シグナリング理論 (1) 5 11/ 2 1.学歴による賃金の格差と大学進学行動 1.2 シグナリング理論 (2) 1.3 社会学的機能主義理論とコンフリクト理論との対立 6 9 2. 進学率の地域間格差 2.1 マクロ・データによる分析 7 16 2. 進学率の地域間格差 2.2 ミクロ・データによる分析 8 30 3. 女性にとっての学歴の意味 3.1 進学率の男女間格差 (1) 9 12/ 7 3. 女性にとっての学歴の意味 3.1 進学率の男女間格差 (2) 10 14 3. 女性にとっての学歴の意味 3.2 有配偶女性の学歴、就業形態と性別役割意識の関係 (1) 11 21 3. 女性にとっての学歴の意味 3.2 有配偶女性の学歴、就業形態と性別役割意識の関係 (2) 12 1/11 4. 学歴と不公平感:自己利益の正当化か客観的判断か (1) 13 18 4. 学歴と不公平感:自己利益の正当化か客観的判断か (2) 14 25 (予備日) ────────────────────────────────────────
5. レポート課題
レポートの課題・書式・提出期限・提出場所等については、後日、指示する。
6. その他
6.1 オフィス・アワー
曜日、 : - : とする。この講義の内容に関する質問などがある場合には、オフィスアワーを活用してほしい。なお、できる限り事前にアポイントメント(予約)をとるようにしていただきたい。
連絡先: 電話 022-217-5967(木村研究室直通) 022-217-6037(文学部行動科学研究室) 電子メール kkimura@sal.tohoku.ac.jp
6.2 成績評価
成績は、期末レポートの評価にもとづいて判断する予定である。