論文選集 訓民正音の世界

中村 完著
韓国文化研究振興財団助成出版物


発行日  :1995年3月18日
編集発行者:中村完教授退官記念会
      〒980-77 仙台市青葉区川内 東北大学文学部言語学研究室内
      Tel. 022-217-5981
頒価   :5000円(好評のうちに完売いたしました)
[書誌・所在情報]


目次

はしがき	i

朝鮮語の歴史	1
古代朝鮮語の文字化	17
史的名辞「吏読」の概念と意識について	35
吏読語における用言の基本構造とその周辺の問題について	57
朝鮮語懸吐文における漢字であらわされた文法語について	79
朝鮮版地蔵菩薩本願経における吐の形態について	93
中期朝鮮語における吐の問題	111
訓民正音における文化の構造と意識について	145
諺文文献史における英・正時代について	179
古義堂学派における朝鮮研究	213
東国正韻の史的意義について	223
「朴通事 上」の漢字の表音について	235
陀羅尼の朝鮮訳音の表記について	265
蒙山法語の中期朝鮮語	273
日本語の語「あう」の意味論	315
翻訳の翻訳	331
朝鮮における固有の神観念への考察	343
ハングルの視点	355
訓民正音の世界	371

あとがき	455
編集者あとがき	457

「編集者あとがき」から

本書は、中村完教授が東北大学文学部を退官なさるにあたって、学恩を蒙った ものがその長年にわたるご労苦に報いようと、先生のご業績のうちから主要な論文を 選び、主題によって配列して、一巻にまとめたものである。紙幅の制約から 学術論文は18編にとどめざるをえず、それに朝鮮文化論を視野に納めた朝鮮語学者と しての先生の自伝としての性格も持つ文章である「訓民正音の世界」を加えて、 これを論文集の書名とすることにした。論文の選択と配列は、中村先生のご希望を 伺いながらも、最終的には、私どもの考えによって行った。


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1999-04-20T19:30:00+09:00
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