試論 川内レヴュー 青葉文学賞

青葉文学賞

第38回青葉文学賞選考結果報告

以下の論文が授賞論文に決定しました.

福士航、「『ある貴族とその妹の恋文』における二重のポリティクス」(『フィクションのポリティクス』[英宝社 2015年] 所収)

福士航氏には規定に基づき,賞金と賞状が授与されます.

平成30年3月31日

青葉文学賞委員会

  • 大河内昌(東北大学)
  • 原英一(東京女子大学)
  • 小澤博(関西学院大学)
  • 岩田美喜(立教大学)

青葉文学賞委員会の委員であった箭川修氏が逝去されました. 箭川氏には今回の選考作業にも加わっていただいており,選考コメントもいただいておりました. 箭川氏の長年にわたる青葉文学賞委員会への貢献に対して感謝し,ご冥福をお祈りいたします.

「青葉文学賞」について

青葉文学賞は昭和37年に,土居光知先生のご寄付を基金として設立され,東北大学英文科出身の若い学者の育成を目的として,少壮の研究者の優れた論文に授与されてきました. しかし,昨今の英文学研究を取り巻く環境の大きな変化によって,英文学を専攻した大学院生の研究職への就職状況が悪化し,大学院を修了した後も不安定な生活を余儀なくされる同窓生も増えています. それと同時に,大学院博士課程に進学する学生も激減しています. こうした状況を鑑み,若手研究者の育成という青葉文学賞本来の目的を果たすために,下記のように授賞規程を見直し,授賞委員会も新たに組織し直して,再出発しました. 従来の青葉文学賞と変わるのは,大学院生や若手のために「青葉文学賞奨励賞」を設けたことと,専任職を持たない受賞者のための「研究奨励金」を設けたことです. 授賞対象となる若手同窓生の積極的な応募をお願いいたします.

青葉文学賞授賞規程

1. 受賞対象

東北大学英文科(学部・大学院)出身の英文学研究者の学術論文もしくは著書で、過去2年間に学術雑誌等に発表もしくは出版されたものを対象とする。 自薦他薦を問わない。 青葉文学賞の授賞対象者は対象論文・著書を発表した年度において40歳以下の者、青葉文学賞奨励賞は33歳以下の者とする。

2. 授賞内容

  • 青葉文学賞   -賞状、賞金(10万円)、受賞者は複数(2名程度)も可
  • 青葉文学賞奨励賞-賞状、賞金(5万円) 、受賞者は複数(2名程度)も可

なお、青葉文学賞、青葉文学賞奨励賞とも、受賞の時点で専任職をもたない授賞者に対しては、賞金のほかに研究奨励金として10万円を授与する。 (青葉文学賞を重ねて受賞することはできないが、青葉文学賞奨励賞の受賞者は青葉文学賞の授賞対象者となりうる。)

3. 募集スケジュール

  • 選考は2年に1回行う。

*住所・勤務先などの変更の折はかならず青葉文学賞委員会までお知らせください。

連絡先

Address
〒980-8576 仙台市青葉区川内27番1号 東北大学大学院文学研究科英文学研究室内
Tel & Fax
022-795-5961
Email
englit*g-mail.tohoku-university.jp (*は@に変換してください)