
平成21年度の文化人類学関係開講科目についての情報です。東北大学での文化人類学の学び方については、学部生はこちらのページ、大学院生はこちらのページもご覧ください。
■学部1年生
◆「文化人類学」前期
宗教、人種・民族、ジェンダー、家族、移民、観光、メディアといった多様なテーマを取り上げ、文化がどのように形成され、他者理解や社会関係、権力と結びついているのかを考察する。また、フィールドワークや民俗誌の方法に触れることで、文化人類学的知がどのように生み出されるのかを理解する。
(担当:艾 U)
◆「文化人類学」後期
シベリア人類史と民族誌を事例としながら文化人類学を学ぶ。人類史における寒冷地適応という生態的側面から、言語と民族に関する概念、人と動物関係、宗教と世界観、近代史における極北地域に対する諸国家の植民地化、さらに現代の先住民運動の展開をふまえ、極北における多様な人間社会の位相を明らかにする。シベリアは日本史とも関わっており、その点についても触れる。またロシア=ウクライナ戦争の現代的影響についても言及する。講義者のフィールドワークについても紹介したい。
(担当:高倉 浩樹)
◆「人文社会序論」
この授業では文化人類学の基礎的な知識を学ぶ。授業は大きく分けて、@文化人類学の考え方についてのレクチャーと討論、Aフィールドワーク体験、B民族誌の講読、Cレポートの作成の4つから成る。2年生での専修の決定前から、非参与観察やインタビュー調査といったフィールドワークを体験できることが特徴である。
(担当:川口 幸大)
■学部2年生
◆「文化人類学基礎演習」
文化人類学で扱うエスニシティ、宗教や移動などの重要なテーマについて英文テキストを読むことで、英文読解力の向上と、人類学の理論と方法の初歩的理解を目指す。受講生は毎回4?5頁程度予習をして授業に臨み、各段落の要約を発表する。その上で、内容について討議する。
(担当:川口 幸大)
◆「文化人類学基礎講読」
この授業では、文化人類学の専門文献を読むことで、学術英語の読解力向上を目指す。テキストとしては、アマゾン川流域地方を扱ったNicholas Kawaの民族誌を扱い、先コロンブス期に遡る人間と環境の相互形成の諸相に関して人類学的理解を目指す。受講生は、毎回教材テキストを8-9ページ程度の訳文を準備して授業に臨み、順番に発表し、内容に関して議論する。
(担当:越智 郁乃)
「文化人類学概論」
この授業では、文化人類学という学問分野について、その理論と歴史を学ぶ。「文化相対主義」から「存在論的転回」に至る、理論的変遷の全貌を捉える。歴代の主任教授が担当し、学部2年生向けでありながら大学院生の聴講もなされる、本研究室の名物授業である。
(担当:川口 幸大)
■学部3年生
◆「文化人類学演習」
これまでに学んできた文化人類学の知識を発展させ、学生自身の研究を進展させていく。
(担当:川口 幸大)
◆「文化人類学実習」
現地調査とそれに基づく民族誌の記述は、文化人類学の最も基本的な研究方法である。この授業では、調査の目的の設定や組み立て方を含めた様々な技術・方法を学習し、さらに実地に試行することを通して体験的に習得する。前期は主として調査方法と資料の種類や性質を検討し、各自の関心に即した調査計画の立案をはかる。後期は各自の立案した調査計画に基づいてフィールドワークを行い、その途中経過を授業で討議しながら、それぞれの調査を完結させ、その結果をまとめる。
(担当:越智 郁乃)
■修士1年
◆「文化人類学研究演習」
文化人類学についての理論および民族誌的研究を精査することで、主要な概念と関心の動向を検討する
(担当:川口幸大、越智郁乃)
◆「文化人類学研究実習」
文化人類学的調査に必要な基礎技術を、実際の訓練を通して習得し、様々な場面での応用について議論を通して学習する。
(担当:川口幸大)
■博士1年
◆「博士論文研究」
◆「スキル科目」
◆「学術実践科目」
◆「総合科目」