高橋 雅也 (TAKAHASHI Masaya)
1976年、神奈川県生まれ。専攻はおもに、地域社会学、地域文化論、都市民俗論、歴史の物語り論。博士後期課程3年。
地元学志向を持った地域住民による郷土史の掘り起こしや、伝統的な都市祭礼の伝承過程などを観察し、地域資源をめぐる諸個人・集団のポリティクスを記述する。
現在は秋田県北部を中心として、広義の「文化遺産」の保存活動を展開する人びとに注目し、参与観察によるフィールドワークを継続中。
主要業績
論文
- 2004,「都市祭礼の存続と担い手の解釈世界―大崎八幡宮例大祭を事例として」『社会学研究』(75): 203-28.(菱山宏輔との共著。)
- 2003,「新しい担い手による民俗文化の「復活」―郷土史と向き合う過程としての「語り」」『東北文化研究室紀要』(44):21-33.(2006,『日本史学年次論文集・2003年版(日本史学一般)」学術文献刊行会に全文再録。)
- 2002a,「地域文化づくりにおける『地域性』の検討―仙台・青葉まつりの再編成とフォークロリズム」『仙台都市研究』(1):63-75.
- 2002b,「歴史的遺産と都市的伝承の諸相―仙台・伊達家ゆかりの祭礼文化」『日本都市学会年報』(36): 89‐98.
小論
- 2004,「仙台青葉まつり」「ストリートミュージシャン」, 東北都市学会編『東北都市事典』仙台共同印刷.(上記2項目を執筆。)
翻訳
- 2006,ジョン・アーリ著(吉原直樹監訳)『社会を越える社会学―移動・環境・シチズンシップ』法政大学出版局.(=John Urry, 2000, Sociology beyond Societies, Routledge.)(第3章を担当。)
- 2003,ジョン・アーリ著(吉原直樹監訳)『場所を消費する』法政大学出版局.(=John Urry, 1995, Consuming Places, Routledge.)(第8・9・10・11章を担当。)
調査報告書
- 2007,「女性のライフサイクルと多様な『キャリア』形成」吉原直樹編『平成18年度社会調査実習報告書』東北大学文学部社会学研究室.(編者として。)
- 2004,「大崎八幡宮祭礼調査」吉原直樹編『平成14年度社会調査実習報告書』東北大学文学部社会学研究室.
Last Modified: 2007年07月18日 01時10分53秒
2987 counts since AUG 2007