木村邦博 2011年度の授業のシラバス (Last Updated 10/03/11)

(注)東北大学では、セメスターに次のような番号をつけている(学部・大学院それぞれ)。

4-9月 10-3月
1年次   1   2
2年次   3   4
3年次   5   6
4年次   7   8


計量行動科学研究演習II
「社会調査法への認知科学的アプローチ」
(大学院博士前期課程向け;第2セメスター 木曜日 10:30-12:00)

1. 基本方針
 近年、認知科学・認知心理学の方法や成果をもとに、社会調査法に反省・検討を加ようという試みが行われるようになってきた。そのひとつの流れが、教科書として取り上げるSirken, et al. (1999) などの CASM (Cognitive Aspects of Survey Methodology) である。このような研究動向についてレビューするとともに、そこでの知見を社会調査の現場(企画・準備・実査から成果報告に至るまでのプロセス)に実践的に活かす道を探究する。あわせて、このアプローチから調査者−被調査者関係に関してどのような洞察が得られ、それが社会調査の倫理の問題について考える際にどのように役立つかも検討する。

2. 教科書・参考文献
2.1 教科書

2.2 主な参考文献

3. 授業の進め方
 教科書のうち、Chaps. 6, 7, 8, 9, 10, 13, 15, 16, 19, 20 を取り上げて、内容の把握、疑問・問題点の指摘と討論を行う。ひとつの章につき1人の報告者が報告する。他の参加者も事前にその章を読んでおき、質問・コメントを行う。その上で、全員で討論する。
 以上の討論を踏まえ、社会調査の方法をどのように向上させていけばよいかについて、ともに考えて行きたい。


4. スケジュール(予定)

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 回  月/日         内容                                                        担当
───────────────────────────────────────────
  1  10/ 6  授業計画の説明、担当の決定
  2     13  報告の準備・相談
  3     20   6. Making Sense of Questions: An Interactional Approach
  4     27   7. The Respondent's Confession: Autobiographical Memory in
                the Context of Surveys
  5  11/10   8. Context Effects on Answers to Attitude Questions
        17  (行動科学集中講義のため休講予定)
  6     24   9. Is the Bandwagon Headed to the Methodological Promised
                Land? Evaluating the Validity of Cognitive Interviewing
                Techniques
  7  12/ 1  10. Income Reporting in Surveys: Cognitive Issues and
                Measurement Error
  8      8  13. The Use of Computational Cognitive Models to Improve
                Questions on Surveys and Questionaires
  9     15  15. Survey Error Models and Cognitive Theories of Response
                Behavior
 10     22  16. New Connectionist Models of Mental Representation:
                Implications for Survey Research
 11   1/12 19. Customizing Survey Procedures to Reduce Mesurement Error
 12     19  20. Visualizing Categorical Data
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   *参加者の人数などに応じて、取り上げる章やスケジュールを変更することがある。

5. レポート課題
5.1 課題
 自分の担当した章のうちひとつについて、授業時間での討論を活かして、その内容を紹介するとともに、コメントを加えた文章を作成する。その際、その章に関連した最近の文献を自分で検索して読み、その文献から得た情報も活用すること。
5.2 書式
 ワープロを使用し、A4判の上質紙に横書きで印字する。『行動科学研究マニュアル』の「卒研報告・修士論文執筆要項」に準じた書式とする。具体的には、A4判の紙に30行×35〜40字(全角)で印字(横書き)。ただし、マージンは上・下30mm、左・右25mmとする。この書式で5枚以上8枚以内とする(引用文献リスト・図表を含む)。(少々長くなる分にはかまわないが、冗長になりすぎるのも問題なので、一応この枚数を目安とする。)
レポートの冒頭には、タイトル、学籍番号・氏名、提出日を記しておく。また、ページ番号をふっておくこと。
5.3 提出期限と提出場所
 2012年2月8日(水)まで。行動科学分析室にある(スタッフへの配布物用の)レターケースの木村の棚に入れる。

6. その他
6.1 オフィス・アワー
 *曜日、**:**-**:**とする。
6.2 成績評価
 成績は期末レポートおよび授業での活動をもとに総合的に評価する。


行動科学概論
「社会調査の基礎」
(学部2年生向け第3セメスター 月曜日 10:30-12:00)

1. 基本方針
 現代社会を特徴づける人間活動のひとつである社会調査について、その進め方(調査内容の決定、調査対象の決定、調査の実施方法、調査結果の分析方法とまとめ方)を知るとともに、その歴史と成果について学習する。個人が身の回りからさまざまな情報を得る場合と社会調査との違いに着目しながら、細かい技法よりも、基本的な考え方を修得することを目指す。
 なお、この授業科目は社会調査士資格認定標準科目Aに対応している。(社会調査士資格認定標準科目Bに対応している)第4セメスターの行動科学概論(「社会調査の実際」)とあわせて履修することが望ましい。また、第3セメスターで同時に開講されている「人文統計学」(社会調査士資格認定標準科目Cに対応)も受講していれば、なお理解が深まるだろう。

2. 教科書・参考書
【教科書】

【参考文献(特に重要なもののみ】

3. 授業の進め方
 基本的に、教科書に沿って授業を進めていく。ただし、教科書8章5節と13章の内容については第4セメスターの行動科学概論(「社会調査の実際」)で取り上げること、14章は扱わないことに注意していただきたい。また、教科書は放送大学のテキストなので、簡略にしか書かれていない傾向もある。そこで、教科書の内容を補足するための資料を随時配布し、もう少し厳密に説明を加える。
 なお、この補足資料とは別に、木村が各回の内容について特に大事と思われる点について、「問い」の形で記したメモも配布する。授業中には、このメモに書かれた問いに関して、受講生から発言・意見を求め、その発言・意見を糸口にして解説を加えていく(そしてさらに受講生からの質問や意見などを求めていく)という形を取りたい。そのためには予習・復習を欠かさないでいただきたい。この意味で、基本的に、「講義を一方的に聞いているだけ」では十分ではないので、注意していただきたい。
 遅刻は厳禁である。その理由は主に2つある。第一に、諸君が話を途中から聞いてもおそらく理解できないからである。第二に、諸君が社会調査という、「ソーシャル・スキル」がとりわけ求められる活動を志す者であるならば、約束の時刻を守るということの重要性を理解してほしいと考えているからである。

4. スケジュール(予定)
 東日本大震災の影響で、2011年度前半は、授業日程が特別なものになっていることに注意していただきたい。特に、この授業科目に関して言えば、土曜日に授業を行うことが3回あるけれども、日程をよく確認して出席していただければ幸いである。


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 回  月/日         内容
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  1   5/14    授業計画の説明
               1. 現代社会と社会調査
  2     16     2. 社会調査の用途と歴史
        23    (文学部2年次学生健康診断のため休講)
  3     30     3. 調査内容の決定(1): 調査テーマと調査事項
  4   6/ 6     4. 調査内容の決定(2): 調査票の作成
  5     13     5. 調査対象の決定(1): 標本調査の方法
  6     18     6. 調査対象の決定(2): サンプリング分布と統計的推測(その1)
  7     20     6. 調査対象の決定(2): サンプリング分布と統計的推測(その2)
  8     27     7. 調査の実施と処理(1): 実査と調査員
               8. 調査の実施と処理(2): 調査票の点検とデータ作成
  9   7/ 4     9. 結果の集計と分析(1): 基本統計量
              10. 結果の集計と分析(2): 因果分析の方法(その1)
 10     11    10. 結果の集計と分析(2): 因果分析の方法(その2)
 11     23    11. 聴取調査の方法
 12     25    12. 調査報告をまとめる
 13   8/ 1    15. 調査者と被調査者
 14      8    期末試験
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  *「月/日」欄で、太字で示したのが土曜日に授業を行う日である。
  内容・日程については、各種行事日程などに応じて変更することがある。

5. 期末試験について
 8月8日(月)に、期末試験を実施する。問題の形式は「論述式」を予定している。授業の内容を理解した上で柔軟な思考ができるようになっていないと解答できないような内容の問題を考えている。言い換えると、問題の水準は、教科書と配付資料を使って予習復習をしっかりとし、授業に毎回出席して説明を聞いたりわからないことについて質問したりしなければ、合格点をとることが難しいところに設定している。「単に授業を(受け身的に)聞いていればよく、特に試験の準備はいらない」、あるいは「出席が成績評価の対象になっていないから授業に出なくても大丈夫」、などと思わないでいただければ幸いである。
 なお、(筆記用具以外では)教科書・参考書・配付資料・ノート・参考文献・電卓・定規のみ、持ち込み(使用)を許可する。持ち込み(使用)不可とするものの例としては、携帯電話、電子辞書、パソコンなどを挙げておく。(たとえば、携帯電話の電卓機能を使うのは不可とする。メール等によってカンニングをしているのと外見上区別がつかないためである。「李下に冠を正さず!」)

6. その他
6.1 オフィス・アワー
 *曜日、**:**-**:**とする。
6.2 成績評価
 成績は、基本的に期末試験の得点による。ただし、合否ぎりぎりのラインにある場合には、出席状況(遅刻をしないことなども含む)や授業運営に対する貢献を考慮する。


行動科学概論
「社会調査の実際」
(学部2年生向け第4セメスター 月曜日 10:30-12:00)

1. 基本方針
 社会調査を遂行していく上で理解しておくべき、データ蒐集やデータ分析の主要な技法について解説する。基本的な考え方と同時に、現実に遭遇する具体的な問題を取り上げ、どのように実際的に対処していくかという観点を重視して解説する。特に、標本抽出の考え方、測定・因果推論の考え方、社会調査研究の具体例の紹介に重点を置く。社会調査データの分析手法の基礎については、この社会調査の具体例を紹介する中で説明する。
 なお、この授業科目は社会調査士資格認定標準科目Bに対応している。第3セメスターの行動科学概論(「社会調査の基礎」、社会調査士資格認定標準科目Aに対応)をすでに履修している(できれば単位を取得している)ことが望ましい。
 これに関連して、話の流れや時間的な制限などの理由から、第3セメスターの行動科学概論(「社会調査の基礎」)で取り上げることのできなかった、パネル調査・国際比較調査やテキスト・データ分析などに関することは、この授業の方で取り上げる。他方、調査票設計・ワーディングや因果推論の基礎などについては、すでに第3セメスターの行動科学概論(「社会調査の基礎」)で、ある程度詳しく説明したし、他の授業でも扱われているので、この授業では省略したり、より高度な話題について解説したりすることにする。

2. 教科書・参考書
 講義全体を通しての「教科書」となるものは特に指定しない。ただし、コーホート分析・パネル調査・国際比較調査について説明する際には、第3セメスターの行動科学概論(「社会調査の基礎」)の教科書である原・浅川 ([2005] 2009) を参照するので注意してほしい。そのほかの話題については、配付資料やコンピュータを用いたプレゼンテーションなどを適宜利用しながら、講義を進める。なお、特に重要な参考書のリストを以下に示しておく(この中には、授業で直接的に参照するものもある)。

【参考書(特に重要なもののみ;その中でも*印は必携)】

3. 授業の進め方
 基本的に、各回の内容に即した配付資料やコンピュータを用いたプレゼンテーションなどを適宜利用しながら、講義を進める。
 この配布資料の中で、受講生が講義内容をどれくらい理解できているかを確認する手助けとなるような「問い」を提示する。授業中には、この問いに関して、受講生から発言・意見を求め、その発言・意見を糸口にして解説を加えていく(そしてさらに受講生からの質問や意見などを求めていく)という形を取りたい。そのためにも、ぜひ予習・復習を欠かさないでいただきたい。この意味で、基本的に、「講義を一方的に聞いているだけ」では十分でないので、注意していただきたい。
 なお、遅刻は厳禁である。その理由は主に2つある。第一に、諸君が話を途中から聞いてもおそらく理解できないからである。第二に、諸君が社会調査という、「ソーシャル・スキル」がとりわけ求められる活動を志す者であるならば、約束の時刻を守るということの重要性を理解してほしいと考えているからである。


4. スケジュール(予定)

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 回  月/日         内容
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  1  10/ 3   授業計画の説明
  2     17   標本抽出の考え方の基礎(1):サンプリング分布と統計的推測
  3     24   標本抽出の考え方の基礎(2):系統抽出、多段抽出、層化抽出
  4     31   標本抽出の考え方の基礎(3):標本規模の決定
  5  11/ 7   測定と分析の方法論的基礎(1):実験と社会調査の違い
  6     14   測定と分析の方法論的基礎(2):社会調査とデータ分析の目的と方法
  7     21   測定と分析の方法論的基礎(3):測定と尺度構成
  8     28   コーホート分析とパネル調査:現状と課題(原・浅川 [2005] 2009, 13章)
  9  12/ 5   国際比較調査:現状と課題(原・浅川 [2005] 2009, 13章)
 10     12   社会調査の実際(1):階層帰属意識研究の例(重回帰分析など)
 11     19   社会調査の実際(2):性別役割意識研究の例(ログリニア分析など)
 12   1/16   社会調査の実際(3):テキスト・データ分析の例(多次元尺度構成法など)
 13     23   期末試験
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  *内容・日程については、授業の進行状況などに応じて変更することがある。

5. 期末試験について
 最終日の1月23日(月)に、期末試験を実施する。問題の形式は「論述式」を予定している。授業の内容を理解した上で柔軟な思考ができるようになっていないと解答できないような内容の問題を考えている。言い換えると、問題の水準は、配付資料や参考文献などを使って予習復習をしっかりとし、授業に毎回出席して説明を聞いたりわからないことについて質問したりしなければ、合格点をとることが難しいところに設定している。「単に授業を(受け身的に)聞いていればよく、特に試験の準備はいらない」、あるいは「出席が成績評価の対象になっていないから授業に出なくても大丈夫」、などと思わないでいただければ幸いである。
 なお、(筆記用具以外では)教科書・参考書・配付資料・ノート・参考文献・電卓・定規のみ、持ち込み(使用)を許可する。持ち込み(使用)不可とするものの例としては、携帯電話、電子辞書、パソコンなどを挙げておく。(たとえば、携帯電話の電卓機能を使うのは不可とする。メール等によってカンニングをしているのと外見上区別がつかないためである。「李下に冠を正さず!」)

6. その他
6.1 オフィス・アワー
 *曜日、**:**-**:**とする。
6.2 成績評価
 成績は、基本的に期末試験の得点による。ただし、合否ぎりぎりのラインにある場合には、出席状況(遅刻をしないことなども含む)や授業運営に対する貢献を考慮する。


英語原書講読入門
「人文社会科学における英語文献の読み方の初歩―「質問紙」における「質問文」に関する解説論文を取り上げて―」
(1年生向け;第2セメスター 金曜日 13:00-14:30)

1. 基本方針
 「質問紙」(あるいは「調査票」)は、行動科学・社会学・心理学・文化人類学・宗教学・政治学・経済学・教育学・言語学など、人文社会科学の様々な研究分野で用いられている。近年は、この「質問紙」の作成法それ自体に関する研究も、英語圏の研究者を中心に、認知科学などの知見を取り入れる形で、これまでにもまして活発に行われるようになってきた。
 そこでこの授業では、「質問紙」の作成法、とりわけ「質問文」の作り方とその注意点に関する解説論文(英文)をテキストとして、購読を行う。「受講者全員で協力してひとつの英語論文を読み、その内容をしっかりと理解しよう!」という標語を掲げたい。報告担当者には、テキストとして取り上げた論文を「直訳」するのでなく、論文の内容を理解した上で、その「レジュメ」あるいは「資料」(handout) を作成し、解説をする形の報告を期待したい。
 このような作業を経験することによって身につけてほしいと思っているのは、広い意味での「情報」を的確に収集・理解・評価する能力である。とりわけ、その中でも次の3つである。
(1) 英語の文章を的確に読み、その内容を日本語で的確に表現する能力
(2) 様々な研究分野で用いられている、「質問紙」を作成するための力
(3) 人間のコミュニケーション・言語・思考・感情などについて理解する力
 ただし、近年では、認知科学あるいは認知心理学の知見を応用した英文解釈法が提唱されているので、このような英文解釈法について学んでから、テキストの講読に入りたい。

2. 使用テキスト・参考文献
【使用英文テキスト】

【主な参考文献(日本語で読めるもののみ)】

3. 授業の進め方
 まず、テキストの講読にはいる前に、認知科学・認知心理学等の近年の知見を応用した英文解釈法について、(木村が作成した教材を用いて)解説を行う。あるいは皆さんがこれまで習ってきた英文解釈法と異なることもあり、戸惑いや疑念を感じるかもしれないけれども、まずはここで紹介する方法を実際に試してみていただければ幸いである。
 テキストの講読に関しては、指定された部分に関して、報告と討論を行なう形を取る (「4. スケジュール」を参照)。各部分を担当する報告者(複数)は、(機械的に分担するのでなく)互いによく協力・相談しつつ、できる限り早めに準備に取りかかること。報告日には、「レジュメ」あるいは「資料」を用意して、担当部分の内容を過不足なく紹介する。報告者以外の受講生も該当部分を読んでおき、報告者に対し質問をし、議論に参加する
 以上のような作業にもとづいて、各自が学期末レポートを執筆する(「5. レポート課題」を参照)。

注意
 レジュメは、テキストの「直訳」ではいけない。翻訳のしかたやプレゼンテーション技術に関する参考書を読み、そこに書かれていることを活かす形でレジュメを作成すること。
重要なお願い
 英語」の授業というと、「与えられた英文テキストと自分の辞書(多くは初心者向けの小型のものか電子辞書)とだけで(しかも準備なしに)どれだけのことができるか」をためすものと誤解している人が多いような気がする。(その結果、受講生は「日本語になっていない」文章を書いているだけで、内容の理解もおぼつかないまま終わってしまっているように思う。)しかし、少なくとも、この授業はそうではない。「2. 使用テキスト・参考文献」で紹介した文献(日本語のもの)や、別紙資料の「英語の文章を理解する力をつけるために」で紹介している本や辞書(東北大学の図書館や行動科学研究室等に所蔵あり)などを活用して、授業に取り組んでほしい。何よりも、「人文社会科学系の英語文献(さらにはそれ以外の英語の文献など)の内容を理解する力を養う」ことが、この授業の主眼だからである。


4. スケジュール

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  回  月/日         内容                                                    担当
────────────────────────────────────────────
   1  10/ 7   授業計画の説明、担当の決定
   2     14   認知科学・認知心理学等にもとづく英文解釈法について(1)
   3     21   認知科学・認知心理学等にもとづく英文解釈法について(2)
   4     28   発表の準備・打ち合わせ
      11/ 4   (大学祭のため休講)
   5     11   INTRODUCTION (pp.65-67)
   6     18   THEORETICAL APPROACHES (pp.67-68)
   7     25   QUESTUIONS ABOUT EVENTS AND BEHAVIORS
                [Introductory Paragraphs]
                Naming and Defining the Event (pp.68-71)
   8  12/ 2   QUESTUIONS ABOUT EVENTS AND BEHAVIORS
                Reference Periods
                Modifying Standardization to Improve Accuracy (pp.71-73)
   9      9   QUESTUIONS ABOUT EVENTS AND BEHAVIORS
                Response Dimensions and Response Categories
                Issues of Relevance
                Threatening Behaviors (pp.73-75)
  10     16   QUESTIONS ABOUT SUBJECTIVE PHENOMENA
                [Introductory Paragraphs]
                Basic Structure: Objects and Evaluation Dimensions
                Basic Question Forms
                Decisions for Rating: Bipolar Versus Unipolar (pp.75-77)
  11   1/ 6   QUESTIONS ABOUT SUBJECTIVE PHENOMENA
                Decisions for Bipolar Scales
                Category Labels and Intervals Between Categories
                Number of Categories (pp.77-79)
  12     13   QUESTIONS ABOUT SUBJECTIVE PHENOMENA:
                Issues of Relevance: The “Don’t Know” Category
                Questions That Involve Agreement (pp.79-81)
  13     20   TESTING AND EVALUATIONG QUESTIONS
              CONCLUSION (pp.81-83)
────────────────────────────────────────────

5. レポート課題
5.1 課題
 授業における報告と討論にもとづいて、テキスト中で自分が(他の担当者と協力して)担当した部分について、要約をした文章を、日本語で作成する。あくまで「文章」であり、単なる箇条書きなどではいけないことに注意してほしい。
5.2 書式
  原則としてワープロを使用すること。A4判の紙に30行×35〜40字(全角)で印字(横書き)。ただし、マージンは上・下30mm、左・右25mmとする。この書式で3枚以上5枚以内程度とする(注・引用文献リスト・図表を含む)。少々長くなる分にはかまわないが、冗長になりすぎるのも問題なので、一応この枚数を目安とする。
 レポートの冒頭には、タイトル、執筆者の学籍番号・氏名、提出日を記しておく(枚数に含まれる)。また、ページ番号をふっておくこと。
5.3 提出期限と提出場所
 2012年 2月8日(水)、17:00 まで。行動科学分析室にある(スタッフへの配布物用の)レターケースの木村の棚に入れるか、木村研究室で木村に直接手渡しする。

6. その他
6.1 オフィス・アワー
 *曜日、**:**-**:**とする。この英語原書講読入門の内容に関する質問、報告にあたっての相談などがある場合には、オフィス・アワーを活用してほしい。(質問・相談に来てくれれば、担当部分の内容に関する参考文献などを紹介することもできる。)なお、必ず事前にアポイントメント(予約)をとるようにしていただきたい。
 木村の連絡先(電子メールアドレス) kkimurasal.tohoku.ac.jp
6.2 成績評価
 成績は、期末レポートの評価、授業での活動(出席状況・報告・質問・コメント等)などにもとづいて総合的に判断する予定である。


研究課題] [編著書・論文等] [略歴] [シラバス] [その他

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