過去のお知らせ


このページでは過去の研究会の開催案内や行事の案内、その他のお知らせを掲載します。


2010年度

【学位授与】

 平成22年度本研究室博士後期課程在籍の竹浪遠氏(黒川古文化研究所研究員)が、2011年3月25日、学位請求論文「唐宋変革期における山水画の主題に関する研究」により、博士号を取得されました。おめでとうございます。今後のさらなるご活躍をお祈りいたします。



【このページをご覧のみなさまへ】

 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震発生時、本研究室には助手及び数名の大学院生がいましたが、幸い怪我人はありませんでした。また、 地震後、本研究室構成員については全員の無事を確認しています。



第68・69回 修學會

    伊藤 久美 「明恵上人樹上坐禅像について―主題と制作背景を中心に―」

    深沢 麻亜沙 「浄瑠璃寺薬師如来坐像について」

2011年03月10日(木) 13:00〜 於431室


【第2回 空間史学研究会】

海野 啓之 (文学研究科 東洋・日本美術史研究室助手)
 「仏像光背考―仏教彫刻の霊験性と"空間史"」

飛ヶ谷 潤一郎 (工学研究科 建築史研究室准教授)
 「アルベルティの『建築論』における「スパティウム」の用法について」

2011年02月15日(火) 17:00〜 於135室


【慈恩寺シンポジウム】

 来たる12月11日(土)、本研究室の長岡龍作教授が、山形県寒河江市文化センターで開催される慈恩寺シンポジウムにおいて基調講演をされます。シンポジウムのテーマは「慈恩寺文化財を活かした地域づくり」、入場は無料です。

  麻木 脩平 (群馬県立女子大学文学部教授)
 「慈恩寺本堂法華彫像群の仏師の系統と制作時期を推理する」   

  長岡 龍作 (東北大学大学院文学研究科教授) 「東北地方の仏教文化と慈恩寺」

日時:2010年12月11日(土)13:30〜
場所:山形県寒河江市文化センター(山形県寒河江市西根字石川西333)


【書籍刊行情報】

泉武夫著 『仏画の尊容表現』 中央公論美術出版


 泉武夫教授の研究論文集『仏画の尊容表現』が、2010年10月、中央公論美術出版より刊行されました。本書は、1994年以降に発表された仏教絵画史の論考19篇をまとめたものです。
『仏画の尊容表現』  

  序章 王朝仏画と儀礼
第一部 宗教的構想と形への表われ
  第一章 五大力菩薩画像をめぐる基盤的考察
  第二章 東寺のイコノロジー―空海の戦略と美術―
  第三章 興福寺曼荼羅の図様と表現
第二部 秘密修法と絵画
  第一章 青不動―画像と行法をめぐる形と意味―
  第二章 愛染王法と千体画巻
  第三章 如意輪観音画像考―平安仏画の一遺例―
第三部 異色の尊容とその背景
  第一章 異色の弥勒菩薩画像―弥勒図像の一系譜―
  第二章 伝船中湧現観音像の図像と修法
  第三章 不動明王三童子五部使者像
  第四章 竹生島弁才天像
第四部 図像の意味とその位置づけ
  第一章 唐本図像の世界
  第二章 笠置寺磨崖線刻菩薩像の制作時期について
  第三章 栖雲寺蔵伝虚空蔵画像について―景教聖像の可能性―
第五部 荘厳に込められた思想
  第一章 黒漆八角宝珠箱の金銀泥絵像とその意味
  第二章 金剛峯寺蔵中尊寺経の金銀泥見返絵
  第三章 仏画にみる金銀使用
  第四章 仏画における皆金色表現の成立
  第五章 仏画の荘厳と雲母の使用
   成稿一覧/あとがき/索引



第67回 修學會

河野 優里(学部研究生) 「東アジアにおける一光三尊像の研究」

2010年09月06日(月) 14:40〜 於431室


第66回 修學會

深沢 麻亜沙 「南山城周辺の薬師如来像について―調査報告と予習―」

2010年08月25日(水) 14:40〜 於431室


第65回 修學會

永島 美紀(学部研究生) 「向源寺十一面観音菩薩立像について(2)」

2010年07月25日(日) 14:00〜 於431室


第64回 修學會

中村 里那(本研究室卒業生) 「宗達筆「舞楽図屏風」と醍醐寺清瀧宮」

2010年07月20日(火) 16:20〜 於411室


第63回 修學會 【彫刻史研究会発表予行】

原 浩史 「興福寺講堂不空羂索観音菩薩像の造立と南円堂移座

2010年07月13日(火) 10:30〜 於431室


【第三回学友会文化部講演会】

 来たる7月1日(木)、本研究室の長岡龍作教授が、東北大学学友会文化部主催の講演会で講師を務められます。入場は無料で、どなたでもご来聴いただけます。

長岡 龍作 (東北大学学友会写真部部長) 「仏像に出会う楽しみ」

日時:2010年07月1日(木)18:00〜19:00
場所:東北大学川内北キャンパス マルチメディア教育研究棟206教室



【東北大学大学院文学研究科東北文化公開講演会】

 来たる7月10日(土)、本研究室の泉武夫教授が、東北文化研究室主催の公開講演会で講師を務められます。入場は無料で、どなたでもご来聴いただけます。

  阿部 恒之 (心理学研究室教授) 「心理学で解き明かす化粧の秘密」

  泉 武夫
 (東洋・日本美術史研究室教授) 「王朝時代の美の価値観と中尊寺経」

日時:2010年07月10日(土)14:00〜16:30
場所:東北大学片平さくらホール(仙台市青葉区片平2-1-1)


【『美術史』論文賞】

 本研究室博士後期課程の原浩史が、『美術史』第166冊に掲載された論文「東寺講堂諸像の機能と『金剛頂経』」により、第8回『美術史』論文賞を受賞しました。
 2010年5月21日、学習院大学で開催された第63回美術史学会全国大会において表彰式が行われました。
 



第62回 修學會 【博士論文中間発表】

塚本 麿充 「北宋初期三館秘閣の文化状況と啓聖禅院・大相国寺―皇帝の文物と仏法―」

2010年04月28日(水) 14:40〜 於431室


【学位記授与式】

 本研究室卒業生で助手も務めた畠山浩一氏が、学位請求論文「岩佐又兵衛と近世初期風俗画に関する研究」により、2010年2月10日、博士号を取得されました。

 3月25日に授与式が行われ、博士(文学)の学位記を授与されました。おめでとうございます。今後のさらなるご活躍をお祈りしています。
 


【書籍刊行情報】

佐々木千佳・芳賀京子編 『都市を描く―東西文化にみる地図と景観図―』 東北大学出版会


『都市を描く』  
 東北大学若手研究者萌芽研究育成プログラム「地図と都市景観図にみる異文化受容の様相―15世紀から17世紀におけるアジアとヨーロッパの出会い―」が本になりました。

 第四章「十六世紀の日本における地図と都市図」を本研究室博士後期課程の坂本明子が執筆しています(2010年3月19日刊行)。

 第四章 目次
  一 洛中洛外図との比較論
   (一)日本における都市図の成立と展開
   (二)失われた二つの屏風
  二 日本における地図受容の諸相
   (一)日本における地図制作
   (二)ヨーロッパの日本図制作
   (三)《日本図・世界図屏風》



東北大学 東洋・日本美術史研究室 2012年04月12日 更新