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就職活動記 学部四年 大手書店内定
私は2006年9月から2007年6月までストラスブール大学に留学し、2008年9月に卒業しました。大学4年生の秋に留学、帰国後に休学したので、 学生生活は5年と6ヶ月に及びます。当初、私は大学院に進学することを考えていました。けれども紆余曲折を経て、社会人を目指しました。典型的な就職活動 ではありませんが、この体験記が就職を考えている学生の助けになればと思います。
1) 就職活動の流れ
2007年10月から、現役3年生と一緒に新卒採用枠で就職活動を始めました。就職情報サイトに登録し、企業にエントリーしていきました。2008年2 月?3月は、エントリーシートの締め切りラッシュでした。出版、マスメディア、鉄道、メーカーなど、とりあえず興味ある分野に幅広く書類を送りました。 2008年4月?6月、筆記による選考や面接による選考が行われました。何社か受けましたが、思うように内定は頂けませんでした。4月から復学したので、 この頃は卒業論文の準備も進めていました。適当な卒業論文にしたくなかったので、持ち駒がなくなった時点で就職活動はセーブしました。時間があればサイト を確認する程度でした。8月に卒業論文を提出し、9月に卒業しました。公務員に進む道も考えつつ、やはり民間入社への思いが断ち切れず、秋採用に参加しま した。ところがリーマン・ブラザーズ経営破綻で、秋の新卒採用に対して企業側が消極的になってしまいました。内定取り消しの報道が学生を不安にさせていた 頃です。 2008年11月、全国規模の大手書店にエントリーしました。ここは海外の書籍も多く 扱っており、自分が大学や留学で学んだことを仕事に 直接生かせるのではないか、と思ったからです。そして、筆記試験、面接を経て、12月下旬に内定を頂きました。
2) 就職活動を終えて
まず、本当に就職したいのかどうか、よくよく考えてください。大学3年の秋といえば、やっと研究室に慣れ、学びたかった専門分野の知識をぐんぐん吸収で きる大事な時期です。○○を学びたい! ××を究めたい!と思って入学したのなら、この時期を就活につぎ込むのはもったいないです。けれども大学を卒業して就職すると決めているのなら、この時期 から就職活動することになります。なるべく早く内定をもらうには、就職フォーラムなどの企業合同説明会に参加する方法があります。自分のやりたいことがわ かっている人も、わからない人も、会社の雰囲気を知るよい機会です。私はこのイベントに一度も参加しませんでした。ですから、面接や筆記で初めて会社の雰 囲気を知り、苦労しました。興味ある分野であっても、共に働く人たちの雰囲気で入社への意識がずいぶん左右されます。また、新卒と既卒では有利、不利があ るのかどうかですが、私は9月卒業でしたので、秋採用に新卒枠でエントリーできました。3月に卒業して4月から就活する場合、中途採用になることが多いよ うです。詳しくは大学の『キャリア支援センター』へ、ぜひ相談に行ってみてください。情報がたくさんあります。最終的には納得いく職業に出合えたのです が、流れを見てお分かりの通り、奇跡に近い内定でした。私個人としては、非常に辛い就職活動でした。持ち駒がなくなったときの絶望感は二度と味わいたくあ りません。けれども、私には就職への執念がありましたので、最後まで諦めませんでした。
最後に、就職に興味を持っている方は少し考えてみてください。どうして大学に入ったのか、大学で何をしたかったのか。周りは判で押したように就活を始め るので、同じように行動したくなると思います。けれども、大学院に進学し学問を究める道や、教員免許を取得して先生になる道もあります。しつこいようです が、大学を4年で卒業し、本当に就職したいのかよくよく考えてみてください。そうすれば、何があっても自分が決めた道を後悔することはないと思います。み なさんがどのような選択をしても、実り多い学生生活を送られることを願っています。
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