
東北文化シンポジウム
「死を見つめる心 現代東北の葬送文化」のご案内
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趣旨説明
“死”は人の生活空間周辺にどこにでも見られる普遍的現象でありながら、
縁起の悪いもの・忌み嫌うべきものとして正面から見据えることは極力避けられてきた。
ところが、アカデミー賞を受賞した『おくりびと』で一躍注目を浴びることになった「納棺士」の存在がきっかけとなり、
近年の日本では、死をめぐる習俗に対する関心があらためて呼び起こされている。
一人の死者に対する葬送であっても、その背後にはさまざまな人々の関わりが見られ、またその様式も時代の流れと共に変化し、
さらにはそれが地域的な違いをもって営まれていることを再認識し、“死”を見つめる眼差しを偏見無くもとうという動きが見られるようになってきたのである。
本年の東北文化公開講演会は、そのような時代の流れを受けて、東北地方の葬送習俗の特質を文化の問題として取り上げ、
異なった学問領域の研究者のみならず、葬送文化の実態に詳しいジャーナリストにも加わって頂き考えてみる。
- 日時 2009年11月14日(土) 13:00〜17:00 来聴歓迎・入場無料
- 場所 東北大学川内南キャンパス 経済第1講義室
- 次第
13:00 開会の挨拶
13:10 基調講演 現代日本の葬送文化
碑文谷 創 『Sogi』編集長
14:15 報告1 考古学から見た東北地方の葬送文化
田中 則和 仙台市教育委員会 文化財課長
14:35 報告2 「死」をめぐる言葉 ―方言学の視点から―
澤村 美幸 東北大学大学院文学研究科 東北文化研究室室員
14:55 報告3 葬儀社アンケートから見た東北地方の葬送文化
鈴木 岩弓 東北大学大学院文学研究科 教授
15:15 報告4 いますがごとくの葬送
―秋田県男鹿市のある酒造旧家の葬儀を通して―
山田 慎也 国立歴史民俗博物館 准教授
15:50 討議 司会:佐倉 由泰 東北大学大学院文学研究科 准教授
16:55 閉会の挨拶
主催
東北大学大学院文学研究科 東北文化研究室
お問い合わせ 電話&FAX : 022-795-6021,6022
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