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教員紹介

今井 勉 教授

今井 勉 教授

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よこがお

フランス近代文学のなかでも一般に象徴主義と呼ばれている文学に関心があり、作家ではポール・ヴァレリー(1871-1945)という詩人を専門的に研究しています。ボードレール(1821-1867)やマラルメ(1842-1898)に続く世代の詩人で、鋭い文芸批評家でもあります。研究の方法としては、作品がどのようにして生まれるのかを明らかにするために、草稿や手紙を調べるというのが私のやり方です。そのため、年に二度ほど、ヴァレリーの草稿や手紙が収められているパリのフランス国立図書館に出かけます。そうした折、パリの街をよく歩きます。その成果を生かし、出前授業や市民講座では「文学都市パリ」を語るのを得意としています。

授業を一期一会の場と捉え、ブログで「授業日誌」をつけています。学部2年生向けの講読の授業では、これまで、ボードレールの散文詩集『パリの憂鬱』を取り上げることが多かったのですが、最近は、小説家ユイスマンス(1848-1907)のパリ論集に興味を抱き、その独特の文体に付き合っています。学部3-4年生や大学院生向けの専門の授業では、主にヴァレリーの詩と文芸批評を読んでいます。そして、普段の授業での精読体験を翻訳や解説の仕事にできるだけ生かそうと心がけています。『ヴァレリー集成V 〈芸術〉の肖像』(2012年、筑摩書房)や『レオナルド・ダ・ヴィンチ論 全三篇』(2013年、平凡社)はその成果です。

フランス語圏の文学にも興味があります。フランス語圏には、西アフリカ諸国やカナダ・ケベック州など、かつての帝国主義国家フランスの旧植民地の他、カリブ海のマルチニックやインド洋のレユニオンなどの海外県、そして、南太平洋のタヒチなどの海外領土があります。とりわけ海外県では現地のクレオール文化を基盤としたフランス語表現の文学が盛んです。クレオールとは混成を意味します。日本も中国の文化を吸収して、そのうえに和の文化を育て、さらに西洋の文化を取り入れた混成文化(加藤周一によれば「雑種文化」)の国です。クレオール文化への関心は、フランス文学を学ぶ日本人である私自身が混成の場に他ならないという認識に由来します。もっと勉強しなければと思う今日この頃です。


学生からの匿名コメント
今井教授は飾らない人だ。「テクストを読んだあと、一杯飲んでいると、あー生きたなぁと感じる」と先生からお聞きしたことがある。精読は目の前のテクストに突入すると同時に、そこから身を引き離すようなとても疲れる体験だ。しかしそこには滋味豊かな味わいがある。先生のご専門のヴァレリーには知的で肉感的、技巧的で創造的な宇宙のようなものがあり、読み込むことは容易ではない。しかし授業中、ふとヴァレリーの宇宙と繋がったような瞬間には、先生はテクストとにらめっこしていた顔をあげニカッと満面の笑みを浮かべる。テクストを生きた、先生の素直な笑顔は必見である。

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