小林隆
(こばやし・たかし) |
日本の方言はどうやって生まれてきたのか。そんな素朴な疑問に答えることが私の研究テーマです。東北大学方言研究センターにはたくさんの大学院生が集まり、いろいろな角度から方言の研究をしています。みなさんも仲間になりませんか。 |
櫛引祐希子
(くしびき・ゆきこ) |
形が同じでも地域によって意味が異なる語が全国にはたくさんあります。どうして地域ごとに意味が違うのか?その理由が知りたくて、全国のあちらこちらにおじゃまして調査・研究をしています。 |
櫻井真美
(さくらい・まみ) |
山形県山形市生え抜き(但し、東京式アクセントはほぼ使用可能)。山形市方言を中心に東北方言の記述研究をしており、学部では授与表現、修士課程では文末詞(以上山大教育)、博士後期課程からは条件表現を扱っています。 |
作田将三郎
(さくた・しょうざぶろう) |
東北地方において近世以降の文献資料を発掘し、それらの資料から方言的特徴を収集しています。そして、現代方言と比較することで、近世以降の東北地方語史を明らかにしたいと考えています。 |
新井小枝子
(あらい・さえこ) |
私は群馬県方言の若年層話者です。と言いたいところですが、さまざまな場面で内
省をしてみると、なぜか老年層話者に入るような気がしてなりません。群馬県方言を
中心に、養蚕語彙の調査・研究をしています。語彙体系や造語発想について考えてい
ます。 |
王秀芳
(おう・しゅうほう) |
中国出身で4年前日本に来ました。日本の方言に興味があり、研究室の方言調査に参加しています。自分でも方言調査を企画したり、現地で方言話者の生の声を聞いたりすることができれば楽しいと思います。 |
椎名渉子
(しいな・しょうこ) |
私は子守歌の詞章内容や詞章構成から見られる地域差を研究しています。具体的には、詞章内容を類型化し、各類型の出現頻度や出現順序の違いから地域差を明らかにするものです。今はとくに詞章構成の東西差に注目し、口承文芸を通して知られざる地域差を読み解いていくことを目指しています。 |
田附敏尚
(たつき・としひさ) |
青森県津軽地方の文法を研究しています。現在は、特に、文末に出てくる「んず」という形態(例:「どんだんず?」など)について研究しています。津軽ではよく使われることばですが、その用法や意味はまだ明らかになっていないというのが実情で、それを解明していきたいと思っております。 |
梁敏鎬
(やん・みんほ) |
社会方言学の中で外来語の受容意識について研究をしております。2004年度に初めて参加した方言調査では今まで感じなかった新しい楽しさを発見しました。母国である韓国に戻ってからぜひともこういう調査をしてみたいと思います。 |
川越めぐみ
(かわごえ・めぐみ) |
方言のオノマトペ(擬音語・擬態語)語彙について、形態と意味、両面からの研究を行っています。特殊な語彙といわれるオノマトペで、方言の音韻的・意味論的な特徴が、いかに表れるのかという点に興味を持っています。 |
小西いずみ
(こにし・いずみ) |
これまで、方言の体系や変化についての研究を主に行なってきました。現在は、特に、出身地である富山県の方言を対象とし、その文法の記述的研究に取り組んでいます。調査・研究の方法論についても常に注意を払っていきたいと思っています。 |
中西太郎
(なかにし・たろう) |
修士論文の題目は「出会いの言語行動の社会言語学的研究」です。人と人が接触する場面でどのような言語行動が行われるかを、実証的なデータに基づき分析しました。その結果、“あいさつ”以外の出会いの言語行動の多様性とその動態の一端が明らかになりました。 |
澤村美幸
(さわむら・みゆき) |
歴史的中央語の方言への伝播について研究しています。現在は特に漢語を中心に、文献国語史と方言地理学との対照から、中央語が方言へ伝播していくメカニズムを解明することを目指しています。 |
大久保拓磨
(おおくぼ・たくま) |
私は主に東北地方の方言における待遇表現(敬語や丁寧さの表現)について研究をしています。山形市の出身なので内省を活かしながら、山形方言を中心に取り組んでいます。 |
小松さと子
(こまつ・さとこ) |
出身は埼玉県ですが、山形県庄内地方の方言に興味を持っています。特に、方言語彙の意味記述をテーマにしていきたいと思っています。 |