大森 駿之介 (OHMORI Shunnosuke)
研究関心
ジェンダー・セクシュアリティ研究、クィア・スタディーズ、フェミニズム理論、空間―場所論。性的マイノリティや女性というジェンダーに関わる問題を、かれらが暮らす地方、農村、地域における経験から分析することで、諸問題の現れ方やその課題解決の方法などを明確したいと考えております。
現在は、東北地方と中心として、大都市圏以外の在住者、出身者である「性的マイノリティ」の人々を対象に、かれらの生活と場所の認識についての調査研究を行っています。性的マイノリティを対象とした研究が大都市を中心にされてきたことを踏まえ、「地方」や農村という「ルーラリティ」(田舎性)という側面からクィア研究全体を検討し、その裾野を広げる研究を行っています。また、地方における女性という論点から、農村部や地方公務員として働く女性の生活史を検討し、特定の地域に関わり続ける女性たちの問題を考えています。最近では、共生学との接点からマイノリティ性を持つ人々が、いかに地域参画できるのかということも興味があります。
キーワード
地方、農村、田舎性、地域社会、性的マイノリティ、LGBTQ、ルーラル・クィアスタディーズ
rurality, locality, community, rural queer studies
略歴
- 学歴
2020年3月 東北大学文学部人文社会学科 日本史専修 卒業
2022年3月 東北大学文学研究科総合人間学専攻社会学専攻分野 博士前期課程修了
現在 東北大学文学研究科総合人間学専攻社会学専攻分野 博士後期課程在学
2024年4月〜 独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC2)
- 職歴等
2020年4月〜2021年3月 東北大学文学研究科 ティーチング・アシスタント
2021年4月〜2023年3月 東北大学全学教育 ティーチング・アシスタント
2023年4月〜 東北大学国際文化研究科 アドミニストレイティブ・アシスタント
2023年4月〜 東北大学国際文化研究科 ティーチング・アシスタント
2023年4月〜 仙台赤門医療専門学校 非常勤講師(社会学)
- 委員歴
2021年4月-現在 東北社会学研究会-研究活動委員
- 所属学会
日本社会学会
解放社会学会
東北社会学会
国際ジェンダー学会
研究成果
- 学位論文
大森駿之介,2020,「日本ウーマンリブ運動の歴史的動向とその意義――「優生保護法改悪反対運動」を事例に」東北大学文学部日本史専修 2019年度卒業論文.
大森駿之介,2022,「性的マイノリティは「地方」という場所をいかに生きるのか――かれらのライフヒストリーに基づく社会学的研究」東北大学文学研究科総合人間学社会学専攻分野 2021年修士論文.
- 論文
大森駿之介,2025,「地方を生きる同性カップルは「何者」として現れるのかーーある地域に移住したゲイカップルの事例から」『理論と動態』第17号: 90-108.(査読付き)
大森駿之介,2024,「「地方の「周辺」から見る性的マイノリティ団体の活動ーーまだ見ぬ当事者の生を支える実践」『社会学年報』53: 41-54.
大森駿之介,2024,「東北地方におけるトランスジェンダーの経験――それぞれの生を記録する 」『佐野正人・妙木忍編『東アジアのメディア・ジェンダー・カルチャー――交差する大衆文化のダイナミズム』明石書房.
大森駿之介,2023,「地方周辺地域におけるLGBTQと非当事者との『二重の不可視化』を解くーー宮城県北部の活動団体Color Calibrationsを事例として」『東北文化研究室紀要』64: 19-35.
大森駿之介,2023,「『性的マイノリティが「地方」を生きるということ』を捉えなおすーー地域社会で生活するレズビアン・カップルの語りから」『解放社会学研究』36: 32-57.(査読付き)
大森駿之介、2023,「『地方』という場所とゲイ男性のつながりーー『出会い』におけるコミュニケーション・メディアの可能性と制約性」『社会学研究』108: 121-148.(査読付き)
- 書評
大森駿之介,2024,「書評 杉浦郁子・前川直哉著『「地方」と性的マイノリティ――東北6県のインタビューから』 」日本女性学会『女性学』31:126-129.
大森駿之介,2024,「書評 菊池夏野・堀江有里・飯野由里子編『クィア・スタディーズをひらく3 健康/病、障害、身体』日本解放社会学会『解放社会学研究』37: 90-99.
- 学会報告
大森駿之介,「「地方圏」で性的マイノリティとして生きることはどのようなことなのかーー東北地方に住まうある同性カップルの生活実践と場所イメージからの考察」第67回東北社会学会大会,オンライン,2021年7月16-17日.
大森駿之介,「「地方」で性的マイノリティとして生きることとはどのようなことかーーかれらの語りに現れる「場所」と生活」第37回解放社会学会大会,京都女子大学,2021年9月2-3日.
大森駿之介,「性的マイノリティは「地方」をいかに生きるのかーーかれらの語りに現れる「場所」の検討から」2021年度第1回東北社会学会研究例会,オンライン,2022年2月26日.
大森駿之介,「性的マイノリティを「地域社会の一員」として主張することはいかにして可能になるのかーー宮城県北部の性的マイノリティ団体「Color Calibrations」を事例として」第95回日本社会学会大会、追手門学院大学,2022年11月12-13日.
前川直哉・大森駿之介,「地域社会における性的マイノリティへの「支援」を問う――東北の団体の視点から」第69回東北社会学会大会課題報告,東北大学、2023年7月15‐16日.
大森駿之介,「同性カップルが「地域に溶け込む」という現象を考察するーー近畿・四国地方に移住したゲイカップルと地域住民の経験から」国際ジェンダー学会2023年大会、十文字学園女子大学、2023年9月3‐4日.
大森駿之介,「地方におけるLGBTQ人権啓発活動と共振する地元事業者ーー秋田県秋田市仲小路商店街を事例に」第70回東北社会学大会、岩手県立大学、2024年7月13日-14日.
大森駿之介、「『小さな街』のLGBTQ運動と先導する高校生たちーー山形県立酒田光陵高校の有志の生徒による活動を事例に」第71回東北社会学大会、東北学院大学、2025年7月19日-20日.
助成関連
2022年4月-現在 東北大学高等大学博士後期課程学生挑戦的研究支援プロジェクト
(次世代研究者挑戦的プログラム)
社会活動・講演
「地方圏で性的マイノリティとして生きることはどういうことなのかーかれらの生活実践と場所に対するイメージに着目して」、東北大学経済学研究科・経済学部 教育FD「多様な性・アライ研修」 プログラム(2021年6月14日、オンライン)
「多様な性を考える重要性 LGBTQ講座」、主催一般社団法人にじーず・にじいろCANVAS・一般社団法人マザー・ウィング(2021年7月3日、仙台市子育てふれあいプラザ泉中央)※登壇者の一人として講演
連絡先など
shunnosuke.o.98(at)aoni.waseda.jp
・上記(at)を@に置き換えてください。
リサーチマップはこちらからお願いいたします。
https://researchmap.jp/Shunnosuke.O
最終更新時間:2026年05月07日 12時12分56秒
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