哲学・倫理学合同研究室とは?|研究室案内|東北大学 大学院文学研究科/文学部 哲学・倫理学研究室

哲学・倫理学合同研究室とは?/研究室を知るための4つのポイント

哲学・倫理学合同研究室とは?
研究室を知るための4つのポイント

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哲学・倫理学合同研究室とは?

哲学・倫理学合同研究室は、哲学と倫理学の二つの専修・専攻分野が共同で一つの研究室を運営しています。
私たちはこれを「合研」と呼んでいます。かつて文学部・文学研究科には近接した二つの専修が合研という形態をとっていた研究室がいくつもありましたが、現在では、私たちの合研一つだけになりました。
哲学と倫理学はヨーロッパの思想史において常に密接なかかわりを持ってきました。
大まかな言い方をすれば、哲学が物事の真理や本質を探究するのに対して、倫理学は人間の生き方のそれを探究するわけですから、そこにはおのずから共通する課題が見えてくるはずです。
人間を問わない哲学も、事柄の真理を問わない倫理学も一面的なものにならざるをえません。
テキストや資料ひとつとっても共用できるものが多く、有効に活用できます。私たちはそれぞれの専門性を尊重しつつも、協同で研究と教育に携わることの大きな利点を生かしていきたいと考えています。

研究室を知るための4つのポイント

①「知りたい」という気持ちがすべての出発点になる

哲学は「驚き」に始まると言われています。不思議なことや納得のいかないことにぶつかって驚き、その理由や根拠を「知りたい」という気持ちこそ、哲学や倫理学の出発点です。
私たちの生きている世界は、生と死、善と悪、心と体、自己と他者、自由と決定論などさまざまな謎に満ちています。
それらの謎に挑戦し、物事の根本に立ち返って筋道を立てて考え抜くという営みこそ哲学であり、倫理学にほかなりません。

② 哲学と倫理を共に学ぶ意義とは

私たちの研究室は西洋(英、独、仏)の哲学と倫理学を研究の対象にしています。哲学と倫理学はともに「人間」の本質を探究する学問ですが、哲学は認識や存在など理論的側面から、倫理学は道徳や社会など実践的側面から「人間」の謎に迫ります。
しかし、両者は切り離せるものではありません。
異なった視点や切り口をぶつけ合うことによって思いがけない視界が開かれるところに、私たちが合同研究室を形作っている意義があります。

③ 人間の「生」に関わる多様な研究テーマ

哲学や倫理学はおよそ人間の「生」に関わるあらゆるテーマを扱います。
本研究室は現象学や実存哲学の研究に長い伝統をもっていますが、現在は古代から近現代にいたる哲学や倫理学、さらには科学哲学や生命環境倫理学もメニューに加わっています。
また、国内や海外から優れた講師を招いての集中講義やセミナーも売り物の一つです。熟練したシェフやソムリエが提供する多種多様なメニューを存分に味わってください。

④ あなたの輝かしい未来を全力で応援する

哲学や倫理学を学んで得られるのは、物事を常識にとらわれずに「深く考える」力です。
この力を身に着けて社会に巣立った卒業生たちは、教員や公務員はもとより、マスコミや出版社、IT企業や流通産業など様々な分野で活躍しています。
私たち研究室のスタッフは、好奇心と探究心に満ち溢れた皆さんが、困難な時代の荒波に挑戦し、自力で輝かしい未来を切り拓くことをサポートし、全力を挙げて応援します。

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