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東北社会学研究会

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2021年度東北社会学研究会大会「スティグマの可視性/不可視性と権力作用」のご案内

シンポジウムの趣旨のご説明 
 アーヴィング・ゴフマンが『スティグマの社会学』(1963)のなかで、「スティグマ」を属性ではなく、関係を表現する言葉として位置づけたように、スティグマは特定の社会状況や相互行為場面のなかで可視化/不可視化する移ろいやすいものである。ゴフマンのスティグマ論では、そうした視点からスティグマをもつ人々の相互行為戦略やアイデンティティ管理のプロセス、当事者コミュニティの功罪、スティグマをもつ人々に同情的に関与し、スティグマを不可視化しようとする「事情通」と呼ばれる人々の役割などが描き出されていく。そこで明らかになるのは、特定の社会状況が自身の円滑な展開を阻害するものとして特定の行為者や振る舞いをスティグマ化していく微視的な権力作用である。
 このシンポジウムでは、こうしたゴフマンのパースペクティブを一つの参照軸に、外国人児童、犯罪者家族、関節リウマチ患者という一見まったく異なるフィールドにおける事例報告を通して、各事例の固有性をふまえながらも、それらに共通するスティグマの可視性/不可視性をめぐるメカニズムやその権力作用について考察を深めていくことにしたい。金春喜氏には、日本語使用に困難を抱える外国人児童が学校の教員たちによって「発達障害」と診断されていく事例についてご報告いただく。盒狭史氏には、「常人」(スティグマをもたない普通の人)としての自己とスティグマを負う自己の「ダブル・ライフ」を生きる犯罪者家族のアイデンティティ管理の事例についてご報告いただく。山田香会員には、「見えないスティグマ」をもつ関節リウマチ患者が日々の生活場面や身体的負担に応じて、スティグマを見せる/見せないの選択権を行使していく相互行為戦略の事例についてご報告いただく。コメンテーターは、差別研究や質的調査法にお詳しい山田富秋会員におつとめいただく。このシンポジウムがスティグマや差別現象に関する皆様の問題意識や認識を深めるきっかけになれば幸いである。奮ってご参加ください。

  • 報告者・報告タイトル
    • 金春喜氏(非会員・京都大学大学院修士課程修了)「なぜか外国人の子どもに与えられる『発達障害』のスティグマ:〈事情通〉がくつがえす不確実性と不可視性」
    • 盒狭史氏(非会員・名古屋市立大学)「刺青とアイデンティティの社会学――不可視化されたスティグマの身体化」
    • 山田香会員(山形県立保健医療大学)「慢性疾患患者の『見えないスティグマ』が可視化されるとき――関節リウマチ患者のスティグマの露呈と告白、そして、演じ分け」
  • コメンテーター
    • 山田富秋会員(松山大学)
  • 司会
  • 日程(案):12月4日(土)
  • 形式:オンラインリモート開催(Zoomを使用予定)
  • 参加費:無料
  • 参加方法:下記Googleフォームからお申し込みください。

https://forms.gle/DA5sxfzTDuXGcN2A8

Googleフォームにアクセスできない方は研究会メールアドレス宛て

soc-kenkyu*ml.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

に名前、所属、連絡先をお知らせください。

東北社会学研究会からのお知らせ

東北社会学研究会東北社会学研究会は、新明正道元東北大学教授が戦後長らく公職を追放されていたときに、『社会学研究』の発刊(1950年7月)にあわせて、その弟子たちが作り上げた学術研究団体です。現在では、会員数は200名を越え、全国的に展開しています。

機関雑誌『社会学研究』については、雑誌『社会学研究』のページへ。また、バックナンバーの目次は、すべて『研究』既刊号のページで公開しています。

研究会例会のご案内

日時:未定 決まり次第更新します。

入会のご案内

東北社会学研究会規約をお読みのうえ、下記まで入会申込用紙(kenkyu_admission.pdf(1416))を郵送してください。
推薦者欄は直筆で、お願いいたします。メール添付やファックスでは受け付けられません。なお、推薦者にお心当たりの無い方は、その旨ご連絡下さい。

〒980-8576 仙台市青葉区川内27-1
 東北大学文学部社会学研究室
 東北社会学会研究会
 E-mail:soc-kenkyu*ml.tohoku.ac.jp (*を@に変更)
 Tel & Fax:022-795-6034

東北社会学研究会規約

  1. 本会は「東北社会学研究会」と称し、社会学研究の促進をはかることを目的とする。
  2. 本会はその目的達成のために次の事業を行う。
    1. 機関誌「社会学研究」の発行
    2. 研究会、講演会の開催
    3. その他必要と認められる事業
  3. 本会の会員は本会の目的に賛同し、会員2名以上の推薦があり、運営委員会の承認を得た者とする。
    • 会員は本会の事業に参加し、機関誌「社会学研究」および研究会において、その研究を発表することができる。
    • 会員は機関誌代を含め、年額5,000円を納入しなければならない。
  4. 本会には次の役員をおく。
    • 会長 1名 地区委員 若干名 運営委員 若干名 監事 2名
    • 役員の任期は2年とする。ただし重任は妨げない。
    • 会長は運営委員会において推薦し、総会において承認する。
    • 運営委員は会員中より選出し、総会において承認する。運営委員は運営委員会を構成し、庶務、会計、編集の実務にあたる。
    • 地区委員は支部の運営を担当する。
    • 監事は運営委員会において推薦し、総会において承認する。
  5. 総会は年1回開催する。
    • 総会の議決は出席会員の過半数の賛同によって決するものとする。
  6. 本会の経費は、会費、基金収入、寄付金、その他の収入を持ってこれにあたる。
  7. 本会の事務局を東北大学文学部社会学研究室におく。
  8. 本会は各地に支部をおくことができる。
  9. 本会の規約の変更は、総会の議決を必要とする。

役員・運営委員会構成

  • 会 長

永井彰

  • 監 事

小林一穂 / 大井慈郎

  • 庶務委員

小松丈晃 / 磯崎匡

  • 編集委員

山尾貴則 / 松井克浩 / 林雄亮 / 篠木幹子 / 菅原真枝 / 木村雅史 / 眞田英毅 / 下窪拓也 / 我妻秀栄

  • 会計委員

田代志門 / 高橋知花

歴代会長


最終更新時間:2022年05月06日 15時07分41秒

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